6月11日、沖縄防衛局は、造成を進めていたK8護岸から埋め立て用土砂の陸揚げを開始しました。これは、全く違法な作業であり、直ちに中止しなければいけない暴挙です。同護岸の周辺には移植すべき貴重なサンゴが生息しており、このまま作業が続くなら、サンゴが死滅することも考えられます。
そもそも、辺野古新基地の一部である護岸を埋め立て工事のための土砂陸揚げ桟橋に使うことは事前に提出された計画書にはなく、県からも中止を強く指導されていました。1昨年から行っているK9護岸からの埋め立て土砂、石材の陸揚げ自身も違法であり、県から再三中止するよう指導を受けており、県が昨年行った埋め立て承認取り消し理由の一つでもあります。
こうした県の指導を平然と無視し白昼堂々と違法な作業を続けている防衛局は、まるでならず者であり、沖縄に基地を強要する安倍政権のありようそのものです。
私たちは、くり返される政府・防衛省の違法で沖縄の民意を踏みにじる行為を断じて許すことは出来ません。この怒りを首相官邸にぶつけ、違法工事の中止を強く求めていきましょう。