1972年生まれ。山口県周南市出身。
大阪大学大学院助手、同助教、島根大学講師を経て、2011年11月より室蘭工業大学大学院准教授。
憲法24条、アフガニスタンのジェンダーに基づく暴力、シンガポール家族法、DV法制等を研究している。
最近の著書として、『公文書は誰のものか?』(共編著、現代人文社、2019年)、『自衛隊の存在をどう受けとめるか』(共編著、現代人文社、2018年)、『右派はなぜ家族に介入したがるのか:憲法24条と9条』(共著、大月書店、2018年)等がある。
清末さんは、『右派はなぜ家族に介入したがるのか』(共著、大月書店、2018年)の中で、「天皇主権国家であった大日本帝国の抑圧的な体制は、軍事主義や植民地主義、および男性優位の秩序に基づく家制度や妻に対する夫の支配権である夫権に代表される家父長支配・性支配により築かれてい」たので、「非暴力を共通点とする(今の日本国憲法)24条と9条が憲法の平和主義の両輪である」と論じておられます。
清末さんがかかわっておられる、パレスチナやアフガニスタンなど世界の厳しい現実と照らし合わせながら、天皇の代替わりや選挙の先に狙われている「改憲」をはじめとする日本の政治状況に対する警鐘を鳴らしていただきたいと思っています。