※事前予約制 オンライン(Zoom)参加も可
マイナンバーをめぐっては、個人情報の一元管理が憲法違反だとして全国各地で裁判が争われていますが、その一方、行政機関でマイナンバーを利用する事務は増え続けています。コロナ禍での定額給付金の給付が手間取ったことを口実に、銀行口座との紐づけも検討されています。
マイナンバーカード(以下「Mカード」)は、当初、政府は「2020年までに8千万枚交付」という途方もない目標を示していましたが、実際には遠く及ばず2千万枚程度にとどまっていました。
ところが、コロナ禍で休校・休業・在宅勤務や外出自粛ムードが拡がる中、インターネットを介したオンラインでのショッピング・決済(支払)・会議・授業…等々が急速に拡大。マイナポイント還元などもあって、Mカードの交付が急増しています。
さらに、来年4月から健康保険証として利用可となるほか、運転免許証としての利用や、スマホにMカードの個人認証機能を搭載するなどの構想も示され、利用範囲が拡大されようとしています。
急激に動き始めたマイナンバーとMカードについて、政府はこれまで何をしてきたのか、またこれから何をしようとしているのかを改めて整理し、マイナンバーやMカードの利用範囲の拡大が、私たちに何をもたらすのかを考えます。
■ 日 時:2020年12月1日(火)午後7時から
■ 場 所:豊中市立中央公民館 3F視聴覚室
〒561-0802 大阪府豊中市曽根東町3-7-3
阪急宝塚線「曽根駅」徒歩5分
地図→https://tinyurl.com/s8ozgnp
※事前予約制
※オンライン(Zoom)参加も可
参加申込・問合せ:
TEL 06-6846-8358
E-mail k-makoto@wave.plala.or.jp
■ 講 師:黑田充さん(自治体情報政策研究所)
1958年大阪市生まれ。自治体情報政策研究所代表。大阪経済大学非常勤講師(地域情報論)。大阪府立大学工学部電気工学科卒業後、松原市役所に就職し税務などに携わる。1997年に退職し立命館大学大学院社会学研究科へ進学、修士号取得。
主な著作:
必要なのは、あなたの名前ではなく国民番号…たとえばそんな未来
あなた自身よりもコンピューターがあなたのことをよく知り、コンピューターに評価され分類される。そんな“超”監視社会をマイナンバー制度は作ろうとしています。コロナ禍で再注目されたマイナンバーカードだが、その現状はどうなっているのか。問題は「番号が漏れたら恐い」「カードを落とすと危ない」ではない。健康保険証になると持たない自由は無くなる。やがて個人情報が集められプロファイリングされ選別される。
■ 参加費:500円
■ 主 催:
木村真とともに豊中を変える会
監視管理社会化に反対する市民ネットワーク(カンカンネット)