新型コロナウイルスのパンデミック、気候危機、生態系の危機が全地球を覆う中、私たちがめざしてきた新自由主義グローバル化に対抗する「もう一つの世界」、資本主義に代わるオルタナティブはますます切迫した課題となっています。
ミシェル・レヴィーは従来のソ連・中国型の生産力主義や官僚独裁の社会主義ではなく、「エコロジー社会主義」を提唱し、世界的な論争をリードしてきました。今年8月に日本語版が刊行された『エコロジー社会主義 気候破局へのラディカルな挑戦』は、近年におけるマルクス主義をはじめとする社会主義の理論とエコロジーの理論の発展を俯瞰し、脱成長論やグリーンニューディールなどの議論、世界社会フォーラムやクライメートジャスティス(公正な気候変動対策)運動、反開発の運動などで提起されてきた問題にも触れながら、エコロジー社会主義の基本的な考え方を提示しています。
この講演・討論会では、同書の翻訳者であるATTAC関西グループの寺本勉さんの講演をうけた後、会場からの意見・提言などを通じて問題意識を共有していきたいと考えています。ぜひご参加ください。
■ 日時:2020年12月19日(土)13:00開場、13:30開会
■ 会場:エルおおさか南館 734号室
〒540-0031 大阪市中央区北浜東3-14
谷町線・京阪電鉄「天満橋駅」より西へ300m
堺筋線・京阪電鉄「北浜駅」より東へ500m
http://www.l-osaka.or.jp/access/
■ 参加費:500円
■ 主催:「エコロジーと社会主義」講演・討論会実行委員会
連絡:ATTAC関西グループ info@attac-kansai.com
または090-4280-3952(喜多幡)