群馬県草津町で新井祥子元町議が町長からの性暴力被害を訴え、リコールされた事件は、性暴力被害だけでなく地方自治の問題としても大きな衝撃を持って受けとめられています。
日本では国会・地方議会を問わず、議員のジェンダーに著しい偏りがあります。また、2000年代のジェンダー・バックラッシュを経て、多くの地方議会には性差別的な右派の存在感が目立つようになっています。一体、草津町で、そして日本各地で、なにがおきているのでしょう。
#me too が広がれば、最後には私たちは性暴力と国家の関係に行き当たります。性被害の訴えがリコールで封殺されるという事件は、社会が本当に民主的でなければ、性暴力に対する取り組みも進まないという事態を浮き彫りにしました。
個人が被害回復を求める時、たとえそれがたった一人の訴えであっても耳を傾けられること、それこそが少数派の声を無視しない民主主義なのではないでしょうか。
今回の緊急講座では、草津町のリコール問題を取材されてきた、ジャーナリストの林美子さんをお招きし、ジェンダー、性暴力と民主主義について考えます。
オンラインでの開催です。どうぞいらしてください!
■ 日程:2020年1月29日(金) 19:00~21:00
■ 開催形態:オンライン(Zoom)、録画配信あり
※イベント開催時刻までに、お申し込みいただいたメールアドレス宛にZoomの情報をお送りいたします。Zoom入室の際には、必ず登録いただいたお名前でご参加くださるようお願いいたします。
※イベント開催後、準備ができ次第録画映像をお送りいたします。こちらの視聴期限は2週間です。
■ お申し込み:
Peatixのページ(https://femizemi-kusatsu.peatix.com/)から
■ お話:「草津の女性町議リコール問題に見るジェンダーと民主主義」(仮)
講師:林美子さん(ジャーナリスト)
講師プロフィール
朝日新聞を2016年に早期退職。2017年、お茶の水女子大学大学院に入学し、現在、博士後期課程在学(ジェンダー学際研究専攻)。2018年、「メディアで働く女性ネットワーク」(WiMN)の設立に携わる。
■ 参加費
[一般]1500円
[学生/ふぇみ・ゼミ寄付者]1000円
[2020年度後期ふぇみ・ゼミ生]500円