公式サイト:https://gendaipro.jp/yajimakajiko/
上映情報 [2022年8月10日現在]
これからの女性は、使命を持って生きてください。
使命とは、命を使うことです。
自分の命は、自分で使うのです。
ー矢嶋楫子
天保時代の1833年、洗濯のたらいも男⼥で分けるなど、男尊⼥卑の社会の中、現在の熊本県に⽮嶋楫⼦(やじま・かじこ)は⽣まれました。25歳の時に結婚をした武⼠の夫は酒乱で、抱いている⼥の⾚ん坊に向けて⼩⼑を投げるなど、家族への度重なる乱暴に⾝の危険を感じた楫⼦は、末の⼦を連れて家出し、離縁状を叩きつけます。
離縁後、上京して⼩学校の教員になった楫⼦は、ミセス・ツルー(Maria T. Pitcher True[1840-1896])というアメリカ⼈の女性宣教師から、⼥学校の校⻑先⽣の仕事をすすめられ、現在もある⼥⼦学院の院⻑となります。そこで楫⼦は生徒たちに「自分で自分を治めなさい」と説き、すべての校則を撤廃しました。
さらに楫⼦は、⼀夫⼀婦制、婦⼈参政権、禁酒、廃娼運動など、多くの活動に関わり、90歳のときにはアメリカで世界平和を強く訴えました。明治⼤正という、⼥性が⼀⼈の⼈間として尊重されることのなかった時代に、⼥⼦教育に⼒を注ぎ、⼥性解放運動に⽣涯を捧げた⽮嶋楫⼦の⽣涯を描きます。
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あなたは使命を持って生きていますか?
いま、なぜ 矢嶋楫子なのか?
いまだに女性蔑視がなくならない日本で
映画「われ弱ければ 矢嶋楫子伝」が私たちに伝えるもの
天保に生まれ、明治・大正時代に生きた女性解放運動の先駆者、矢嶋楫子。
三浦綾子著「われ弱ければ 矢嶋楫子伝」を原作に、メガホンをとるのは、日本最高齢、90歳の女性映画監督、山田火砂子。
主演の常盤貴子演じる楫子は女子学院やキリスト教矯風会を作り、一夫一婦制、婦人参政権、禁酒、廃娼運動、アメリカでの軍縮会議に参加など数多くの功績を残す。著者、三浦綾子が、「もっと早くに、矢嶋楫子を知っていたならば、私の人生が大きく変わっていた」という言葉も残している。
これまでに、知的障害児教育の母、石井筆子を描いた、常盤貴子主演「筆子・その愛ー天使のピアノ」や、日本初の女性医師、荻野吟子の生涯を描いた、若村麻由美主演「一粒の麦 荻野吟子の生涯」など、明治大正期にかけて活躍した女性達を映画化してきた山田監督。女性解放運動に捧げた矢嶋楫子の生涯を、現代を生きる女性達へのメッセージを込めて作り上げた本作。
2022年2月より全国で上映中。
原 作:三浦綾子「われ弱ければー矢嶋楫子伝」(小学館)
監 督:山田火砂子
キャスト:常盤貴子 石黒賢 渡辺いっけい キャロリン愛子ホーランド 渡辺大 藤吉久美子 竹下景子
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