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前のエントリーで紹介していた「法政大学、安東学生部長への抗議文」ですが、先日、皆様からいただいた抗議の声とともに、郵便局を通じて法政当局と安東祐希氏に叩きつけてまいりました。賛同者とすべての皆様に対し、ここにご報告いたします。
送付物は書留・配達証明付・速達にて発送いたしました。手違いで一日遅れの28日の発送になってしまいましたが、その分、27日によせられた賛同署名とコメントも含め、147名の連名での抗議となりました。

安東祐希氏への送付内容は、1)以下に掲示してある「送り状」、2)抗議文の本文、3)抗議文への賛同者名簿147名、4)賛同者からのコメント、の4点です。なお、この郵便は3月29日15時17分に配達が完了したのを確認しています

引き続き、賛同署名を募っています。ある程度集まった所で、第二次、第三次と叩きつけていく予定です。
さらに!さらに!一人でも多くの抗議の声を届けましょう

同封した「送り状」の内容

「抗議する有志」サイトに掲載したものです

法政大学学生部部長 安東祐希 殿

前略。

私達147名はその連名にて、去る3月14日に貴職の言論抑圧に反対していた学生29名を、貴職らが公安警察との綿密な打ち合わせの上で逮捕させた件につき、厳しい抗議の意思を表明いたしたく、本状を差し上げるものです。私達の意志は、本状に同封いたしました抗議文を通じて表明されておりますので、内容をよくご検討の上、早急に行動をとっていただきたく、ここに要請いたします。

なお、この抗議文は、学生達が釈放される以前の3月19日、インターネットの個人サイト上に、たった二人の無名の個人が呼びかけて公開されたものです。このため、学生達が釈放された現状にあわない表現が若干含まれておりますことをお断り申し上げます。すでに多数の方々に賛同いただいており、その方々すべてに連絡をとって文案を修正することが困難なため、公開当時の原文のままご送付いたします。ただし、私達がこの抗議文を通じて貴職に要請したことの趣旨は、現在でもまったく変更する必要はないと考えております。

とりわけ貴職によく認識していただきたいのは、この、いわば無名の個人サイトにひっそりと公開されたに過ぎない貴職への抗議文は、ネット上で大きな反響を呼び、わずか一週間で147名もの賛同を得るにいたったということであり、さらにいくつものサイトが転載、リンクなどの形で協力を申し出ていただく中、今も広まり続けているということです。疑われるのなら、貴職の氏名でネット検索をしてみて下さい。すぐに貴職への抗議文を掲載しているサイトが何件も見つかるはずです。そして、これは今も増え続けています。これは私達が意図したことではなく、自然発生的に広がり続けているのです。

すでにインターネット等で流通している情報によりますと、貴職は自らの行為を反省し、学生とその家族に謝罪するどころか、学生達が釈放された直後、あわてふためいて彼らに「自宅謹慎」を命じて学内に登校させないという姑息な「処分」を下したとされています。ネット上ではこの措置への怒りの声があふれおり、私達も全身が震えるような憤りをもって、すべての人々と共にこの怒りを共有します。このような行動は、貴職にとって、まさしく恥の上塗りとしか言いようのないものであり、火に油を注いでいたずらに問題を拡大し、貴職をますます窮地に追い込むものでしかありません。即刻撤回するべきです。

私達は、貴職には、言論と自由の府である大学内において、学生達を不当な言論抑圧から守り抜く、神聖な使命があると考えます。そして貴職の今後の行動は、すでに多くの大衆が注視していることを片時も忘れないでほしいと思います。

私達は闇雲に貴職を非難する者ではなく、貴職がその使命を全力で果たされんことを祈念している者であることをご理解ください。
お返事お待ち申し上げております。

早々。

法政大学に抗議する有志147名一同より

コメントを見る

  • >>土岐幸一さんへ
    自らの精神を豊かにしたいとはだれでも古今東西の若者皆思うものですよ。

    ただ現実というものを直視しなければいけません。自分の場合、世界に誇る日本の製造メーカーの戦力に志願すべく、そういった物を捨てた若者の1人です。

    精神的な豊かさを求める人は他の人たちに任せます。その人たちが楽しめるよう、自分はなりふりかまわず努力するそれだけです。技術者志望とはそういったものでしょうに。

  • アッテンボロー氏のブログでこの事件を知り、賛同表明およびカンパをさせていただきました。学生の謹慎処分解除および大学側の全面的謝罪表明が出されるまで、闘いは終わらないのですね。もう少し、カンパのほう、協力させていただくつもりです。コレくらいしか、協力、お手伝いできないので。。。

  • 草加さん、「叩きつけ」行動、本当にお疲れさまです。
    私もアッテンボローさん達の抗議声明に名前を連ねた一人ですが、今後もカンパ等の形で抗議行動に協力できれば、と思っています。

  • >>エントリーマニアさんへ
    そうですか。それなら何も言いません。
    しかし、技術者になるため、4年間も“ハローワーク”に通わなければならない人生って何でしょうね。

    あ、回答はいいですよ。
    頑張って、自分の信じた道をお進みください。

  • 技術者になるには4年でなく6年です。さらに”ハローワーク”中に世界的に認められるデータを1つは出さなくてはいけません。

    よく迷いはありますが、そういうもんでしょう今の時代。特に2003年の地獄を知っているものには、文句言うならやめろってところです。

    かってに頑張りますんで、よろしこです。

  • エントリーマニアさん、内々定を得られたそうで、おめでとうございます。
    希望する職種に進めるのですから、今のところ、充分に恵まれた人生をすごしておられると思います。これからも頑張ってください。

    いろいろとさめたような諦めたような、ニヒリスティックな言い回しと、なんだか自分が苦労していて不幸っぽいような書き方をされておられるのが少し気になりますが、「物つくり」を志す人は、「金ころがし」を志すタイプの人より、個人的には好感を持てます。「他の人たちが楽しめるように自分はなりふりかまわず努力する」という決意は、賛否は別にしても、決して軽蔑されるようなものではないと思います。

    自分のことはあまり言いたくありませんが、はっきり言って、私は今後インターネットを続けるのも困難が伴うくらいの生活水準です。ネット以外の趣味嗜好贅沢はすべて絶っています。一日18時間くらいはざらに働いています。
    それでも住むところと職があって、ご飯も食べられるし、本なら図書館で読めるし、子供は元気だし、私は充分に幸福な環境だと思っています。そして「心を豊かにする」方法なら、こんな生活の中でも、いくらでもあると思っています。

    今は奇麗事に聞こえるだけかもしれませんが、エントリーマニアさんもあまり思いつめず、気持ちを楽にして考えて人生を歩んでください。どんな環境でも、自分が選ぶべき道は無限に提示されているのですから。

    「人は自己に解決可能な問題だけを自己に提示する」でしたっけね?>土岐さん。マルクスの言葉です。「こうしたいなあ、こうなったらいいなあ」と考えた瞬間に、本当はその解決の方法を自分は知っているのに、ただ知らないふりをしているだけだ・・・私はそんなふうに解釈しています。

  • >「人は自己に解決可能な問題だけを自己に提示する」でしたっけね?>土岐さん。

    そうですね。
    正確には覚えていませんが、内容上は問題ないと思います。
    草加さんは、いい人ですね。
    私は例のカンパ運動で、環境保護運動に関与している若い女性と話をした時に、管制塔占拠がアルカイダのテロとか、マルクスといえば浦和レッズのマルクス・トゥリオーしか思い浮かばない話を経験しているので、前提が措定されにくいやり取りについては、努めてさけるようにしました。
    こちらが疲れてしまうので。

    ただ「大学は職安なんですよ。今の時代」とか、「そういうもんでしょう今の時代」とか言う彼の言葉の背景に、諦念、諦観のようなものがあると思うし、そこから来るシラケを表明していると感じます。
    総じて、閉塞感があるのではと思います。

    私などは「そういう時代、社会は人間がつくり出したもの。そうだったら、人間が変えることだって出来るだろう?」と、考えます。
    そして、できれば一緒に変えて行こうじゃないかと呼びかけます。

    私が語れるのは、精々ここまでです。
    お粗末。

  • 法政大学への抗議文送付、ごくろうさまでした。
    僕の仕事仲間でも今就職に苦しんでいる若者がおります。
    彼らが「あしたのジョー」や「巨人の星」をテーマに喋ってるのを聞いて、
    ここ10年、スポ根マンガが皆無だということに気づかされました。
    「あしたのジョー」も「巨人の星」も現在20代の彼らがタイムリーには知らない
    マンガのはずです。
    そもそも「翼くん」や「スラムダンク」も前提ははじめから天才少年の物語。
    努力して夢を勝ち取るなんてお伽噺とはじめからあきらめるしかない。
    せめて安定と身分保障を得るために就職は考えられているが、
    それだって自信はないんだよね。
    当然、社会に目を向けるなんて余裕もない。
    警官にでもなろうかな、採用されやすそうだし、なんて彼らの考え方には、
    「小学生が将来の夢として警官を志すのは良いことだ。
    ドラマとかの影響で正義の味方だと思っているんだからね。
    だけど、小学生が、いい女をシャブ漬けにして売り飛ばして、
    お金持ちのヤクザの親分になりたいですと言ったらどうか?
    社会の仕組みを知ったおとなのキミ達が警官になりたいってそういうことだよ」
    と教えてあげたら、半分くらい理解してくれたみたいです。
    だからエントリーマニアさんの人生の選択には心から僕もエールを送る。
    与えられた環境のなかで誰もが最善を尽くし、幸せを希求してほしいと願います。
    僕も、そのように生きたいです。
    困難に直面したら、真っ白に燃え尽きるまで、たたかうのみです。
    それが若い時期の僕が経験から学んだ生き方だと思っています。
    そして、ともに不正や困難とたたかった仲間は、信用していいんだってこと、
    エントリーマニアさんに、わかってもらえたら、僕は幸せです。
    今回の法政大学への抗議行動で僕達は世代を超えて「同志」だろ?

  • >>エントリーマニアさんへ

    内々定おめでとう。自分も内々定ゲットです!自分も輸送機械メーカ、開発職配属コースです。平均年収712万、早期離職率2.1%ですね。労働組合もなあなあ見たいです。
    市ヶ谷のネタは神楽坂でも時々聞きますが、就職活動と研究活動に支障がないことを切に願います。自分は志望が重電がメインですから、だいたい600万前後でしょう。4月末ぐらいまで悔いないよう頑張りますね!僕は職安4年目で体験した地獄の雪辱を晴らす予定なんですよ(~ー~)ニヤリ。

    エントリマニアさんもファイトです。
    ただ、沈む船にたとえるならエントリマニアさんは船底でも機関部の人だと思うけど、その下には僕のような釜焚きの人間がいることを忘れないでください()^o^)船が沈まないようお互いがんばりましょ!

  • 僕がなぜ就職成功できたか?

    それはそこそこ学歴が良かったり、成績が優秀だったり、昨年から始めたってものがある。
    大学院生同士で密に協力し合ったとかもある。

    ただ僕はそうそうに条件の良い内々定がとれた最大の理由。
    それは今が夢が無い時代、つまり未来に希望が持てない時代のお陰だと考えている。
    そんな時代がニートやフリータ、引きこもり、オタクを生んでくれたお陰だと思ってる。

    もし昭和30・40年代のごとく未来に希望が持てて、日本全体がイケイケだったら、彼らのほとんどは世に言うまっとうな道というのを歩んでいたはず。
    特にオタクと呼ばれている若者たちは、日本の科学技術を担う重要な人材になったと思う(少なくとも素質は充分と見ている)。

    もしそういうイケイケ時代で彼らが本気に力を発揮したら、僕は少なくとも俗に言う三流大学に通い、成績も中程度、大学院の枠は貰えず、年300万円以下の特定派遣業界の工場勤務に内定していたと考えられる。ようは自分たちがその程度の人材なのだという意見は根強い。

    大学が職安、ハローワークというエントリーマニアさんの考えについて僕は大賛成です。本来夢を語り、精神を磨き、正義を追求できる余裕の無い若者である以上、自分の持ちうる強みを伸ばし地道な努力を行い有能な凡才を目指すのは当然の帰結だと考えます。その前には文化教養なんて泣いて逃げ出します。

    逆に、こういう僕にチャンスを与えてくれた、「夢の無い、未来の無い時代」には感謝しています。釜焚きに志願すると決めたんですから。釜焚きでも今のところ満足です。
    できれば、甲板に上がって無責任に「船が傾いてるぞーー!」とかいうこともやってみたかったです(今のところやる気はありません、悪しからず)。