投稿者: 司 宮二
辺野古新基地反対派の最有力候補がついに出馬に動く?
仲井真知事も三選出馬したいようだが、反対派が一本化に成功すれば、裏切り者の仲井真に勝ち目はあるまい。ただ都知事選の経緯などを見ていると、本当に共産党が保守系の翁長一本化に同意できるのか正直不安でもある。
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翁長氏、知事選出馬の意向 自民市議団、あす要請
(琉球新報/2014年6月4日)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-226459-storytopic-3.html
翁長雄志那覇市長(63)が11月に想定される県知事選に出馬する意向を固め、複数の関係者に伝えていたことが3日、分かった。
翁長氏については県議会野党の選考委員会が有力候補に挙げているほか、那覇市議会の自民党市議団が同日、出馬を要請する方針を決定した。経済界有志などにも擁立の動きがある。
自民党県連はまだ知事選への対応を決めていないが、仲井真弘多知事の3選出馬を軸に、米軍普天間飛行場の辺野古移設を容認する現県政の路線を継承する候補を模索している。
(…中略…)辺野古移設に反対する立場の翁長氏に対しては与野党から出馬を求める声があるが、正式な要請は新風会が初めてとなる。
ただ新風会の動きを受け自民党県連は3日、緊急の役員会を開き、同会を含む党所属議員に対し、翁長氏への出馬要請の取りやめを求める方針を決定した。自民内で県連と市議団の対立が鮮明になった。
(…中略…)新風会は自民県連が辺野古移設容認に転じた後も、移設反対を掲げてきた。仲井真弘多知事が埋め立てを承認した後の1月の市議会臨時会では安倍晋三首相に辺野古断念を求める意見書に賛成し、3月に県連から役職停止処分を受けた。(後略…)
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翁長那覇市長、沖縄知事選出馬の公算
(沖縄タイムス/2014年6月4日)
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=71730
那覇市議会与党会派の自由民主党新風会(金城徹会長、11人)は3日の議員総会で、11月予定の知事選に向け、翁長雄志那覇市長(63)に出馬要請することを全会一致で決めた。5日に要請書を手渡す。9月をめどに受諾する可能性が高い。金城会長は「市政の課題を一つ一つ克服した行政的な実績と、これまでの政治的な実績を考慮して要請することに決めた」と述べた。革新政党などからも待望論が強まる中、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する保守層が具体的に動くのは初めて。
翁長氏への出馬要請の理由について、金城氏は「(翁長氏は)保守革新の対立軸を超え、保守本流の政治家でありながら、これ以上の米軍基地の受け入れは駄目だと言うことを明確に打ち出してきた」とし、建白書の運動の中でオール沖縄をつくり出したことを「政治的実績」と高く評価。「日米両政府が辺野古の埋め立てを進める中で、それを覆すリーダーは翁長市長以外にいない」と強調した。
(…中略…)市議団の動きを受け自民党県連は3日、緊急役員会を開催。県連として知事選の対応が固まらない中で、事前調整のない要請は県連方針に反するとして市議それぞれに要請しないよう文書で求めることを決めた。(後略…)
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仲井真知事、3選出馬前向き 来月にも進退表明
(琉球新報/2014年5月31日)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-226268-storytopic-3.html
仲井真弘多知事は30日の記者会見で、11月に想定される知事選に向けた進退表明の時期について「議会で表明するのが普通になっている。6月というのもあり得ないことではない」と述べ、早ければ6月下旬に開会する県議会定例会で表明する考えを示した。進退については「県政与党の自民党、公明党、大勢の支援者と意見交換している」と説明。その上で「私が候補者になり得るのか、名乗りを上げるのか、今の段階で全く決めていない」と述べるにとどめたが、関係者によると知事は3選出馬に向けて前向きに検討している。
会見で知事選に関して「基地問題は大きな課題だが、教育、医療福祉、産業振興、離島振興もどれも重要だ。みな全て同じ重さの課題だと考えている」と述べ、多くの政策課題について総合的に判断されるべきだとの認識を示した。
辺野古埋め立て承認に際し、政府に求めた米軍普天間飛行場の5年以内の運用停止や牧港補給地区の7年以内の返還などについて「政府から回答をもらい、首相も入った閣僚全員からの約束だと考えている。誰が県知事であってもこのまま続くと思う」と話した。