投稿者: 司 宮二
自衛隊、オスプレイ導入へ…離島防衛に新隊検討
(2013年8月20日読売)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130820-OYT1T00557.htm
政府は、2015年度にも米軍の新型輸送機オスプレイを自衛隊に導入する方向で検討を開始した。複数の政府関係者が20日、明らかにした。南西諸島など離島の防衛強化をにらんだもので、防衛省は今月末締め切りの14年度予算の概算要求に調査研究費約1億円を計上し、国内の配備場所など本格的な調整を進める考えだ。
防衛省は、離島防衛を担う水陸両用部隊を自衛隊に新設することを検討しており、こうした部隊の輸送にオスプレイを活用したい考えだ。政府が年末にまとめる新たな「防衛計画の大綱(防衛大綱)」や、今後5年間の防衛力の整備方針を定めた「中期防衛力整備計画(中期防)」に15年度の導入を打ち出す方向で調整している。
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自衛隊にオスプレイ導入 尖閣防衛で機動力強化 新大綱で自民提言へ(2013/05/16共同通信)
http://www.47news.jp/47topics/e/241456.php
自民党は15日、政府が今年新たに策定する長期的な防衛力整備の指針「防衛計画の大綱」に向けた提言案に、米軍新型輸送機オスプレイの自衛隊導入を盛り込む方針を固めた。安全性への不安が指摘されるものの、中国が領有権を主張する沖縄県・尖閣諸島を含めた離島防衛のため、オスプレイ導入による機動力強化が必要と判断した。
同党は17日に開かれる安全保障調査会・国防部会などの合同会合で提言の骨子案を示し、月内の取りまとめを目指す。
オスプレイをめぐっては、3月の衆院予算委員会で小野寺五典防衛相が「離島からの患者搬送で大きな威力を発揮するのではないか」と導入に前向きな考えを表明。防衛省は2013年度予算に導入を検討するための調査費800万円を計上している。
自民党は提言で、尖閣諸島など沖縄県の南西諸島に自衛隊が展開する際に、初動段階で迅速に輸送できる体制の必要性も指摘し、オスプレイ導入の動きを後押ししたい考えだ。民主党政権時代に策定した現大綱の基本方針「動的防衛力」についても、「強靱(きょうじん)な動的防衛力」に変更し、自衛隊の機動的な運用や輸送力の強化を求める。
ほかに、陸上自衛隊の全国の部隊を一元的に運用できる「総隊」を設置することや、防衛費を中長期的に対国内総生産(GDP)比率で米国やドイツ並みに増額することも明記する。
東アジアの安全保障環境については、北朝鮮の核・ミサイル開発や中国の軍事費増強を受けて、悪化しつつあると分析。大震災も含めて複数の緊急事態が同時に発生することを想定する必要性も訴える方針だ。