11日の叩きつけ行動の際、私たちを「取り締まり」にやってきた警視庁公安と機動隊は、国交省から合同庁舎の敷地内に入れてもらえず、逆に元被告らと共に登場した私たち200人の支援者の全員は、詰めかけた報道陣は全員が庁舎敷地内に入って打ち合わせ、集会、意思一致や挨拶をおこない、最後まで行動を貫徹しました。
門の外に締め出されて、敷地内で横断幕を広げて行動をしている私たちを、文字通り唇を噛んで、ものすごく悔しそうに見ていた機動隊や公安の顔が今も忘れられないです(動画)。そのおかげで国交省は「穏便に」終わらせることができたのですからその判断は正しかった。公安さえなければだいたいは穏便に済む。
それくらいは全くもって当たり前のことであり、公安の介入をまねいて混乱するのをさけるのも本当に当たり前のことです。公安と機動隊が入れなかったせいで、いつもと違って平穏にすんだので気がつかなかったのですが、公安らにしてみたら、排除も弾圧も何もせずに自由にやらせるなんて、きっと「とんでもないこと」だったんですね。
以下に転載したまっぺんさん経由の情報を読めば、この光景がすごく理解できます。滑走路延伸をすすめる空港会社と国交省は、運動への燃料投下を恐れ、このまま時効を理由に見て見ぬふりをしてすますつもりだった。それを自分たちの面子と私怨のためにすべてを強引に台無しにしたのが警察庁。 空港会社と国交省にしてみれば「どうしてくれるんだ!もうお前らなにもするな!」の図だったわけです。
あの公安のとまどった顔と、門の外に締め出された機動隊の悔しそうな顔を思い出すにつけ、やはり私たちは勝ったんだなあと、しみじみと思います。
四トロ掲示板 投稿日:11月12日(土)16時53分43秒
昨日の集会のあと、二次会に誘われて飲みに行きました。飲みながらお互いにいろんな話をしましたが、その中でいろいろ「ヤバイ」話なども出ました。その中のひとつが、今回の損賠の「仕掛け人」が誰かが判明した事です。
これは情報源は絶対に明かすことは出来ませんが間接的ではなく確実な直接情報です。ぜひバクロしておきたいと思います。被告団はこの情報を掴んだ時、「ああなるほど、そうだったのか」と全ての謎が氷解したそうです。
損害賠償訴訟が間もなく時効を迎えようとした時に、これを阻止し強制執行させるように強硬に圧力をかけたのは警察庁だったそうです。また当事者の交渉で丸く収めるのを阻止する為に新聞に暴露したのも警察です。
空港会社と国土交通省は、現在も進められている二期滑走路の延長工事を進めるにあたって、反対派を刺激するような事は一切やりたくない立場にあり、時効によって元被告達には何事もなく闘争の舞台から穏やかに消え去っていってほしかったのです。
今後どこでどんな報復を受けるかを考えた場合、国や空港にとって1億程度の「はした金」のために、強制執行に訴えてまで無理に事を荒立てるのは得策ではありません。
こちらの代表団が1万円札で1億の現金をもって国交省へ叩きつけに行き、席についた時、相手は驚くほど低姿勢でにこやかに対応し、また金額を全部数え終わらない内に取り下げ確認証を渡すなどの対応に驚いたそうです。
しかし警察にしてみれば、話はまったく違ってきます。
全国の地方警察からの総動員によって1万4000人態勢で望んだ空港警備体制は5ゲート、8ゲート、9ゲートと次々に突進・侵入する攻撃によってズタズタに寸断され、 更には突然出現した管制塔突入部隊に驚いた警備本部は、襲撃対象は自分たちかと錯覚しちりぢりに逃げ散り、そのために全体の統制指揮が崩壊するという醜態を演じたばかりでなく、ついに管制塔も破壊され、 警察の面目が丸つぶれにされてしまった事に根深い恨みを抱いていたからです。
彼らのその恨みは被告達の人生をずたずたに引き裂いても飽き足らないほどだったのでしょう。また、そこには損賠の強制執行によって今後空港に及ぶかも知れない危険などには意に介さない官僚独特の視野の狭さが顕れています。
国家的利益よりも自分の立場を優先する警察の強硬姿勢が今回の損賠攻撃の根幹にあったわけです。
しかし我々はそれをはね返す事ができました。警察官僚は今ごろ唖然としている事でしょう。地団駄踏んで悔しがっている事でしょう。さらに気の毒なのは国交省と空港です。
忘れてしまいたい古傷が警察のメンツのためにまたまた傷口を切り開かれ、無用な恨みを全国から買ってしまったわけですから。
1億円もの金が短期間に集まったこと自体、それほどに全国から三里塚空港への敵対心が燃え上がっている事を証明するものであります。国交省・空港会社は冷や汗をかいている事でしょう。この先の不安が更にましている事でしょう。
そう。その不安は当たっている! われわれはこんなにたくさんのカンパを被告たちを救うために出した。しかしその分だけ、政府・空港への恨みは増した。いつかこの恨みを晴らしてやろうではないか!