近年、教育現場では教師たちの言論が厳しく統制され、卒業式・入学式では 「日の丸・君が代」が強制されている。
だがその教育統制の巨大な流れに毅然と抗い、教育現場での自由と民主主義を守るため、弾圧と闘いながら “私”を貫く教師たちがいる。
「自分に嘘をつきたくない。生徒に嘘をつきたくない」
―― 根津 公子(元中学校教員・家庭科)
「炭鉱の危険を知らせるカナリヤの役割を担いたい」
―― 佐藤美和子(小学校教員・音楽専科)
「今言わなければ後悔する。その後悔だけはしたくない」
―― 土肥 信雄(元三鷹高校校長)
日本社会の右傾化、戦前への回帰に抵抗し、“自分が自分であり続ける”ために、凛として闘う3人の教師の生き様を丹念に描いている。
これは「教育」問題や「日の丸・君が代」問題を論じるドキュメンタリーではない。日本社会の右傾化、戦前への回帰に抵抗し、“自分が自分であり続ける” ために凛として闘う、3人の教師たちの “生き様”の記録である。