世界的な金融危機の中、2009年4月2日にロンドンで開催されたG20サミットへの対抗・抗議行動。
3月28日に行われたロンドンでの前段集会とデモの様子です。
フィルムの超早送り再生にもかかわらず延々7分間にわたる大デモンストレーションです。参加者は4万人を超えました。
また、この日はベルリン、フランクフルト、パリ、ウィーンなどでも同時に抗議デモが開催され、「資本の危機に我々の金を使うな!」と怒りの労働者は合わせて10万人以上の参加になりました。
「ロンドンで開かれた金融サミット(G20)への大規模な抗議デモで、ロンドン警視庁は3月31日からの3日間に計122人を逮捕した。
…数千人がロンドンの金融街に集まった1日のデモでは、参加者1人が死亡。
2日は、G20の会場周辺で数百人がデモをした」。(朝日新聞より)
この日、警察がデモ参加者の自然な流れ解散を許さず、暴力的に少人数に分断して解散させようという、まるで日本の公安警察のデモ分断のような無謀な警備をおこなったため、デモの大群衆は長時間にわたって路上で待たされ続けることになり(それも日本と同じ)、 かえって現場が大混乱に陥った。
多くのイギリス市民は日本のように諾々とはこの不当な扱いには従わずに抗議。このうち数千人が イギリスの中央銀行であるイングランド銀行周辺で、包囲しようとした警官隊と衝突した。また、他のデモ隊は、資本救済のために巨額の税金を投入されながら、なおも役員が高額報酬を受け取り続ける巨大メガバンク、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(スコットランド王立銀行)を攻撃、窓ガラスを割ってスプレーで「盗っ人」などと落書きした。
それでも警察のスポークスマンは、この日の無謀な警備のあり方についてマスコミに問われ(ちゃんと質問するところが日本のマスコミとは違う)、「状況は余りひどくない」とコメントしているという。┐(´д`)┌