投稿者: 司 宮二
急進左派、支持率急伸=再選挙なら逆転首位も-ギリシャ世論調査
(時事2012年5月11日)
ギリシャ・メディアが10日伝えた総選挙後の世論調査によると、政党別支持率で急進左派連合(SYRIZA)は27.7%と第1位となった。選挙で第1党となった新民主主義党(ND)は20.3%となり、再選挙になれば緊縮財政に反対するSYRIZAが逆転する可能性もある。
ただ、同党の議席数は128と過半数(151議席)には届かず、安定政権には他党との連携が必要となる見通し。次いでNDは57議席、全ギリシャ社会主義運動(PASOK)36議席となると予測されている。
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ギリシャ総選挙:急進左派連合が予想以上の躍進-緊縮策拒否
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M3MTBC6K50XT01.html
6日投票が行われたギリシャ総選挙では、ドイツのメルケル首相に退場を迫る急進左派連合が予想以上の躍進を遂げた。
同党のアレクシス・ツィプラス党首(37)は6日遅くにギリシャ国営NETテレビで、「欧州の人々が野蛮な救済に甘んじなくて済むことが可能になった」と述べ、「欧州首脳、特にメルケル独首相は自分の政策が惨敗したことを理解すべきだ」と強調した。急進左派連合は総選挙で予想外の第2党となった。
富裕層への増税や債務返済延期、国防費削減を訴えるツィプラス党首の主張は、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)が救済条件として求めた緊縮策に憤る有権者の共感を得た。同党首はギリシャのユーロ離脱は通貨ユーロそのものを危険にさらすことになるとし、一層の緊縮策実行の「脅しを受けている」と感じるべきではないと有権者に訴えた。 (後略)