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2009/9/14
瀬戸内に残された豊かな海が、今、原発のために埋め立てられようとしています
1982年に山口県の上関町に原発建設計画が持ち上がってから、地元住民は賛否の対立に苦しんできました。
28年たった今でも未だに続いています。
そして原発予定地の対岸わずか3.5kmに浮かぶ祝島では、住民の9割が計画に反対し続けてきました。
原発建設予定地周辺は豊かな漁場であると同時に、小型の鯨のスナメリが群れをなして泳ぎ、天然記念物のカンムリウミスズメの生息が確認されるなど、希少な動植物の宝庫でもあります。
しかし昨年山口県は、原子炉設置許可申請すら出されていない状況にもかかわらず海の埋め立ての許可を出してしまいました。
そして今、中国電力は原発建設予定地の目前に住む祝島の島民に対する説明も対話もないまま、海の埋め立てと原発の建設を強行しようとしています。
私たちは自分たち自身の命や生活を守るために、生活の糧である美しい海や豊かな自然を守るために、中国電力の埋め立ての強行に抗議しています。
祝島島民の会では9/10から12までの三日間、埋め立て工事の先鞭となる大型浮標(ブイ)の搬出を阻止するため、平生町の田名埠頭で阻止行動を続けてきました。
この3日間で延べ漁船80隻以上、陸上からも500人以上の人たちが阻止行動に参加しました。
そしてまた本日9/14も、海上では漁船約30隻が、陸上では県内外からの応援に駆けつけてくれた人たちも含め100人以上が阻止行動を行っています。
祝島島民の会ではホームページや当blogも開設していますが、多くの島民が阻止行動に参加しているためリアルタイムで現地の様子をお伝えできません。
現地の状況は、RadioActiveに特に詳しく紹介されていますので、ぜひご覧ください。
これまでの動きについてはUrauraNewsや小中進オフィシャルサイトのニュース&トピックス等で紹介されていますので、ぜひご覧ください。
祝島島民は、特に今回の埋め立て工事の強行に対しては、地元の反対の声を無視して埋め立ての許可を出した山口県と、その許可をたてに反対意見を「一部の声」として力で押しつぶそうとし、祝島をはじめとした地元住民の27年以上に及ぶ思いを理解しようとする態度すら見せない中国電力に対しての怒りや憤りを強く感じています。
山口県は埋め立ての許可を出す際に、中国電力に対して地元住民や県民の理解を得る努力を尽くすことを要請してますが、それが果たされていないことは現地の状況をみれば明らかです。
どうか山口県や中国電力に対して「地元住民の理解を得ていない埋め立て工事は中止するべきだ」という抗議の声を届けてください。
疑問があれば問い合わせをして彼らの姿勢を質してください。
そしてこの呼びかけを多くの方々につないでください。
どうかご協力をお願いします。
2009/9/14
上関原発を建てさせない祝島島民の会
iwaishima@gmail.com
・島民の会HP http://shimabito.net/
・同会ブログ http://blog.shimabito.net/
・RadioActive http://iwaijima.jugem.jp/
・UrauraNews http://iwaijima.jugem.jp/
・小中進オフィシャルサイト ニュース&トピックス
http://www.midori-konaka.jp/cgi-bin/news/view.cgi?m=slst&reles=1
//// (以下、抗議先等) /////////////////////////////
山口県
・海の埋め立てに関してはこちら
土木建築部港湾課
TEL083-933-3810(管理班、港政班)
FAX083-933-3829
メールアドレスa18700@pref.yamaguchi.lg.jp
・スナメリやカンムリウミスズメなどの希少生物についてはこちら
環境生活部自然保護課
自然・野生生物保護班
TEL(083)933-3050
Fax(083)933-3069
Mail a15600@pref.yamaguchi.lg.jp
中国電力
TEL 082-241-0211
FAX 082-523-6185
原発関連メールフォーム
上関町
電話 0820-62-0311
FAX 0820-62-1600
メール k_yakuba@d2.dion.ne.jp
※可能であれば、送られた質問やそれに対する回答、また相手方とのやり取りの内容などを、簡単でかまいませんので祝島島民の会(iwaishima@gmail.com)へお寄せください。今後の活動の参考にさせていただきます。
なお、現在、阻止行動を続けているためメールの対応が遅れています。後ほど返信いたしますのでしばらくお待ちいただけますよう、お願いいたします。