by ジグザグ会 / 中杉 通
昨日は冷たい雨のなか座り込んで、暴力的に排除されて、刺激的な1日でしたが、今日はさらに刺激的でした。
今日、わがジグザグ会は、本隊がゲート前の行動に参加し、私は専業ドライバーとして、参加者の皆さんがトイレやクルマに行きたいときの足として1日を費やす決意を固めた。タクシー運転士としてのプロフェッショナルなPRIDEなど微塵もなかった。いくら運んでも一銭にもならないが、辺野古の現地闘争の役に立てる、そのことが喜びだった。
キャンプ・シュワブのゲート前からクルマやトイレまでは歩いたらかなりの距離がある。しかも小雨も降っている。たたかう仲間たちみんなの感謝の言葉は否応なく私のモチベーションをあげてくれた。でも、いろんな立場や地域から結集したいろんな個性の仲間たちとクルマの中でわずかな時間に交流できることが最高に楽しかった。
たくさんの人との出会いのなかで、いちばん印象に残った人が、沖縄の県内から参加してきた人だ。その人は政治とか関係なく生きてきたし、基地もいま在るものは在るので仕方ないと思って沖縄で生きてきたという。だが、辺野古に、大浦湾を埋め立てて、もうひとつ新しい基地を作るという。それだけは許せないと思ったのだ。どれだけ沖縄を差別するつもりなのか!怒りが沸き上がり、この行動に参加したのだと彼は言う。
「俺は、もう在るものはしょうがないとずっと思ってきたけど、ふざけるな、と思った」と彼は言った。
彼は現場までの送迎を終えて、あたたかい缶コーヒーをご馳走してくれた。ありがとう。名前もわからない沖縄の人よ!われわれジグザグ会は、定例合宿を、これからはいつも辺野古でやります。皆さんとともに体をはってたたかいます。食い物はうまいし(笑)
(辺野古リレーへのレポートとして)