いまさら聞けない!基礎講座/嘘を見分ける、意見をもつ
第1回「私たちはなぜ『慰安婦』問題を語りにくいのか?」
■ 第1回の概要:
「『慰安婦』問題は友達と話しにくいんです。」… なぜでしょうか?
(1)日本軍の一連の性暴力を理解するには、多くの知識と時間が必要だとされていること。<専門性(権威)主義の問題>
(2)昔、日本国家のやったことをなぜ、自分が考え、行動しなくてはいけないのか?<歴史と自分との距離感の問題>
(3)あんなに辛い経験をした人が大きな声で社会に訴えることなんてできないんだから、金欲しさに、嘘を言っているずだ。<性差別/民族差別/レイプ神話の問題>
などが考えられます。
その一方で、ジェンダー構造、階級構造による差別、日本帝国主義・軍・戦後日本社会のアジア蔑視・差別の論理を「罪」として枠組み構築をしてきた、トランスナショナルなフェミニズム運動の源泉でもあります。言い換えれば、日本のジェンダー平等の基礎的な課題、インターセクショナリティの基礎です。
講座終了後は『「慰安婦」問題こそ友達と話したいです!』となるような内容になる予定です。
■ 第1回講師 梁・永山聡子(ヤン・ながやまさとこ・チョンジャ)
ふぇみ・ゼミ運営委員/成城大学グローカル研究センター研究機構客員研究員、在日朝鮮人3世。研究課題は、ポストコロニアル社会における植民地主義残滓のフェミニズムの権力関係。事例として日本軍の性暴力問題に関する活動・調査研究。希望のたね基金で日韓若者交流事業に従事(2017年から2021年)、韓国・女性家族部・日本軍慰安所研究所委託研究を行う(2021年度)。在日本朝鮮人人権協会性差別撤廃部会、1923関東朝鮮人大虐殺を記憶する行動・事務局、アジア女性資料センター他で活動。関東近郊の大学で非常勤講師をしている。
■ 日時:2023年5月20日(土)18:30-20:00
形式:ハイブリット(教室&オンライン)
■ ゼミ参加料金
・1回券・・・・・・3,000円
・5回通し券・・・・・・
一般 12,000円
2023年度ふぇみ・ゼミ寄付者(年間1万円以上)10,000円
U30受講生 6,000円
※学生料金はありません。ふぇみ・ゼミU30受講生は割引、ふぇみ・ゼミU30参加者年間パスポート所持者は無料になりますので、これを機にU30への参加をご検討ください。ふぇみ・ゼミU30の情報については https://2023femizemiu30.peatix.com/ をご覧ください。
■ お申込み&締め切り
・お申し込みの締め切りは9月10日(月)23:00(最終回の翌日まで)です。
・お申込み時点ですでに終了している回につきましては、「後から配信」でご覧ください。
・zoomでのリアルタイム参加を希望される方は開始時間の1時間前までにはお申込みください。それ以降の直前のお申込みには対応できないことがあります。その場合、「後から配信」でご覧ください。
・申し込みURL:https://23imasara.peatix.com/view
■ 主催・お問い合わせ:ふぇみ・ゼミ事務所:
〒115-0044 東京都北区赤羽南2-4-7 鷹匠ハイツ403
メール:femizemi2017@gmail.com
HPアドレス https://femizemi.org/
申し込みサイト https://peatix.com/group/7235540
「慰安婦」問題、トランス差別、部落問題、沖縄の基地問題、入管問題、障害者への合理的配慮などをめぐり、さまざまな虚偽情報があふれている昨今、「SNSで広まっている嘘の情報にうっかりだまされて差別に加担してしまうのが心配…」という方も多いはず。「でも、何冊も本を読んで一から勉強する時間や気力はない…」というのが現実ではないでしょうか。
そこで、この講座では、2023年度の前半(vol.1)と後半(vol.2)に分けて、さまざまな社会問題をめぐる基礎知識に触れる機会を提供します。嘘や虚偽情報が見分けられるようになれば、自分の頭で考え、自分の意見を持つための視点を獲得することができるはずです!
■ 講座の日程 / 講師 / 各回テーマ
〇第1回 2023年5月20日(土)18:30-20:00 梁・永山聡子「私たちはなぜ『慰安婦』問題を語りにくいのか?」(ハイブリッド)
〇第2回 2023年6月24日(土)18:30-20:00 青山薫「セックスワークと人身取引 ーー二分法を越えて」(オンライン)
〇第3回 2023年7月29日(土)18:30-20:00 角岡伸彦「はじめての部落問題」(ハイブリッド)
〇第4回 2023年8月12日(土)18:30-20:00 堀あきこ「問題化されるアニメスタイルの女性表現」(オンライン)
〇第5回 2023年9月9日(土)18:30-20:00 伊是名夏子「女性×障害 インターセクショナリティの生きづらさと権利」(ハイブリッド)
■ 開催方法
第1, 3, 5回はオンラインと会場開催を併用するハイブリッド開催、第2, 4回は完全オンライン開催となります。