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差別と多様性

京都朝鮮小学校襲撃事件「在特会」の賠償1200万円が確定 周辺街宣禁止も

 「在特会」に対して朝鮮学校への賠償命令と街宣禁止命令が確定しました。地裁・高裁・最高裁と続いてすべてザイトク側の敗訴でした。

 公安警察は、こういう判決などが出てカウンター側が「押せ押せムード」になると、それを嫌ってカウンター側の、それも逮捕しても比較的文句の出にくい所を叩く可能性があります。特に新左翼系と右翼系の方は、当分のあいだ要注意だと思います。
 万一の時でもそれでまんまと運動が分断や混乱させられることなく、逮捕されたのが誰であれ全員が一致して原則的な抗議などの対応はとれるよう、今から気持ちの準備はしておきましょう。

 さて、これでザイトクは朝鮮学校に1200万円もの大金を「寄付」することになったわけですが(笑)、会員が自称1万5千人だそうですから、一人千円ずつ朝鮮学校に寄付すりゃいいはずですよねぇ(ニヤニヤ)。
 まあ、おそらく今回はなんとかなるんじゃないですか。桜井さん、いつのまにか会長やめて逃げ出した(もっともらしい理由はつけてるんだろうが)みたいですが、まだこのあと李信恵さんによる損賠訴訟も控えてますから、これで終わりじゃないですよ~。

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ヘイトスピーチ賠償確定 在特会、街宣も禁止(東京2014年12月11日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014121102000134.html

敗訴した桜井誠

 「ヘイトスピーチ」と呼ばれる人種差別的な街宣活動で授業を妨害されたとして、朝鮮学校を運営する京都朝鮮学園が「在日特権を許さない市民の会」(在特会)と会員らを訴えた訴訟の上告審で、最高裁第三小法廷(山崎敏充裁判長)は在特会側の上告を棄却する決定をした。約千二百万円の損害賠償と学校周辺での街宣禁止を命じた一、二審判決が確定した。
 決定は九日付で裁判官五人の全員一致の意見。ヘイトスピーチの違法性を認めて高額の賠償や街宣禁止を命じた司法判断を最高裁が支持したことで、今後、同様の訴訟が起こされる可能性がある。

 昨年十月の一審京都地裁判決は、在特会の街宣を「国連の人種差別撤廃条約が禁じる人種差別に当たる」とし、約千二百万円の賠償を命じた。
 今年七月の二審大阪高裁判決は「偏見や差別意識を助長し増幅させる悪質な行為」と指摘し、一審判決を支持した。
 在特会側は「学校側が近くの公園を校庭として不法占拠していることを非難するための正当な政治的主張。違法とするのは憲法が保障する表現の自由に抵触する」と主張していた。

 一、二審判決によると、在特会の会員ら八人は二〇〇九~一〇年に三回、当時京都市南区にあった朝鮮学校近くで「朝鮮人を保健所で処分しろ」「スパイの子ども」などと拡声器で連呼。その様子を撮影した動画をネットで公開した。
 在特会は、在日コリアンの特別永住資格などを「特権」とみなし、排斥を掲げる団体。ホームページによると会員は約一万五千人。

 最高裁決定を受けて、学校法人「京都朝鮮学園」の柴松枝(シソンジ)理事は「胸のつかえが取れた。日本の司法が私たちの子どもを保護の対象としてくれたことはうれしい」と話した。在特会の八木康洋会長は「最高裁が政治的表現の自由に向き合わなかったことは残念」とコメントした。

◆「未来つなぐ」保護者ら喜び
 最高裁決定を受け、京都朝鮮学園に通う生徒の保護者らが十日、京都市内で記者会見し「日本の司法が私たちの民族教育を保障し守ってくれた」と喜んだ。
 街宣があった当時、長女(15)が小学五年だったという母親の朴貞任(パクチョンイン)さん(46)は「当時はどうすれば子どもを守れるのか頭が真っ白だった。今は決定が未来につなげられると実感が湧いている」と声を震わせた。

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<参考>
糞をよけるのは怖いからでなく汚いからだ(ブログ旗旗)
報道】京都朝鮮小学校襲撃事件への抗議集会に900人(ブログ旗旗)
何度でも言う。差別は「言論」ではない(ブログ旗旗)
桜井会長釈放記念(笑)ー「韓国の桜井誠」(ブログ旗旗)
李信恵さんがザイトクに画期的で巨額の損倍提訴!(戸田ひさよしさんの日記)
人種差別撤廃条約の講座に参加してきました(ブログ旗旗)
<資料>国連人種差別撤廃委員会の日本政府への勧告全文(ブログ旗旗)

ネットでの反応
【速報】在特会最高裁上告棄却 高額賠償確定へ
【速報】最高裁が在特会の上告を退ける!ヘイトスピーチ問題で約1200万円の賠償確定へ
ネット右翼の間では「朝鮮人の裁判官が大勢いる」 ヾ(^o^;オイオイ

※ネトウヨさんの反応は「裁判所は在日だ」というのと「桜井誠は在日だ」の二つに分かれるようです(爆笑)。
都合の悪いものは全部「在日」か「極左」の法則健在!(:.´艸`:.)プッ
しかし桜井さん、いつもそうやって「○○は在日だ」ですませてきた皆さんが、いざ自分がそう呼ばれてみた感想はいかがですか?
(→参考:「おいコラ!在日!」と言われた時

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ヘイトスピーチ、賠償確定…在特会の上告棄却(読売2014年12月10日)
http://www.yomiuri.co.jp/national/20141210-OYT1T50093.html

 朝鮮学校周辺で街頭宣伝を行い、民族差別をあおるヘイトスピーチ(憎悪表現)を繰り返したとして、学校を運営する京都朝鮮学園(京都市)が「在日特権を許さない市民の会(在特会)」とメンバーら8人に計3000万円の損害賠償などを求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(山崎敏充裁判長)は9日付の決定で、同会側の上告を棄却した。
 街宣活動を違法な人種差別と認定し、同会などに計約1200万円の賠償と街頭宣伝の禁止を命じた1、2審判決が確定した。
 学校側代理人によると、ヘイトスピーチの違法性を認定した司法判断が最高裁で確定したのは初めて。

 1審・京都地裁と2審・大阪高裁の判決によると、在特会メンバーらは2009年12月~10年3月の計3回、京都市南区の京都朝鮮第一初級学校(当時)周辺で、「朝鮮人を日本からたたき出せ」「ここは北朝鮮のスパイ養成機関」などと拡声機で連呼し、動画をインターネットで公開した。
 1、2審判決は、この街宣について「在日朝鮮人に対する差別意識を世間に訴える意図があった」と指摘し、同学園の業務を妨害して名誉を傷つけたと認定。ネット公開によって被害の拡散、再生産の恐れを生じさせたとも言及した。

 在特会側は「学校側が近くの公園を校庭として不法占拠していることを非難した。公益目的であり、違法性はない」などと主張していた。訴訟で被告になった8人のうち4人は威力業務妨害罪などで有罪判決が確定している。

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ヘイトスピーチ:在特会の賠償確定 最高裁が上告棄却(毎日2014年12月10日)
http://mainichi.jp/select/news/20141210k0000e040212000c.html

 ヘイトスピーチで名誉を傷付けられたなどとして、京都朝鮮第一初級学校(現・京都朝鮮初級学校)を運営する京都朝鮮学園が、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)と会員ら9人に賠償などを求めた訴訟の上告審で、最高裁第3小法廷(山崎敏充裁判長)は9日付で、在特会側の上告を棄却する決定を出した。街頭宣伝活動を人種差別と認め、在特会側に約1200万円の賠償を命じた1、2審判決が確定した。
 在日朝鮮人に対するヘイトスピーチを人種差別と認定した判断が最高裁で確定したのは初めてとみられる。在特会の活動に影響を与えそうだ。

 1、2審判決によると、在特会の会員らは2009年12月〜10年3月、当時は京都市南区にあった第一初級学校が、隣接する市管理の公園を運動場として不法占拠しているとして、学校の周辺で計3回の街宣を実施。「朝鮮学校を日本からたたき出せ」「スパイの子ども」などと演説し、その様子を撮影した動画をインターネット上で公開した。

 1審・京都地裁判決(13年10月)は、街宣が学校のスピーカーや朝礼台の撤去などの実力行使を伴い、平日の授業中に実施されたことなどから、具体的損害を伴う人種差別だとしたうえで「人種差別撤廃条約に違反し、賠償額は高額にならざるをえない」と判断。校舎の半径200メートル以内の街宣も禁じた。
 2審・大阪高裁判決(14年7月)も「在日朝鮮人を排除し、日本人や他の外国人と平等の立場で人権を享有することを妨害した人種差別で、社会的偏見や差別意識を助長し増幅させる悪質な行為」と指摘。「政治活動で公益目的」とする在特会側の主張を退けた。

 街宣を巡っては、訴訟の被告でもある会員ら4人が威力業務妨害容疑などで逮捕され、全員有罪が確定している。朝鮮学校の当時の校長も、公園に無断でサッカーゴールなどを置いたとして都市公園法違反で罰金刑を受けた。

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ヘイトスピーチで賠償確定=在特会の上告退ける-最高裁(時事2014/12/10)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201412%2F2014121000521

 人種や国籍への差別をあおるヘイトスピーチ(憎悪表現)による街頭宣伝活動で授業を妨害されたなどとして、京都朝鮮学園が「在日特権を許さない市民の会」(在特会)と会員らに損害賠償などを求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(山崎敏充裁判長)は9日付で、在特会側の上告を退ける決定をした。約1200万円の賠償と学校周辺での街宣禁止を認めた一、二審判決が確定した。

 裁判官5人全員一致の意見。ヘイトスピーチの違法性を認めた司法判断が確定したことで、一定の抑止力が働くとともに法規制をめぐる議論が活発化しそうだ。
 一、二審判決によると、在特会会員らは2009年12月~10年3月、同学園が運営する京都市の朝鮮学校の周辺で3回にわたり、拡声器で「朝鮮学校を日本からたたき出せ」「朝鮮人を保健所で処分しろ」などと発言。その様子を撮影した動画をインターネット上で公開した。
 一審京都地裁は「在日朝鮮人への差別意識を世間に訴える意図があり、人種差別撤廃条約で禁じられた人種差別に当たる」と判断し、違法性を認めた。
 二審大阪高裁も、同条約上の人種差別に当たると認定。「表現の自由によって保護される範囲を超えているのは明らかだ」などと指摘し、在特会側の控訴を棄却した。
 在特会の話 最高裁が政治的な表現の自由に向き合わなかったことは残念だ。

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ヘイトスピーチ、在特会の損賠責任認める 最高裁(日経2014/12/11)
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO80765640Q4A211C1CR8000/

 ヘイトスピーチと呼ばれる差別的発言の街宣活動で授業を妨害されたとして、学校法人京都朝鮮学園(京都市)が「在日特権を許さない市民の会」(在特会)などを訴えた訴訟の上告審で、最高裁第3小法廷(山崎敏充裁判長)は10日までに、在特会側の上告を退ける決定をした。学校の半径200メートル以内での街宣活動の禁止と、約1200万円の損害賠償を命じた一、二審判決が確定した。
 裁判官5人の全員一致の判断。人種や国籍で差別するヘイトスピーチの違法性を認めた判断が最高裁で確定したのは初めて。法規制の是非などが議論になりそうだ。

 一、二審判決によると、在特会の元メンバーら8人は2009~10年、当時京都市南区にあった京都朝鮮第一初級学校近くで、拡声器を使って「朝鮮学校を日本からたたき出せ」「ゴキブリ、ウジ虫、朝鮮半島へ帰れ」などと怒声を浴びせる街宣活動を繰り返した。街宣活動を撮影した映像はインターネット上で公開された。

 13年10月の一審・京都地裁判決は、街宣活動について「日本も加盟している人種差別撤廃条約で禁じる人種差別に当たる」と判断。過激さを演出するため、あえて違法性の高い行為に及んだとして「同条約4条で犯罪として取り締まるべきとされる極めて悪質な人種差別行為」と批判した。
 今年7月の二審・大阪高裁判決も、一審の判断を維持したうえで「差別意識を世間に訴える意図で、公益目的は認められない」と指摘。「発言は公共の利害に関する事実の論評だ。違法性はなく人種差別にも名誉毀損にも当たらない」などと主張する在特会側の控訴を棄却した。

 判決などによると、在特会は「在日問題を広く一般に提起し、いわゆる在日特権をなくすこと」を目的とする団体。違法とされた街宣活動には同様の思想信条を掲げる「主権回復を目指す会」なども参加した。
 今回の訴訟で問題となった09年の街宣活動を巡っては、在特会側の4人が逮捕され、威力業務妨害罪などでの有罪が確定している。
 在特会の八木康洋会長は最高裁の決定を受けて「最高裁が政治的な表現の自由に向き合わなかったことは残念」とコメントした。

コメントを見る

  • 「在特会」の会員数ですが、在特会には入るのは比較的簡単らしいのですが、出る(会員を止める)のは難しいそうです。
     「在日特権」の虚構を著した野間さんも、「情報収集」」のため「在特会」に入会し、そのままになっているとのこと…本当に金を出してくる「会員」はどのくらいいるのやら???
     数ある「ネトウヨブログ」等に宣伝を出して集めりゃ、なんとかなるでしょう?なにせ私たち(私は出していませんが)は「管制塔基金」で1億集めた実績があるのですから…

    • あるみさん>
       あれは皮肉半分で書いたもんすよ。「在特会の会員」というのは、実は単なるメルマガの購読者のことなんですね。んでそのメルマガというのも、まあ旗旗で言えば「反戦カレンダー」の内容をそのまんまコピーして再配布しているだけなんですよね。これはもともとXoopsに最初から標準でついてくる機能を使っていた(現在は通常のメールフォームを利用しているようだ)ものでして、旗旗にもありますよ。

       http://bund.jp/register.php

       ↑ここから登録していただきますと、旗旗から送信するメルマガ(出してませんが)が届くようになります。その他にも、登録した会員だけしかコメントなどの書き込みができないとか閲覧できないとか、いろいろな機能を付け加えられます。それがXoopsの売りの一つなんです。旗旗サイトは今は会員募集とかしてませんが、それでもいつの間にか400人ほどの会員様がいます。これを「在特会」風に言いますと、「旗旗派は会員数400人で中核、革マルに次ぐ組織力を持つ極左組織である」ということになりますね(笑)。いやーこの際「在特会」の真似してそう自称しましょうかね?

      > 在特会には入るのは比較的簡単らしいのですが、出る(会員を止める)のは難しいそうです。

       ほう?会員登録を抹消するのは、Xoops標準では本人がボタン一つでできるはずですが。つまり会員登録抹消のボタンが表示されないよう細工してるのかな(簡単にできます)。その上で、「やめたい人は直接ご連絡してください」とか?いやいや、それだとまるっきり怪しげな出会い系サイトと同じ手法ですからねー。いくらなんでもそこまで落ちぶれてはいないとは思うんだが。ネットで登録できるものは、ネットで脱会できるようにしとくのがモラルだと私の感覚では思いますが。

      ※追記)今確認してきたら、現在はxoopsの会員登録機能から、通常のメールフォームになっており、退会については本当に「直接ご連絡してください」になっちゃってるので驚いた!また、有名になるにつれ、ここに書いたようなツッコミも増えたとみられ、それに対応(言い訳)するべく会員の他にメール会員というのを選べるようになっている。ただしどちらを選んでも会費や活動への参加義務はなく、両者の違いは特にないのは今まで通りであり、ここに書いたことの修正の必要はない。

       まあ、だから「在特会の会員」といっても、実際は名前も住所も何もいらない、単に適当にメルアドを登録しているだけの人。要はブログランキングとかで「ポチッとな」と同じ感覚にすぎないんですね。会員数1万人超とか聞いて、すごくびっくるする人が多いんですが、それは「政治組織の会員」というのは、最低限、会費を払って住所と名前を登録して機関紙を購読していると世間では思うもので、その錯覚を利用しているだけ、そういうカラクリなんですね。

       これを「会員数」として発表するなんて暴挙を「皮肉半分」と書いたのは、あとの半分では「よくそんなこと思いついたなあ!」という感心も半分あるから。これで実態は数十人しかいなくても、マスコミには「会員数1万人」と言い切って、それが記事に載ってしまえば、知らない人はなんか凄い団体みたいに思っちゃいますもんね。普通1万5千人いたら、年間予算は会費だけで数億円規模の大組織ですよ。本気でこのトリックをパクってやろうかと(もちろんこちらはちゃんとしたシャレで)考えた(考えている)ことも。

       まあ、何が「会員」かは本人たちの主観ですから嘘とまでは言い切れないわけだし、ネット上のお祭り騒ぎというかバーチャル(架空)な存在として1万人が参加してるということなんでしょう。つまり昔の共産趣味者が「第匹イソター」とか「申核派」などの「党派」を立ち上げて、その党首に就任していたのとあんまり変わらないです。そんでこの「会員数」にあんま突っ込む人がいないのは、そんだけみんなネット頭になってしもうてるということなんでしょうね。

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