1969年5月におこなわれた東大全共闘と三島由紀夫の討論集会の模様。討論の一部始終はのちに「美と共同体と東大闘争」の書名で出版され、ベストセラーとなった。
全共闘側の討論メンバーのうち、「全共闘A」として映っているのがこの討論会を仕掛けた焚祭委員会代表の木村修さん、「全共闘C」は後の劇作家で俳優の芥正彦さん。「全共闘E」は哲学者の小阪修平さん。
この集会で三島が言った、「君らが一言『天皇陛下万歳』と叫んでくれれば俺は喜んで君らと手をつなぐ」の言葉は有名。三島はこの翌年の11月、陸上自衛隊東部方面総監部にクーデターを目指して突入。自衛隊員に「決起」を訴えるも聞き入れられず、割腹自殺をして死亡した。