2007年5月27日、京都みやこめっせで開催された「改悪教育基本法の具体化を許さない全国集会」とデモの映像です。同集会の実行委員会のページはこちら。
デジカメの動画機能で撮ったので、画質が悪く聞き取りにくいところもありますが、ご容赦ください。
<ビデオの内容>
1.集会風景、様々な発言から(YouTube配信)
2.君が代処分・免職を許さないアピール(YouTube配信)
3.小森陽一さんの発言から(YouTube配信)
4.集会後のデモ行進(YouTube配信)
<ビデオプレス様の映像>
大内裕和さんの発言から「格差社会と戦争国家化」(wmvファイル)
とても内容の濃い、素晴らしい集会でした。さすがに全国から選ばれた人々だけあって、どの発言も目からウロコの深いものばかりでした。大変に長時間の集会でしたが、少しも退屈することなく、メモ帳やテープレコーダを持っていかなかったことをすごく後悔しました。
ひと昔前の集会のように、「組織動員」で人を集め、その動員数によって発言枠が決められたり、「お偉いさん」による退屈な来賓挨拶もなく、本当に発言するべき人だけが発言していましたし、自分の意思で参加したいと思った人だけが主体的に参加しているという雰囲気と熱気がビンビンと伝わってきました。
全体的に教育などをめぐる「理屈」や「理論」の開陳ではなく、その背景となるべき世界観、人間観が強く打ち出されていたと思います。
結局「議論」というものは、単なる理屈の勝ち負けではなく、この世界観の選択をめぐって争われるべきものだと思います。そして私たちは実はこの分野で圧倒的に右翼や国家主義者に勝利しています。
だからこそ、政府は改悪反対派に対する「偏向」(どっちが!)という、手垢のついたイデオロギーにまみれた悪宣伝や「恵まれた公務員や教員がやっているのだ」というレッテル貼りに逃げるしかなかったわけです。
この悪宣伝(デマゴギー)をどうやって跳ね返し、民衆の「強いものにつくしかない」というあきらめを払拭していくかが課題だと思います。