韓国・済州島に海軍基地を作らせない緊急声明への賛同要請
【呼びかけ】 核とミサイル防衛にNO!キャンペーン
現在、韓国・済州島における海軍基地建設問題が重大な局面を迎えています。住民の粘り強い反対運動にも関わらず、韓国政府は年末から年始にかけて、建設工事の着工に踏み切ろうとしています。
→参考】韓国済州島での韓国海軍基地建設を止めるための抗議署名運動
同じ北東アジアに暮らす者として見過ごすことは出来ないと考え、緊急声明を発し、韓国政府や日本政府、済州島の反対運動に届けたいと思います。ぜひご賛同をお願いします。締め切りは【12月28日(火)いっぱい】、短期間ですがよろしくお願いします。ぜひお知り合いにも広めてください。
【賛同あて先】 kojis@agate.plala.or.jp まで
※件名に「済州島声明賛同」とお書きください。
1.個人名、団体名:ローマ字(英文)表記も併せてお書きください
2.肩書き、都市名:(同上)
3.連絡先:メールアドレス
公表を前提としています。ご無理の方は「公表不可」と明記してください。
<賛同締め切りは12月28日(火)いっぱいです。>
以下、緊急声明の全文です。
【緊急声明】
韓国・済州島における海軍基地建設に反対します
韓国政府は現在、済州島における海軍基地建設のための工事着工を、住民の反対の声を無視して強行しつつある。北東アジアの平和を求める私たち日本の市民は、工事着工の中止と基地建設計画の全面撤回を要求する。
基地建設は、ユネスコの世界自然遺産にも登録された珊瑚礁に回復不能な打撃を与えると同時に、住民の漁業と生活をも破壊することになる。
新たな海軍基地は、韓国のみならず日米をも含む「ミサイル防衛」対応イージス艦等の配備・寄港拠点となることは必至である。それは、中国に対する軍事的包囲網の強化であり、緊張を拡大することは明らかだ。済州島は軍事攻撃の対象ともなり、住民の生命はむしろ脅かされるだろう。
北東アジアでは、現在、軍事的緊張が高まっている。関係国は、本来なすべき軍事演習中止と緊張緩和ではなく、武力による威嚇と軍備増強の道を進んでいる。それは、軍産複合体に格好の市場を提供することにもなる。
北東アジアに残る冷戦構造を終わらせ、持続可能な平和を確立しなければならない。そのために、軍事演習禁止ゾーンの設置や平和協定の締結、地域的軍縮措置こそが求められている。さらに、すべての外国軍基地の縮小と撤去が必要だ。
沖縄・辺野古、高江にも、韓国・済州島にも軍事基地はいらない。北東アジアに新たな軍事基地など必要ない。不信の海を信頼の海へ、対立の海を平和の海へと変えなければならない。
私たちは、基地建設に反対する済州島住民に心から連帯のエールを贈る。そして、韓国政府に対して、済州島における軍事基地建設計画を全面撤回するよう強く要求する。
2010年12月28日
済州島における軍事基地建設に反対する声明・賛同者一同