大正期のアイヌ文化伝承者、知里幸恵(1903~22)が旭川区立女子職業学校に通った6キロの道のりを実際に歩いて思いをはせる催し。開催日はアイヌ神謡集の刊行年にあたる。催しでは職業学校跡から幸恵の居住地があった文学碑前(現市立北門中・錦町15)まで約2時間かけて幸恵の帰った道をたどる。
今年は幸恵の親族で「知里幸恵 銀のしずく記念館」の木原仁美館長や一人芝居で幸恵の生涯を伝えている舞台女優の舞香さんと一緒に歩く。その後は2人が旭川市民文化会館で講演する。
■ 開催日:2023年8月10日(木)
第1部(通学路巡り-知里幸恵が歩いた道のりを歩く)
幸恵さんの下校時の通学路を歩く(およそ6キロ、雨天決行)
時間:14時~16時
集合:旭川区立女子職業学校跡(旧市立北都中)集合
旭川市7の16(旭川四条駅から徒歩10分)
https://tinyurl.com/4z9ts7mn
※申し込み不要、参加費不要
第2部:講演と対談「知里幸恵が願ったこと」
時間:18時半~20時半
場所:旭川市民文化会館 3階 大会議室
〒070-0037 北海道旭川市7条通9丁目
R「旭川」駅から徒歩約15分
バス:JR「旭川」駅から乗車→「旭川市役所前」下車
https://tinyurl.com/mth2rbw5
https://ambase.info/gym2/hokkaido/asahikawashiminbunka.html
講師:木原仁美さん、舞香さん
参加費:1000円
■ 主催:旭川に公立夜間中学をつくる会
問合せ:090-6219-0091(中島)
pisikan115@gmail.com
知里 幸恵(ちり ゆきえ)
1903年- 1922年、北海道登別市出身のアイヌ女性。19年という短い生涯ではあったが、その著書『アイヌ神謡集』の出版が、絶滅の危機に追い込まれていたアイヌ伝統文化の復権復活へ重大な転機をもたらしたことで知られる。アイヌ文化アイヌ民族に自信と光を与え、重大な復権・復活の転機となった。
生誕100年を迎える2003年頃から、マスコミや各地のセミナー等でその再評価の声が高まり、また幸恵への感謝から「知里幸恵」記念館の建設運動が活発化した。2008年10月には、NHKの『その時歴史が動いた』で幸恵が詳細に取り上げられ、Amazonの「本のベストセラー」トップ10に『アイヌ神謡集』が入った。
また、『アイヌ神謡集』は、英語・フランス語・ロシア語・エスペラントにも翻訳されており、2006年1月には、フランス人作家ル・クレジオが、そのフランス語版の出版報告に幸恵の墓を訪れている(Wikipediaより)
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