たまにはほのぼの系の話題も…。2007年4月8日、秋葉原中央通りにて。タイトル通りの内容ですが、「こいつらなんなんだ!いったい 何の真似だ?」と思ったおじさん達はこちらをご覧下さい。とりあえず、この「ハレ晴レユカイダンス」が一部で流行っておるとご理解くださればよろしいかと。
で、この映像の一番面白いところは、解散させようとやってきた警官の姿が見えたとたん、全員が(文字通り)蜘蛛の子を散らすように四方八方にザーッ!と逃げていくところです(笑
本当に大笑いしてしまいました。その場にポツンと残された警官の後姿が情けない。インターネットを使って集まった仲間たちが、ゲリラ的に一瞬で集結して一瞬で解散、そしてまた近所の別の場所に集結という感じらしいです。ちゃんと事前に打ち合わせ(練習)までしてる。
もちろん政治とは全く関係ない「面白イベント」なんですが、こんな「戦術」もありかもね。むしろ私にむいてるよ、このやり方(笑
※別の角度から撮ったもの←こちらのほうが状況がわかりやすい。呆然と立ちすくむお巡りさんの後姿が笑いを誘う
※場所を変えて最後まで踊りきった時のバージョン
※事前の打ち合わせ(練習)風景
※秋葉原駅前編 / ヨドバシカメラ前編 / 大阪日本橋編
おそらく今も左翼やっている人の99%は、単なる「オタクのおバカイベント」で片付けるでしょうが、考えてみれば、私よりちょっと上の時代には、政治闘争をやっている若者以外にも、街頭に出てこういう「おバカ」なパフォーマンスをする若者が山ほどいたのです。その一部は重なったりしていましたし、要するにエネルギーに溢れていたのです。私の学生時代の若者はすっかり大人しくなってそのエネルギーは内にこもり、すこしばかり流行っていたのは「新・新興宗教」くらいという有様だったから、むしろこういうエネルギーを見ると羨ましく思えるのです。
当時の「おバカな若者たち」は、既存の「普通」を否定して、何か新しい物を作ろうとしていた、それに対して今のオタクは、既存の物を全面肯定して、それに精通しているだけだという意見もあります。その意見は正しいですが、現在のように「既存のもの」が高度化して完成されつくした時代には、かつてのように、それを破壊して全く新しい物を生み出すためのハードルは遥かに高くなっています。既存の物の上に乗っかって、それを極めた上で何かを積み重ねていくのも一つのあり方でしょう。
さらに言えば、現在その「既存のもの」を作り出しているのは、左翼運動全盛の活気に溢れていた時代の「おバカな若者たち」とその後継者たちであるという点も見逃せません。これらのことを、私よりずっと上の世代の方々にわかりやすく書くとすれば、60年安保と70年安保の狭間に登場した、青島幸夫や野坂昭如、植木等みたいな時代風潮へのラセン的回帰だと言えば納得してもらえましょうか?(本当はかなり違うと思うが)
ともあれ、かつてのその「一部の重なっている人」たち、つまり何か「面白いこと」を考えついたり、それを実行できる人は、一番最初に左翼業界から去っていったり追放された人々だと思います。今も左翼組織に残っているのは、それこそゴリゴリのカチカチな「マルクス・レーニン主義」な人ばかりではないでしょうか?それが左翼の生命力を削いでいった一因とも思います。
最近は彼らも「面白いこと」をしようと努力しているみたいですが、どうも大衆や若者に媚びたような感じでよけいに嫌なんですよね。デモをパレードとか言い換えたり、中途半端に見苦しく媚びるくらいなら、まだオールドファッションを頑固に貫いて、インター歌いながらシュプレヒコールしているほうが1000倍もカッコいいのになあと思います。
下のイベント紹介にもあるように、今や「オタク左派」の若者たちが「コスプレ」と称し、自己を表現するスタイルとしてヘルメット姿で嬉々として登場しているんです。それがですよ、本家本元が風船持って「パレード」してニコニコと「平和!」とか言ってるわけで、若者にはそのほうがよっぽど気恥ずかしいんじゃないですかね(まあ、親には言い訳しやすいわな)。しかも、いくらソフト路線を取り繕ってみたところで、必ず後から「あいつら実態は旧過激派系らしいよ」となるわけで、それじゃあもう胡散臭さの極地で逆効果だと思うのですが(笑
こちらのイベントには私なりのエールもこめつつ、何人かの左派の友人達(アッテンボローさん、あおざかなさん等)と共に賛同人に名前を連ねさせていただいております。
ボクらの未来はボクらが作る!
ボクらの好きなことは誰にも邪魔なんかさせない!
みんなでワクワクでキラキラを作り出すために、ボクらは今こそ立ち上がろう!
あらゆるアキバ系のオタク諸君!エロゲーマーもアニメファンも、鉄オタも軍事ヲタも、
VIPPERも共産趣味者も、日本人も外国人も宇宙人もみんな集まれ!
もはや時代は好きに生きるか、それとも縛られて生きるかを選択する時だ!
あらゆる少数派諸君!君たちは誰にも邪魔されず好きに生きる権利がある!
今こそ多数派のあらゆる暴力を跳ね返し反撃ののろしを上げよう!
場所は世界の趣都アキハバラ♪大通りもデモ隊で堂々と占拠してしまおう!
サウンドデモ方式でアキバにお祭り状態を作りだそう!
誰にも怒られることなく公然とハレ晴れもらきスタもふぃぎゅ@も踊りまくろう♪
“世間の常識からかけ離れた”トンデモナイ格好を徹底的に推奨!
「オタクのオタクによるオタクのためのデモ」はなんと日本初です!
これはもう、全世界的な革命の始まりだ!
■デモ名称 『6・30アキハバラ解放デモ』
■開催日時 2007年6月30日(土) 午後2時半集合予定
■集合場所 秋葉原北・練成公園(変更になりました、要注意!)
■デモコース スタート:練成公園、解散場所:和泉公園 [デモコース地図]
■参加方法 当日、集合場所に直接おいで下さい。
(人数把握のため、可能でしたら、事前にmixi内公式コミュの参加表明欄 もしくは akiba630(at)moemoe.gr.jp まで題名を「参加希望」としてお名前(PN/HN可)をお書きの上お送りくだされば幸いです。)
■主催 革命的オタク主義者同盟/革命的萌え主義者同盟/革命的非モテ同盟
■実行委員長 パルチノフ(革オタ同書記長)/八木あつし(革萌同書記長)/古澤克大(革非同書記長)
■配布ビラ こちらよりダウンロードしてください。当日までに各地でお配りいただけると幸いです。
■連絡先
公式サイト http://akiba630.moemoe.gr.jp/
mixi内公式コミュ 「6・30アキハバラ解放デモ!」
公式ブログ http://d.hatena.ne.jp/akiba630/
メール:akiba630(at)moemoe.gr.jp
■賛同団体
SOS団三次元支部/ SOS団帝京大学支部/京アニSOS団大正大学支部/ 中曽根OFF板/我々団(主宰:外山恒一)/ ひみつ新党《黒い魁》/ 独立左派(DOXA)(主宰:山本夜羽音)/明治大学誤字脱字社/ 戦う次男坊の会/波動機関もえもえ/ 北朝鮮★BB/ とでん屋どっとcom/アトリエキュダン/ Wakamo.net/ 焔命隊/ ProjectM.O.F/秋葉原写真倶楽部ネコ分科会/守れ!〆切・落とすな!原稿ファシストの会/焚火派共闘/日本大学芸術学部演劇学科・Kゼミ/全国恋愛無産階級者協会/ (6月25日16時現在)賛同団体募集中!
■賛同個人
雨宮処凛(小説家)/小穴哲至(オールニートニッポンパーソナリティ)/ 古鳥羽護/ 室田雅史/草加耕助(旗旗)/ 古巨人/ アッテンボロー/ 遥/蕨のわ、為替のか/大塩平八郎没後の門人(オカルト思想家)/ (リアルシャア・アズナブル)ウェルダン穂積/ぶたお(ネットラジオBS@もてもてラジ袋DJ)/ あおざかな/(6月25日16時現在)賛同個人募集中!
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ぐほ、アキハバラデモはネットのネタ収集Blogで知りました。
「またもぅ、なんかオタクの恥を晒している連中がいるな。
やめてくれよまたオタクが変な目で見られるからー」と思い、
こんなデモがあったよ、というニュースの概要を読むにとどめていたのですが
裏にこんな動きがあったとはしらなんだ・・・。
主催者は情報を積極的に公開して意見も受け付けていましたから、あんまり裏とか表とかもなく、まあ、こういう人もいるという話だろうと思います。
アキハバラ解放デモは、当初は30人から50人というのが大方の予想でしたが、ふたを開けてみると、出発前の公園イベントには最盛時で約300人という驚異的な人数が集まり、そのうちデモにまで参加した人数が警察発表でさえ200人。目撃者の話によると、最初は主催者も集まった人数の多さにビビっていたように見えたというくらいの大成功でした。私も個人的には面白がって見ていたし、こういう動きも参考になるなあというところでした。
しかしオタク層の「取り込み」は右派が断然先行していると言われていますが、本来はオタク表現って、本質的に左派との親和性が高いはずなんだよなあ。
まあ、先のエントリーのコメント欄にも書きましたが、左翼組織がやたらと人の考えや人生に口出ししたがるのが嫌われたとも思います。そういうの(お行儀の良い左右の人々)をすべて笑いのめして茶化すのに、オタク表現は向いていると言えます。
こういうセンスは大好きですね。
僕もあと10歳以上若かったら・・
とか言ってる時点で逃げ腰だね?
革命的非モテ同盟シンパでお願いします。
もともと、奇抜な格好でデモを行うのはゲイパレードが初めてだと思います。
ゲイパレードの場合、政治的な主張よりも、「みんなで外に出よう」というメッセージがメインです。
今まで閉じ篭っていたゲイが外に出ることに意義があるのです。
6.30アキハバラ解放デモはゲイパレードと同じではないでしょうか?
今まで閉じ篭っていて孤立しがちだったのが、みんなで外に出ることで解放されるという点に意義があるのでは無いかと思います。
ニャンケ君>
革命的非モテ同盟は「恋愛資本主義打倒!勝ち組限定のクリスマス商戦粉砕!」とか、なかなか本質的なことを言っています。ただ、非モテな女性にも連帯を呼びかけていますが、参加者がオタク男性ばかりなのが残念(笑
それだけ女性には、恋愛資本主義下で「開き直る自由」さえもないという「二重のくびき」状態ってことなんでしょうかね。
ホワイトデー粉砕闘争では、映像で見る限り、「ホワイトデーなんかいらなーい!」の絶叫シュプレヒコールが、男性通行人からかなり受けて笑いをとってましたけど、ブランド物に身を固めた派手なお姉さん達から「バカじゃないの!」とはき捨てるように言われてました(爆
永瀬さん>
なるほろ…
いないみたいに扱われていた人が表に出る。
声を出す。思っていることを言う。
そこに人がいることがわかる。
もちろんそれで既存のものと摩擦もおこる(おこす)。
それが大切。そこからはじまるということなんだ。
うーん。非モテ女性がいないんじゃなあー。(何を考えてるって?ww)
ケバい女にバカじゃねえのって言われるのも痛いなあー。
別に情報集めていたわけでもないのですがいつも巡回しているサイトからリンクされていたので辿ってみたらこんなエントリーが…
「6.30秋葉原解放デモ後の言論弾圧がひどい」
http://multi.nadenade.com/shinichi/0165
反対論者のどういう書き込みがあったのか私は知りませんが、管理者の「喧嘩ふっかけるならリアルで会いましょうか」っていうのは普通に見てちょっとひどいなぁ、と感じます。旗旗さんのように広い心でいろんな意見の書き込みを認めて欲しいものであります。
>反対論者のどういう書き込みがあったのか私は知りませんが
某巨大SNSのコミュを見る限りはかなり酷かったですよ。特にトビ(スレ)立て荒しが酷かったです。ちゃんと参加者が批判論者と対話するためのトビを用意して、反対論者の意見を聞く姿勢を見せているのに、そこには書き込まずに「うざい」「犯罪者」「朝鮮人の仲間」「キモイ」「早く死ね」「絶対童貞だろw」なんて新規トビが数分おきに立てられ、いくら参加者や主催者が冷静に対応しようとしても、そんなトビがコミュの上位を独占し続けるという状態。あれは「反対論者」なんてもんではありませんでした。しかもある時間から突然にそうなったので、おそらく2ちゃんあたりに晒されて、荒しが組織的に誘導されていたのではと思います。
RRさんには残念ですが、内容から見る限り、こういうことをしている人の多くは右派的な気分を持っている人のようでした。ただ、かつての左翼全盛時代には、リアルの世界でこういうことをしていた「付和雷同左翼」が山ほどいましたので、その点をもって右派を責める気はないです。要するにこういう付和雷同分子はいつの時代にもいて、戦前は「非国民」を吊るし上げ、左翼が強いと左派的な言辞を弄び、そして今は「愛国者」みたいな顔をしているにすぎないということだと思っています。
私はこういう場合あまりかかわらないのですが、さすがにちょっと頭にきて一時的に「参戦」しました。「喧嘩ふっかけるならリアルで会いましょうか」と言う”気持ち”はとてもよくわかります。これだけ無責任な暴言ばかりネット上で書き逃げしていくのなら、直接面と向かって言いにきてみろよ!この卑怯者!と。少なくとも昔の「付和雷同左翼」はその程度の根性くらいは持ち合わせていたよと。
私は常々言っていますように、思想で差別はしませんが礼儀で区別します。「いろんな意見」は大歓迎ですが、初書き込みで挨拶もしない、敬語も使えないし、敬称すらつけない、内容は罵倒語のオンパレード、そういう無礼な大馬鹿野郎は追い出してもかまわないと思っています。そんな輩の落書きを掲載するために年数万円をかけてサイトを運営しているのではありません。それを「言論弾圧」だなんて言う奴は盗人猛々しいにもほどがあります。ちゃんちゃらおかしいです。
まあ、こういう荒しさんは飽きっぽい上に自己顕示欲が強いので、目立てなくなるとすぐにいなくなります。現在は同コミュも、管理者によって荒し目的だけのトビが掃除され、トビ立て荒しができなくなりましたので、こういう最低の人々は少なくなっています。反対意見用のトビで、オタク論などの比較的冷静な討論は今も続いていますが、やっと悪質な言論妨害者を排除し、反対論者も含めてコミュが正常に使えるようになったわけで、それが本来のあり方だと私は思っています。
(以下、同コミュへの私の投稿からいくつか転載。暇な人だけどうぞ)
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「管理人はこのトピにレスせずにガンガン単発トピを立ててください。 とおっしゃってるので参加した方々に問い掛ける場合は新しくトピを立てさせて頂きます」について。
質問・批判・荒し、この三つは全部違います。
違いを説明しないといけませんか?
ここには幼稚園児はいないから必要ないですね。
そんな「トビ立ててもいいって言ったやんか~!」というのを屁理屈と言います。あるいはわかってて言っている荒し行為か、(そういうことはないと思うが)社会人としての常識や理解力がなくて駄々をこねているだけです。
最後のケースの人に説明しておきますが、管理人さんが言っているのは当日のイベントに関する質問についてです。その趣旨は参加者の便宜をはかって不安をとりのぞき、スムースな運営をはかるため。一言で言えばイベントを成功させるためです。そのあげ足をとってコミュを荒すのは愚劣です。
さらに運営に関して管理人さんや主催者に質問するのではなく「参加者に質問」は意図的な超拡大解釈です。
も一つさらに、乱立しているトビの多くは「質問」ではありません。批判や愚弄です。「お前バカじゃねえのかw」とかいうのをわが国では「質問」と呼びません。
まあ、そういう屁理屈さんも含めてこのトビでは自由ということでよろしいんじゃないですか?真面目な批判はみんなで受け止めて考えればいいことだし。
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デモであろうが、広告であろうが、単に掲示板に書き込むだけの行為であろうが、他人が不快感を持ったり、ある種の迷惑をうける(交通規制など)こともあります。ですが自分の自由を主張するのであれば、私たちはそれが自分にとって不愉快に感じる言論であろうとも、一定の範囲内でそれを受忍する義務が相互にあると思うのです。
今回のデモは公安条例に基づいて主催者よりの事前の申請がなされ、条件をつけて正式に許可されたものです。そして主催者はその条件を守って行動しています。
人に迷惑をかける目的で行われる行為(掲示板の荒し行為など)は愚劣であり、規制されてしかるべきですが、このような穏健な表現活動まで「迷惑だからやめろ」というなら、私たちは日常生活でもほとんど何もできなくなります。
今回のデモ参加者も、あなたも、全体として見た場合に普通の人であることに変わりはありませんよね。が、特定の分野について趣味やマニアを通り越して「オタク」であるという点は決して普通とは言い切れないのも事実です。そもそも普通ではない極端なある種類のマニアをオタクというのですから。
普通ではない点があるからと言って、何かしらの不利益をうけることが不当ではないのでしょうか。その「偏見」に妥協して好きなこともできないことはおかしいと思います。
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コミュが突然にもの凄い勢いで集中して荒されています。
手口はトビ立て荒しで、同じような趣旨の文面の罵倒トビが次々と立てられ、コミュの上位を占拠し続けています。
管理人さんも、デモ参加者への個人的な「質問」などの不適切なトビは削除したり、有志によって統一トビが作成され、普通の批判派の人を誘導するなど、適切に防戦しておられるようです。少しずつですが、荒しではない批判派の方々との普通の議論も散見されるようになってきました。こういうまともな議論が増えていけば逆に荒しにくくなっていくものだと思います。管理人さんの冷静な対応には敬意を表したいと思います。
とにかく、荒しに直対応するのはかえってエサを与えるだけです。確信犯的な荒しは適切に削除、隔離、アク禁などの処置をとるべきです。反対に、ちょっと自分が批判されたからと言って、何でもかんでも削除するのも考えものだと個人的な意見としては思います。
今回のコミュ荒しに対し、私は「一時的にトビ立ての権限を管理人のみに限定すること」という提案を書き込みました。これに対して参加者の方から(現在の状況ではそれは正しいが)「批判に聞く耳をもたないと、自分たちだけで小さくまとまってしまう」というレスをいただきました。これについては全面同意です。お互いに当然の敬意をはらった上でのまっとうな疑問や批判なら、むしろ自分たちの足りない点を気がつかせてくれたりすることだってあるものです。
また、別のレスで「表現の自由というデモの趣旨からして、それはどうでしょうか」というご意見もいただきました。私はこれに対しては不同意です。「荒し」とは何でしょう?それこそが「表現の自由に対する侵害」なのです。もちろん単純な愉快犯もいるとは思いますが、基本的に「自分とは異質で不愉快に感じる他者の言論」を妨害し、あわよくば潰してやろうという行為です。これは「言論」ではなく「言論弾圧」なのであり、場合によっては威力業務妨害にあたると思います。
このような人権侵害の犯罪行為のために、本来なら多くの人が関心を持っているような、一般的な問題を扱うコミュが「参加承認制」になったり、多くのブログのコメントやトラバが承認制になっていたり、時にはごく普通の批判者まで荒し扱いされたりするのは憂うべき事態だと思います。
考えるまでもない単純なことです。私たちには人権がありますが、それは他者の人権を侵害する権利を含んでいないということにすぎません。「ムカツク奴を殺す権利」が(お互いに)ないのと同様に、「ムカツク言論を封殺する権利」は(お互いに)ないのです。
私は他人のブログに批判コメントをすることはめったにありませんが、どうしてもする時にはよくよく考えてからします。一番注意するのは、私のコメントで相手が萎縮して発言をひかえたり、自分の言いたいことが言えなくなってしまわないかということです。
荒しやセクハラなどは微妙なグレーゾーンが存在しており、基本的に相手がどう思うかにかかっているところがあります。「どんな批判も歓迎」のサイトと、素朴な正義感で時事的な日記をつけているだけの人、さらに言えば2ちゃん掲示板では書き込む方も判断基準を変えるべきだし、それができるのが大人というものです。どこでもかしこでも「俺様流」を貫いていたら「ガキ」と言われても仕方ありません。
これを一歩進んで考えますと、たとえば私がよその誰かのブログ記事への批判を自分のサイトに書いたとして、名誉毀損でもないのに「ムカツクから」それを削除しろと言われたら、これは言論妨害です。しかしコメント機能などを利用して、相手のサイトに掲載した場合はどうでしょう?これは相手の方の判断によると思います。相手には、自分のテリトリーに掲載する内容を選ぶ権利があると思いますし、それを消すのも相手の自由であり、私にその権限はありません。
人間、生きている限りは他人に迷惑をかけたり、不愉快に気分にさせたり、時にはそのことで軽蔑されて辛い思いをすることさえあるでしょう。それは誰にでもあり得ることです。ですから、できるだけ他者には寛容であるべきだし、お互いにある一定の範囲までは「受忍限度」というものがあると思います。ですが荒し行為や差別発言など、最初から「他人に迷惑をかけることを目的とする行為」は愚劣の極みではないでしょうか?
他にも言いたいことがありますが、長くなったので今日はこれくらいにします。
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これを「言論弾圧」という人の感性を疑います。