最近、管理人がよく行くページを紹介してみる。
◆森住卓ホームページ
写真家の森住卓(もりずみたかし)さんのページ。イラクやコソボ、セミパラチンスクそして沖縄などで、一貫してそこに住む罪無き無名の人々の視点から撮り続けた写真と現地レポートの数々は、政治家や「現実主義者」の無知蒙昧を告発し続けます。「私たちはいま、イラクにいます」は産経児童出版文化賞を受賞しますが、森住さんは受賞を「辞退」されました。「空爆された跡に立つ少女や劣化ウラン弾の影響と思われる白血病の少年がじっと見つめる瞳はこの戦争を止められなかった大人たちの責任を静かに追及しているようでした」「この戦争を産経新聞社はどのように伝えたのでしょうか? 日本政府のこの戦争に加担する姿勢を一度でも批判したのでしょうか?」「この賞を受けてしまったならイラクの子どもたちに2度と顔向出来なくなってしまいます」と・・・。
◆黒いモグラ社
梅田のんきちさんのページ。シュティルナーに傾倒しておられるそうで「都合のいいようにシュティルナーを解釈したニヒリスティック・エゴイスト」だそうです。私はシュティルナーについては全く無知なのでなんとも言えませんが、サイトを読んでいると系譜的にはアナキズム系に入るのかなとも思います。しかしそういう「分類」によるレッテル貼り自体が無意味な気がするほど刺激的です。梅田さんの「選挙には行くな」「学校なんてやめてしまえ」という「原則的」で断定的な物の言い方が小気味よく、また所々で実はいい人なんだということがばれてしまっているのが何とも好感のもてるところです。
◆東アジア・アナキズム・ネット
黒パンさんのページ。朝鮮アナキズム運動関連の資料が充実しています。最近はアナキズム関連のコンテンツをよく見かける気がします。もちろんまだみな個人のレベルですが、それだけにネットによる情報発信に適合するということがあるし、硬直した左翼運動の衰退でアナキストの発言の余地が広がり見直されているということもあるのでしょうか?いずれにせよ刺激的でかつ皆さん元気です。面白い時代になってきました。
◆全国青年保守主義者協議会
代表の秋津巌さんが運営するページ。見た目は右翼みたいだが、思想的には「自由主義右派でありファシズムと敵対する保守主義者」なのだそうです。書評・読書録、論文、掲示板などで構成されています。これらについての論評はともかく、よくある保守とは名ばかりの単なる「反左翼」ページでなく、秋津さん自身の正義感や思索の末に「私はこう考える」ということが丁寧に述べられています。こういう皮膚感覚としてその人(団体)の考えていることがわかるというのは、右であれ左であれ大切なことだと思います。
◆ムキンポ化計画 le Projet Mkimpo
ムキンポさんのページ。「パレスティナに献花を!」という運動に関わっておられ、イラク人質事件で注目された渡辺さん(わったんさん)のお知り合い。神出鬼没でフットワークも軽く、イラン・イラク・朝鮮と「悪の枢軸」も完全踏破!私もムキンポさんの行動力は是非とも見習いたいです。
また、こちらのページではイラクで拘束、解放された渡辺修孝さん、郡山総一郎さん、安田純平さんの帰国報告が完全ストリーミングで配信されています。パート1から3までの3本で計150分。是非!(視聴にはブロードバンド環境とWindows Media Playerが必要です。視聴が難しい方のためにVHS・DVDも用意されています)
◆despera
「俺は『非国民』であるし、戦死者の死は明白に犬死にであるし、国家のために動員される弔意などくそでも食らえ」と思っている黒目さんのページ。党派や政治団体に所属したことは一度もなく、子供の頃は右翼少年でかつては「アナキズム」とか言ってたそうですが、現在は「主義」とかどおでもええわと思い、ただの反戦主義者、反国家主義者で「バカサヨク」だそうです。
いろんな「左」っぽいページがありますが、黒目さんのページは一見「過激」あるいは「極端」な主張のように見えて、よ~く読むと非常に常識的で一番まともなことを言っておられるように思います。けだるく力のぬけた感じの文体も素敵。
◆釜ケ崎パトロールの会
「大阪南の路上から」野宿者、ホームレスの支援に取り組んでおられる団体です。必要な時だけ酷使され、あとは何の保障もなく使い捨てられていく日雇い労働者の皆さん。働く意欲がありながら、資本主義の指の間からこぼれ落とされてしまった人々。彼らを食い物にしようとするヤクザや大資本の介入。差別意識丸出しで日雇い労働者の闘いを危険視して眼の敵にする警察。冬には凍死者もでる厳しい状況の中での体を張って(時には投げ出して)の闘いが続いています。
以前の活動は旧サイトのほうにまとめられています。
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