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と、いうわけで。。。。
以下はTAMO2さんによる電子化粗入力完了国民文庫リストからのリンクです。まさしく気の遠くなるような地道な作業をボランティアで続けておられるTAMO2さんに心からの敬意を表しつつリンクさせていただきました。
TAMO2さんのおかげで、こうしてネット上で参照可能な共有財産として議論の俎上にのせることもできますし、検索などの電子化ならではメリットも享受できます。
翻訳の著作権など難しい問題もあってすべてを公開することはできないようですが、法的にはともかく、実際には「国民文庫」なんて安いものですから、ちゃんと読みたい人は買うであろうし(モニターを「読む」のは想像以上に疲れる)、ネットで間に合わせるような人は最初から買わないであろうから問題はないのだろうとは思うのですが。
◇共産党宣言(マルクス、エンゲルス著)
◇賃労働と資本(カール・マルクス著)
◇空想から科学へ(エンゲルス著)
まずは初心者向けの定番3冊です。
「共産党宣言」の有名な書き出し(一匹の妖怪がヨーロッパを徘徊している-共産主義の妖怪が)は、昔はよくパロディで使われたものです。たとえば「共産主義」を「オタク」とか、大人が眉をひそめているような存在に入れ替えてみたりしてね。つまりそれくらい皆が知っていた。大学生なら一度くらいは目を通したということでしょうか。
これらはマルクスらが当時の欧州の一般労働者向けに「宣伝パンフ」として発行したものですから、頑張れば今の日本の私達でも、なんとかなると思われます。
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◇国家と革命(レーニン著)
◇共産主義における「左翼」小児病(レーニン著)
次にレーニンの著作です。マルクス主義における国家観の定番となったのが「国家と革命」です。また「左翼小児病」は左翼の立場からのテロリズム批判ともなり得ています。
レーニンについては後、組織論の代表作である「なにをなすべきか」と、全著作を通じての代表作である「帝国主義論」を読めば、左翼でない一般人が彼を論評なり批判なりするにはそれで充分であると思います。また、彼が後の歴史に、良くも悪くもとてつもない影響を与えたことがよく理解できるようになると思います。
しかしこれ、モニターで読むのはかなり辛いです。かつて本で読んで「わかった」人も、横書きのモニターを眺めていると、なんだかちんぷんかんぷんで頭が痛くなるかも。
やはりモニターは「読む」ものではなく「眺める」もんですね。できればワープロソフトに落として読みやすく整形し、プリントしてからのほうがいいです。まあ、そこまでするなら安いものですから、買ったほうが早いと思いますが(笑
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おばんやす。二次会ではお世話になっております。さて、最近毛沢東選集(略して魔汚染)の電子化もやっておりますです。
リンク先にあります。
ほな。