アクション

11・15ブッシュ-小泉会談反対京都行動の報告

八坂神社前 ちょっと遅くなってしまいましたが、11月15日のブッシュ来日反対京都集会とデモの報告をしておこうと思います。当日の様子は当サイトのムービーコーナーで動画配信も行っています。

 さて、当日は仕事を途中で切り上げ、駅から集会場所の円山公園まで、ほとんど駆け足で泳ぐようにもがきながら到着しました。なんとか間に合いましたが、すでに集会は半分以上が経過してた。照明設備もなく、暗闇の円山公園ラジオ塔前は、すでに参加者が鐘や太鼓でパフォーマンスを繰り広げており、集まった群衆で熱気をおびていました。

 ちょうど私が到着した時に、沖縄辺野古闘争に参加しておられる晋君の発言がはじまる所でした。この発言が聞けてよかった。晋君とは直接にお話したことはありませんが、その「辺野古日記」がネットで公開されていて、いつもながらその若者らしい真摯で誠実でまっすぐな姿勢に感銘を受けています。また、彼のお母さんは東京で「リサイクルショップ街」を経営されておられるのですが、昨年に私が辺野古闘争連帯の国会前座り込みに参加させていただいた時、この晋君のお母さんが声をかけてくれて、二晩もお店に泊めていただきました。本当に助かりました。

 晋君の肉声を聞くのはこの日がはじめてでしたが、ネット日記通りの情熱にあふれた発言でした。発言の中で「命を賭けてでも基地の建設を阻止しなければ」という部分がありますが、晋君の場合、これは言葉通りまったくの本気なのです。いえ、晋君に限らず、辺野古で闘っている方々は、巨大な工事用台船の前に小船やカヌー、さらには浮き輪で挑んだり、猛スピードで走る工事トラックの前に立ちはだかるなど、掛け値なしに命をかけておられるのです。

 晋君の発言を聞いているうちに、仕事が忙しいくらいなんだ!という気になってきました。晋君や辺野古の人々でさえ、イラク侵略とファルージャ虐殺に加担してしまった自分達の存在をとらえかえして「このままじゃだめだ!」と、決死で闘っておられる。ましてや今回はファルージャ大虐殺の直接の責任者たるブッシュが、わざわざ向こうから京都に出向いて来るのだ。しかも自分の国の首相と、自衛隊のイラク駐留延長や、沖縄での基地建設に合意するために。これを黙ってスルーできるか!今日は無理してでも来て本当によかったと、この時にまず思いました。

 他の参加者の思いも同じだったのでしょう。会場の雰囲気は、もう意識が完全にデモに向いていていました。とにかく声をあげたい。抗議したいという意志がむんむんしています。そんな中で、完全に個人参加で身軽な私がうろうろしていますと、大阪の黒目さんや、ミュージシャンのヒデヨヴィッチ上杉さんら、顔見知りに会いました。それでまあ、この人たちがいる、一番賑やかで面白そうな、デモの第二陣にいれてもらうことにしました。ちなにみ先頭の第一陣が比較的大きな市民団体など、最後の第三陣が自立労組などの隊列でした。私のいた第二陣は、ちっちゃな団体や個人、それに学生団体って感じだったかな。

 デモは本当に賑やかでした(特に第二陣の隊列が)。それもおちゃらけたファッション的な「市民主義」やパフォーマンスではなく、参加者一人一人の思いが伝わるいいデモだったと思います。八坂神社前から市街地に入ったところで一気にテンションもあがってきました。公安刑事が私達の第二隊列に張り付き、機動隊が後ろからついてきます。

二日連続デモに行って、体はくたびれたが気分は元気になった。打楽器バシバシ鳴らす奴ら、ラジカセにトラメガを直結してハードコアをガンガン流すやつら…、こういう弾けた空気の中で意思表示しながら路上を踊り歩く。これは、やってみるとかなり楽しいのだ。
 手書きのプラカード持った外国人がたくさんいたので歩きながらしゃべったら、京都や大阪に住んでるアメリカ人や旅行者だった。「ブッシュが大統領してるのが恥ずかしくてたまらないの」という若い女の子や、めちゃくちゃ嬉しそうに「ええかんじや。ええ感じのデモや。グレート!」と話しかけてくる小太りのおっさんがいたり、「京都観光に来たらデモをやってるから、嬉しくて参加した」というシカゴのおねえちゃんもいた。
ヒデヨヴィッチ上杉さんのブログより)

 そーか、欧米系とおぼしき人々がかなり参加しておられたので気にはなっていたのだが、そういう人たちだったのか。本当に飛び入り参加だったんだね。そう言えば沿道から手をふって声援する人も多く、途中で歩道から飛び入り参加する人もいて、四条河原町を過ぎるあたりまでに、デモ隊は最初のころよりかなり膨れ上がっているようでした。で、そんな途中参加の中に、「壊れる前に…」の、うにさんがいたということを後から知ってびっくり。

私は仕事の終わるのが遅くなってしまって、デモの後半(四条大橋付近から河原町通り沿いに上がって京阪三条の解散地点まで)しか参加できなかったのですが、若い人が多かったのと、欧米系の人が多かった(英語のプラカードも多かった)のが印象に残りました。私は京都に来てからデモで歩くのはこれが初めてだったのですが、名古屋よりだいぶ平均年齢が若いように思えました。大学とか多いからかな。
(「壊れる前に…」より)

 使われている写真を見ても、おそらく私とうにさんは、数メートルの至近距離にいたはず。「あなたはファルージャで何をしたのかといった感じ」のプラカードを持っておられたとか。うーん、そういえばあったような…。お互いにまったく面識がないので気がつかず、残念なことをしました。

 さらにさらに、あろうことか(笑)、労働者Lさんまですぐそばにいたらしい。

通りがかった右翼の街宣車がスピーカーで何かしゃべっていたので、こっちの邪魔をしているのかと思ってよく聞いたら、実はわたしらのシュプレヒコールに唱和していたのだった。ちょっとビックリしたよ。
わたしはデモというとプラカードにいかに面白い文句を書くか、ということだけにいつも全力を傾注しているのだが、今回も必死に考えた甲斐あって好評だった。見知らぬ人も何人もほめて下さった人がいたのでうれしかったよ。で、なんと書いたかっていうと、それはヒ・ミ・ツ。いやホントは書きたいけど、正体バレるとヤだからね。
(「労働者Lの言いたい放題」より)

牛肉いらんし基地かえせ うーむ。まさしく関西の左派系有名ブロガーが総結集してたのね。実は。
 「面白い文句のプラカード」って、あれだろうか?これだろうか?といろいろ思い出してみる。私が一番個人的に大うけしたのは「牛肉いらんし、基地かえせ」だったなあ。文句も面白いし、安全が確認されない牛肉の押し売りと、基地の押し付けへの批判が両方盛り込まれていて秀逸だと思います。感銘を受けたのは「剣によって立つ者は剣によって滅ぶ」という聖書の言葉を引用したプラカードでした。各人が工夫をこらしたプラカードもいろいろ撮影してムービーに入っているから、是非見てみてほしいです。

 しかし右翼の街宣車がダミ声でがなっていて、機動隊と私服に追い払われているのは見たけど、何て言っているのかは聞き取れなかった。まさかこちらのシュプレヒコールに唱和していたとは!四条河原町にいた右翼の街宣車には「民族自決」なんてスローガンが書いてあったので、「だったらブッシュと小泉に反対せいや」とか思ったのだけど、本当に反対してたのね(笑)。てっきり右翼がデモに介入してきたのかと思っていました。すまんこってす。今までのステレオタイプの「左右」が通じない。ほんまにややこしい時代になってきた。まあ、単に左翼が弱って、右翼が「反米」を掲げる「余裕」が出てきたというだけかもしれんが。

右翼街宣車警察の弾圧

 そんなこんなでめちゃくちゃ盛り上がりつつ、三条河原町に到達。ここを直進すれば、ブッシュのいる京都迎賓館がある。別に暴れるわけでなし、諸外国の感覚なら丸太町くらいまでデモ隊を通せばいいではないかと思えるのですが、市民への規制だけは過剰警備が常の日本のこと。機動隊が交差点を占拠して完全封鎖しており、「はい、君らはここまで」とばかりに右折させられます。あらかじめ通告されていたコースとはいえ、こんなところでUターンさせられるのは合点がいかない。

抗議する人々抗議する人々

 どうせ交差点は端から機動隊が封鎖している。デモ隊の速度が遅くなるのもいたし方あるまい。機動隊ごしに精一杯の抗議をブッシュに向かって叩きつける。私のいた第二陣が一番激しく、また心のこもった怒りを各人が思い思いに表現していたと思います。学生さん達がとても頑張っていて、また、数も多かったのが嬉しかった。最後にはわらわらと集まった私のような有象無象たちが完全に立ち止まってしまい、主催者の宣伝カーに促されるまで抗議を続けました。まあ、ほんの数分のことです。
 うにさんは「振り返って見ると、ここでデモの隊列がとぎれてしまっていたので、もしかするとちょっとしたイザコザとかがあったのかもしれません(全くの憶測です)」と書かれておられますが、まあ、そんな感じだったんですよ。

抗議する人々抗議する人々

 その後に続く、労組らの第三陣グループは、私らのようにバラバラではなく、ちゃんと隊列を組んで、見るからに整然とした印象です。封鎖する機動隊の前で隊列を止めるので、「すわ、何をする気だ!」と思って見ていますと、機動隊を背景にして、デモ隊の「記念写真」撮影をはじめられました。きっと機関紙か何かに掲載する写真で、カメラマンの要請でしょう。ま、こういう「演出」は立場の左右や、政治系、非政治系を問わず、どこでもやることですので、嘘写真でない限りは、何一つ非難されるいわれは全くありません。でも機動隊の目が点になってたので、ちょっとおもろかったです。

抗議する人々抗議する人々

 それから最後に悔いのないよう、あらん限りの抗議の声をあげつつ、三条大橋を渡り、彦九郎前で流れ解散でした。
 本当に、飛び入り参加の外人さんの言葉ではないけれど、「ええかんじや。ええ感じのデモや。グレート!」と思います。これほど心置きなく自分の「個人としての意思」を表明できたのは、現役活動家時代にはなかったです。参加できてよかったと終わってからもしみじみ思えるデモでした。

解散地点 参加者は毎日新聞が400人。朝日新聞が700人と載せていたそうです。おそらく毎日は出稿が早かったと思われます。私が集会場に到着した時は、ざっと見渡して500人弱だったと思いますから、集会前半は毎日が載せたくらいの数だったと思います。

 普通は集会よりデモのほうが数が減るのが当たり前なんですが、今回ばかりはデモが近づくほど数が増えていくという異例の事態でした。平日の夜でしたので、仕事を終えた人々が息せき切って次々と駆けつけたということもあるでしょう。さらにデモの途中でも、沿道から次々と合流してくる人がいて、最後はかなり膨れ上がりました。ムービーを見てもらえばわかるように、いくらなんでも400人ということはありません。「組織動員」と呼べるものがほとんどない、しかも平日ので京都の緊急行動という条件を考えれば、非常によく集まったと思います。

 この日は私達以外にも、共産党系や中核派系などいくつものデモがあったみたいです。当然、他のデモにまでは参加していないわけですが、私の参加したデモ隊には何一つ「きっちりとした固い大きな組織」は参加していませんでしたし、特に私のいた第二陣は、およそ「隊列」とは呼べない「烏合の衆」でしたが、この一見無秩序な潮流の中に、一番今後につながる可能性があるのではないかと感じました。

 関西人的な感性で見ますと、東京は何かと「きっちり」したがるので、市民隊列の中も「反党派」「市民原理主義」ばかりのように見えます。何か必死になって「市民ぶりっこ」しているというか。「市民」でもどうでもええやん!もっとおおらかにいったらええんとちゃうのん?と関西人としては思います。

 しかし一番驚いたのは、黒目さんのブログに書いてありますけど、小泉首相がデモ隊が通るすぐそばの店で、蕎麦食っていたという話ですね。(○´д`○)マヂカョ・・・

 実は私の業界ではクリスマス・年末商戦に向けてこれから忙しくなってきますが、アルバイトさんが辞めちゃったりして、すでに11月も一度も休みをとりませんでした。まあ、正確には11日の「叩きつけ行動」に参加するために1回だけ休んでるんですけどね。精神的には気力充実して帰ってきたんですが、肉体的には更にへろへろになってしまい、休んだという感じではありません。んで、東京から帰ってまもなく、この京都行動に参加するため、夜の忙しい時間から半休とりました。アルバイトの皆さん、ごめんなさい(笑)。

 本当は翌日の昼間の抗議行動にも、午前中の数時間だけ参加するつもりでいたのですが、仕事の都合で1時間くらいしか参加できなくなってしまったのと、さすがに体がいうことをきかなくて、こちらは見送らせていただきました。でも、やっぱり、たとえ30分でも参加して「会談反対」の意志を表明するべきだったかと後悔しています。

参考リンク

京都のデモ(壊れる前に…)
ブッシュ大統領入洛(瀬戸智子の枕草子)
小泉よ、ブッシュよ、沖縄の声を聞け(アッテンボロー)
ブッシュ大統領を迎える言葉(つぶやき手帳)
反ブッシュ連続行動を貫徹!(ですぺら)
ブッシュが来た(勝つ時だって、あるだろう)
デモに行ってきた(労働者Lの言いたい放題!)
突然、道が封鎖される今日この頃の京都(Pavi info)
失敬なブッシュ(国営ナンタラ通信)

シンさんの辺野古日記
オープンスペース「街」

コメント

  1. おー、私のプラカードの裏面(”Peace”です。ださっ!)が二回映ってました。19:30 と 23:50 ぐらい。三条河原町ではお互いほとんど数十センチのところまで近寄っていたんですね! きっと、お会いする日が来るに違いないと思います。その時はぜひ握手を。

  2. ビデオ撮影お疲れさま。デモのあと一緒に参加した若い人たちと飲んでいたんですが、みんなフツーの学生なのに、何の屈託もなくデモに参加してるんですよ。わたしが学生のころはデモに行くのは過激派の危ないヤツだと思われてましたけどねえ。未来は明るいとおもいました。

  1. 2005年 12月 03日
  2. 2005年 12月 04日
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