共謀罪阻止が正念場!

BLOG版「ヘンリー・オーツの独り言」

すでに各紙が一面トップで大きく報じているところですが、世論に押されて今国会での成立が絶望となっていた凶暴(共謀)罪について、与党側が民主党の「修正案」を100%丸呑みし、法務委員会で採決に持ち込む方針を打ち出しました。これに対して民主党右派の鳩山幹事長が「こちらの案を丸呑みする以上、論理的に拒否はできない」などと発言し、ネットでも激しい衝撃が駆け巡りました。

しかしここで多くの個人ブロガー達が大きな力を発揮しました。彼らは決して状況に絶望することなく、数々のメーリングリストやトラックバックなどで状況を話し合い、情報を結び合って慌てずに、各々が考える当面の方針を提議しあっていきました。その結果、これらの情報に接した多くのネットワーカー達が呼びかけにこたえ、1日の深夜から2日の午前中までにかけて、民主党の委員達に「決して採決に応じないで」とする要請のファックスを送り続けたのです。その件数は膨大な量に達した模様です。一つ一つは小さくとも、これは集まって大きな力を発揮しました。個人を結び合うインターネットの力がいかんなく発揮された瞬間です。

本当に、インターネットで昨晩からガンガンやっていた人の功績は大きいと!そして、自腹を切って、メールや電話、ファクス、電報までおやりになられた皆さんは、日本を救っている!!間違いない!!
集会の労組や学生 日教組の皆さんも、果ては沖縄から、広島、東北、遠方からいらっしゃった。この人々無くして、今日の今はなかった!絶対に!なんとか、知らない国民にこの事実を知らしめたい!!

喜八さんや ロシアCISチェチェンさんや SOME KIND OF WONDERFULさん そのほか、大勢の人のトラックバックで、次何をすべきかの指針が提示されたことは、本当に大きな大きな「一手」だった!
私は、もうとにかく昨晩は動転していたが、冷静な彼らの「一手」は、今日の勝利の「王手」だったと思う。本当に感謝する。
あなたがたは、確実に日本を救っている!誰が認めまいと おれは認める!そして感謝する!

共謀罪ブログや共同行動ONLINEの存在も不可欠だった。今朝見たら、きちんと集会の告知をなさっていた。
一般人が集会に来た率は少ない。しかし、一般人は、このようなサイトがなければ集会の情報が得られない。感謝する。

新党を欲する人今日の勝利とブロガーとメール・電話・ファクスに乾杯!」より抜粋)

小沢党首を擁する保守政党の民主党が、ここまで元気に「反対」で頑張れたのは、ようやく共謀罪の存在と内容が(まだまだ断片的で不十分ながらも)一般に知られるようになり、反対や不安の世論が高まったからです。民主党がその世論をバックにしていたからこそ、巨大与党の力をもってしても法案の強行採決ができなかったのであり、ここで共謀罪を廃案に追い込めれば民主党の株はいっきにあがります。
ところがもし、与党が「民主党案丸呑み」で共謀罪を成立させた場合、「言論弾圧法案を強行採決で制定した」という与党のダーティイメージは払拭され、逆に「世論の後押しを裏切って法案を成立させた」という民主党の行為のほうが際立つ結果となります。つまり、むしろ自民党よりも、民主党の方が、批判と怒りの矢面に立って傷つくことになる。小沢党首が「(丸呑み案は)一文の得にもならない。慎重にいくべきだ」と指示したのは、鳩山幹事長とくらべても、なるほど中々の嗅覚の持ち主だと思いました。

だいたいが民主党の修正案については、これまで与党は問題にならないとさんざんに批判し、法務省のサイトで「絶対受け入れらない」として詳細な反論まで掲載してきました。「絶対に受け入れ不可能」なはずだったものが、いつから、なぜ「丸呑み(=受け入れ)」可能になったのか、あまりにも無節操すぎる。そのことを与党はきちんと説明し、従来の態度が誤りであったのなら、しっかりとした自己批判を示すべきです。

この点について、麻生外務大臣は閣議後の記者会見でも民主党案を批判してみせ、一応は「筋を通した」格好になっていますが、共謀罪の審議でも野党側の質問に立ち往生していた杉浦法務大臣は「(民主党案でも)支障は無い」(!?)と、またしても行き当たりばったりな発言で節操のないところを見せつけるなど、閣内は完全に不統一な混乱状態になっています。当の小泉総理は「(丸呑み案なんか)指示していない。現場にまかせている」と、問題がこじれて批判されかねなくなると、投げやりで他人に責任を押付け、自分だけは無傷でいようとする、いつも通りの返答ぶりです。

これらの発言に先立ち、今回の「丸呑み」の首謀者である細田自民党国対委員長は、鳩山幹事長の態度に安心しきっていたのか、共同通信の取材に対してはしゃぎまくっていました。曰く、自分の頭文字をとって「ウルトラHだ」とのたまい、この「奇策」は「将来の再修正を睨んだ政治判断」であると、つい口をすべらしてしまいました。つまり、「この国会で成立させなければ次の国会でも難しい。問題があれば今後、修正すればいい」と強調したというのです。その同じ時間に民主党では、法案に反対を貫くよう要請するファックスが山のように着信し続けているとも知らずに。

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要するに細田氏の言っていることは、今国会では「丸呑み」するが、いったん飲んだものを秋の国会では「吐き出し」てしまう、つまり民主党案なんぞ反故にして、与党案の通りに改正しちまえばいい、そのほうがよっぽど簡単だということです。これほど人を小ばかにしたものはありません。しかし、細田氏は大変にいいことをしたと思います。ファックスの山に埋もれて、おそらく内心では反対を貫きたいという方向に傾きつつあった民主党の議員たちに、絶好のタイミングで口実を与えたのですから。

そして、忘れてならないのは、確かに「口実」を与えたのは細田氏かもしれませんが、当初は「論理的に反対できない」だの、せいぜいが「慎重に」だった民主党を反対の側に押し戻したのは、世論の力と、それを橋渡しした、多くのブロガーたちの奮闘であったということです。いまや細田氏の「実は丸呑みは謀略なんだよん、僕って頭いいでしょ」と言わんばかりの発言で、与野党の議員たちの信頼関係は完全に崩壊し、細田氏の「丸呑み」発表前よりも、状況は与党にとってむしろ悪化してしまいました。

しかしまだまだ油断はできません。あんまりたよりにならない民主党が、いつまた自民党の餌に引っかかるかもしれません。与党の強行採決の目も残されています。皆さん!民主党に引き続き要請のファックスを送り続けましょう。ここ数日はとりわけ重要です。まさに正念場です。ようやくマスコミでも共謀罪の内容を報道しはじめています。まだまだ共謀罪のことをよく知らない人がほとんどですが、それでも不安を感じて、「最低限、今国会での成立は見送ってほしい」という人が大多数です。この世論に応え、次の国会まで時間をかせぐことができれば、共謀罪の正確な内容を広く知らせる時間が生まれます。そのことによって「次の国会でも難しい」状況になることは、細田氏本人が認めています。

このエントリーの末尾に、民主党へのファックス(電話)番号を転載しておきます。今日の朝、お出かけ前に一本、夜のおやすみ前に一本、今日から連日、民主党にファックスを送り続けてください。すでに証明された通り、それが大きな力になります。難しく考えなくても、「共謀罪に反対だ」ということがわかればいいのです。「共謀罪反対!」「ワナにかかっちゃダメ!」「成立に加担しないで!」「審議は全く不十分!」「廃案あるのみ!」「歴史に汚点を残さないで!」などの一行だけでも、あるいはこのエントリーの適当な部分をコピペするだけでもかまいません。そういうファックスがすでに大量に届いています。あなたもその中の一通に是非ともなってください。

最後に、民主党が与党の求めに応じて「修正案」を出してしまったことについてです。
なんでもかんでも「対案」を出せばいいというものではありません。与党根性や与党ぶりっ子も結構ですが、「本物の与党」が出してくる法案の中には、「修正」だの「対案」だのを議論する余地がなく、廃案にするしか方法のないものもあります。とりわけ人権に関する法案についてはそうです。今回の共謀罪は廃案以外の選択肢がありません。なのにへたな「修正案」を出したがために、危うく反対できなくされてしまう、与党の謀略に飲み込まれてしまうところでした。

民主党が修正案を出した段階から、反対運動のなかでは、与党が民主案を受け入れる危険性を危惧する声があった。民主党が修正案路線をとった段階で、原則をふみはずした。その結果、与党の土俵にひきずりこまれ、与党の策略に呑み込まれた。共謀罪で抑えておくべき大原則は、いっさいの実行行為のない段階での共謀の犯罪化は、人々のコミュニケーションや行動の日常的な監視と予防検束といった警察権力の肥大化を招く一方で、市民的な自由を大幅に侵害するということだ。この点は民主案でもまったく払拭できていない。特に、国際的な犯罪に限定すればよいという考え方は、市民運動や労働運動、NGOの運動がグローバルな連帯に基づいて展開されているなかで、むしろ百害あって一理なしの修正案である。民主党案をもとにしたばあい、警察などの法執行機関は、移住労働者の団体や国際的な人権団体や環境団体を格好のターゲットとして取り締まることになるだけだ。

この耐えがたい茶番を(民主党案の)共謀罪成立という最悪の結果で終わらせてはならない。民主党案丸呑みの与党の責任を徹底して追求し、与党の本音を吐き出させなければいけない。与党のマヌーバーを許さないしたたかさが民主党にあるのかどうか私には判断できない。現在の共謀罪をめぐる政治情勢を、国会の中の議員たちの政治的な駆け引きに還元するような見方(マスコミが好んでとる態度だが)をしてはならない。共謀罪の問題は、私たちの市民的な自由の権利それ自体の危機の問題である。権利は闘わなければ維持することも獲得することもできないのだ。政治家に委ねる問題ではない。共謀罪廃案の鍵を握るのは私たちなのだ。政治の茶番を許さず、いかに闘うかにかかっている。

no more capitalism:「法を弄ぶ与党=民主修正案丸呑み与党の本質」より抜粋)

民主党にはこれを大きな教訓としていただきたいものです。

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■民主党へのファックス・電話・メールのあて先

●民主党連絡先

◇民主党

  ★代表電話:03-3595-9988
  ★「国民の声」FAX:03-3595-7316

  ※早朝・深夜でも留守電に吹き込めます!どんどんメッセージを!!
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◇小沢一郎代表

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  ※または衆議院代表(TEL)03-3581-5111にかけて「小沢一郎さんお願いします」でつないでくれます。
     
◇平岡秀夫 民主党法務委員会筆頭理事

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◇その他の役員

  ★羽 田孜 最高顧問 :FAX 03-3502-5080
  ★菅 直人 代表代行 :FAX 03-3595-0090
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  ★川端 達夫 常任幹事会議長 :FAX 03-3502-5813
  ★安住 淳 選挙対策委員長 :FAX 03-3508-3503
  ★江田 五月 参議院議員会長 :FAX 03-5512-2608
  ★輿石 東 参議院幹事長 :FAX 03-3593-6710
  ★平田 健二 参議院国会対策委員長 :FAX 03-5512-2332
  ★千葉 景子 ネクスト法務大臣 :FAX 03-5512-2412

●衆院法務委員会所属の民主党議員

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平岡 秀夫 電話:03-3508-7091 FAX:03-3508-1055 g06163@shugiin.go.jp
石関 貴史 電話:03-3508-7286 FAX:03-3508-3736 info@ishizeki.jp
枝野 幸男 電話:03-3508-7448 FAX:03-3591-2249 yukio@edano.gr.jp
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●法務委員会の名簿と連絡先などはこのサイトの中にあります。
  → http://kyobo.syuriken.jp/iinkai.htm

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コメント

  1. 草加さまはじめまして。
    今回トラックバックを送信させていただきました、new-eraです。
    書かれているどの記事もボリュームがあり的確なものばかりで、うらやましいです。
    私は学生時代から今日まで何かの党派や団体に所属したこともないのですが、今回の共謀罪については、この法案をきっかけにこの国が恐怖に支配された社会になっていくのではないかと本当に不安です。
    もともと最近の日本があらぬ方向に進んでいるのではとは思っていました。
    とはいえ日々の仕事に追われる一社会人に一体何ができるのかとも考えましたが、一人の小さな力(私のつたない文章)でもいいから自分の感じる不安を多くの人に伝えることが大切ではないかなと思っています。

    • とく
    • 2006年 6月 16日

    『安倍晋三統一協会祝電問題』を一切無視する「巨大マスゴミ」を許すな!!
    「対米売国」どころか「対朝売国の対中売国」、挙句の果ての「対韓売国(統一協会)」に走る『小泉安倍とニセ愛国者』を許すな!
    そしてコイツラのヨイショしかしない『朝日・サンケイ・読売・毎日・日経・テレ朝・フジ・日テレ・TBS・テレ東』も許すな!
    ※売国メディアを糾弾するスレ
    【小泉安倍】新聞テレビの世論操作を監視するスレ【20】
    http://money4.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1149515449/
    ※小泉安倍竹中の売国テキスト「年次改革要望書」を語るスレ
    【マスコミに代わり】年次改革要望書を読み解くスレ2
    http://money4.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1148454888/

    ※数々のネットを含む世論操作疑惑を究明するスレ
    まだセコウ】自民党「2ch対策班」8【してますか?
    http://money4.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1148743421/

    ※巨大マスゴミが無視する重大問題
    【政治】 「”統一協会の集団結婚大会に祝電”報道で、安倍氏は回答拒否、保岡氏は認める」…赤旗報じる★13
    http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1150424938/

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