アクション

サウンド屋台デモ 都大路を疾走!

四条大橋にて この週末はイラク会戦4周年で、世界同時行動が呼びかけられていました。それで日本中あちこちでデモや集会が多発していたわけであります。私もとにかく今日はどこかに行かないといかんと思っていましたところ、杏さんに「反戦と生活のための表現解放行動(略称:反戦生活)」という団体の催し物と、京都のデモを知らせていただきましたので、こちらに参加することにしました。 (写真報告集

 「反戦生活」の催し自体は、集会でもデモでもなく「反戦喫茶」という案内になっていたので、いったい何をどうするのかと思っていたのですが、行ってみたら、なんと集会場のすぐそばに、家の2階にまで届く巨大な出店をオープンさせておられました。おでん100円・コーヒー50円という格安で、カレーまである。しかもインスタントではなく、ちゃんとした手作りでめちゃうま! これはすげえ!「反戦生活」は大阪の日雇い・野宿者の問題に熱心とりくんでおられる「学生青年実」という方々ともメンバーが重なっているところです。

反戦喫茶前景 私はいつもの手押し宣伝カー「旗旗2号」を持っていきましたが、今日はさらに改良を加え、ネットオークションで落札した「自動シャボン玉製造機」を旗旗2号にセットしてもっていきました。実はね、こんなの集会で出したら「悪のりしすぎ」という顰蹙を買うのではないかと、内心ではおっかなびっくりだったのです。でも、実際にスイッチをいれて実演してみたら、次々と吐き出されるシャボン玉が大うけ!嬉しかったです。通りかかった子供たちもすごく興味深々で覗き込んだり大喜びで集まったりしてくれました。

 反戦生活の方々からも、「これ、どこで買ったの?」と何人もの方から聞いていただきました。さらに通りかかった集会参加者の方にも大うけで、やはり「どこに行けば売っているのか?」と何回も聞かれました。こんなに好評だとは思ってもみなかったです。ただ、「これだけあれば充分だろう」と思っていたシャボン玉液が、30分ともたずに、あっというまになくなってしまったのは誤算でした。いろいろやってみないとわからないことがあるものです。試行錯誤を繰り返して、さらなる改良を加えていきたいと思います。

四条大橋にて さて、集会の方は、反戦生活の案内に「2時からの集会に合流」と書いてあるだけで、実はどんな雰囲気のものかよく知らなかったのです。「反戦喫茶」の場所にむかう途中で共産党系の団体の旗や、いかにも共産党な演説が聞こえてきましたので、てっきり近所で共産系の集会と競合しているのかと思いました。しかし実は実行委の半分くらいが共産党系だと後で知りました。

 驚いたことに、集会の枠組みは、共産党系が半分くらいプラス京都総評で6割というところなんですが、残り4割の面々が凄い。洛南労組連とかアジア共同行動とか、近畿以外の素人衆はわからないでしょうが、これは旧ブント烽火派(正式名称:共産同全国委派)の人々なんです。今は戦旗西田派と組織合同しておられますが、要するにブント系です。それにこの「反戦生活」以外にも、独立系の労組など、ひと昔前なら絶対に「新左翼系ノンセクト」扱いされてた人がいっぱいでした。 さらに世間では中核派系と思われている「百万人署名実行委員会」の旗も見えます。私が現役の時代は、ブント系と中核系の大衆団体が同席するだけでも難しいというか、大変な緊張関係があったというのに、ましてや共産党と中核派系の旗が並んでいるのは、なかなかシュールにして感動的でした。

 昔も社会党が中心の集会なんかでは呉越同舟という感じでそういう風景がなかったわけではありません。しかしこの日は、かつての社会党みたいな「接着剤」があるわけでもない。それどころか、社民党や自治労、日教組みたいな右派の「大組織」は皆無です。新社会党さえいない。なのにそんなギスギスした「呉越同舟」の雰囲気ではまったくない。みんなすごく仲が良さそうでなごやかな雰囲気なんです。要するに「京都の左派大集合」だったわけです。

 「少し警察ともめる人」はもめる人なりに、「おとなしい人」はおとなしいなりに、ちゃんと役割も分担して連携し、警察にも共同して対応するなど、全体としてしっかり統一行動がとれていました。誤解のないように書いてきますが、「中核派と共産党が一緒に集会していた」わけでは全くありませんよ。そのへんは誤解なきように。それぞれとおつきあいのある大衆団体同士が同席していたにすぎません。共産党の本体がかかわっていないから、それぞれの団体の人数は少なかったように思います(そのほうがいいけど)。それでも各組織内の良質な部分が集まれば、こんな枠組みも実現可能なんだということに、すごく可能性を感じたし、感動しました。

 私はすっかり驚いてしまったのですが、実は京都では数年前からこの枠組みが出来上がっているんだそうです。さすが京都の共産党は柔軟だわ(除く立命館大学)。昔は私らが参加すると言ったら、基本的に「誰でも歓迎(=いいかげん)」な社会党系の集会と決まっていたんだけどねー。こんな日がくるとは夢にも思わなかった。とにかく集会場で旗を見てまわるだけでも楽しくてニコニコしてきました。ここにもできるだけたくさん掲載して紹介しておきますね。

 さて、集会が終盤に近づいて、この店どうするのか、急いで解体してトラックか何かで運ぶのかと思っていたら、何と「この店といっしょにデモします」と言われて「はぁ?!」です。見るとちゃんと下に車輪がついていて稼動式になっています。店自体もここで組み立てたのではなく、このまんまの状態でデモコースの何倍もの距離を、ここまで押してきたのだとか。

 さらにこの「店」にはちゃんと車載用のバッテリーを電源としたコンセントまでついていて、家庭用のステレオでヒップホップ音楽を大音響で流しながら、最後尾の「反戦生活」の隊列だけサウンドデモ状態。最後は店の中に飛び乗って、赤旗を打ち振りながら、祇園祭よろしく都大路を駆け抜けました。注目度抜群!それで写真のような状態になるわけですが、いやもう、その目立つこと。「こいつはすげえ!」としか言いようがありません。何しろ縁日の出店みたいのがそのまんまデモしているわけですからね。

四条河原町付近

 警備の警官も、だいたいの方があっけにとられて見ていましたが、中に一人だけ、他の警官は何も言わないのに、個人的に「これは『物件』だろうが!」と、全く個人的にいちゃもんつけまくってくる右翼みたいな警官がいました。実行委の方がこの「出店デモ」を実現するために、ちゃんと警備責任者と交渉してくれていたにもかかわらずです。こういう個人の趣味や思想を権力使って押し付けてくる輩は許せません。

 さらに反戦生活の隊列は、もちろんイラクや辺野古や改憲の問題も当然にシュプレヒコールで訴えていましたが、それに続けて、

デモを個人的に妨害し続けた警官

「派遣労働者はたたかうぞ!」 「フリーターを馬鹿にするな!」
「派遣にも危険手当をだせ!」「ボーナスを出せ!」「交通費を払え!」
「国民年金が高すぎるぞ!」「高すぎて払えないぞ!」

なんてヒップホップの音楽と共にシュプレヒコールして、おもしろかった。特に「交通費」と「国民保険」の時は、私もあまりにも身につまされすぎて、思わず心から絶叫してしまった(笑)。

 集会のメインテーマはもちろんイラク反戦がなんですが、それは単にイラクの人々に同情したり、アメリカを糾弾して終わる問題ではありません。この問題では世界から孤立しているアメリカを支え続ける数少ない有力国が、私たちの日本であり、安倍政権です。その安倍政権は「テロとの戦い支持」をもテコに、自身の手による「改憲」=戦争のできる国家作りを強力に進めています。さらにその国家体制を支えるための国内再編、弱者へのしわ寄せや切捨ての中で、今や若年労働者の半数が派遣などの不安定雇用であり、ホームレス(貧困・野宿労働者)の人々も年々増加の一途です。労働人口全体から見ても、これらの層はもはや3割を突破しようとしています。一般に格差社会とかワーキングプアなどと言われる現象ですが、イラク戦争―改憲策動-格差社会など、これらはすべてがつながっており、とんでもない未来へと、日本と世界が向かっていると言えます。

八坂神社前

 沿道の若い人々もニコニコして聞いておられましたし、年配の方も苦笑しつつ好意的にみてくれていたと思います。ここでも例の右翼警官がすっ飛んできて、「店の中から出ろ!」と恫喝・妨害。こちらはデモの許可条件には違反していませんので、一同の目がテンになりました。最初は「はいはい、わかったから…」と穏便にいなしていたのですが、「わかったんやったら出ろや!」と、なおもしつこくからんできます。ほんとに最低!また「最後尾で警察ともめている人」になっちゃったじゃないか(苦笑

 で、解散地点の円山公園について停止したら、そのまんま瞬時に売れのこったおでんを販売開始。って、おでんと一緒にデモしてたんかーい!これはもう店ではなくて屋台ですな。「サウンド屋台デモ」で記事のタイトルは決まった!

八坂神社前

 販売終了後はこの巨大な屋台を、このまんまの状態で、30人くらいでゴロゴロと押しながら帰りました。道すがら、ステレオで音楽を流したり、ギターを弾いたりしながら、みんなで「不屈の民」や「インターナショナル」を大合唱しながら帰った。今度は屋台から一転して「旅芸人の一座」という風情です。沿道からはめちゃ注目されまくりだったっけど、みんな悲壮でなく戦闘的で、しかも最後まで笑顔が耐えず、この帰り道もすんごく楽しかった。

 とにかくデモというのは、「何でもいいからとにかく人数を集めればいい」というものではないと、しみじみ思いました。そんなことばかりしているから、中身が「来賓挨拶」みたいなもんばかりの、全然おもしろくないものになって、長期的にはジリ貧になるんですよ。この日のデモは、本当に楽しく、また、楽しいだけではなくて、道路を揺るがすような参加者の主体的な怒りに満ちた、とてもいいデモだったと思います。このところ疲れて動くのが辛く、へこんだ気持ちでしたが、元気と勇気とヤル気をチャージしていただいと思います。幸せな気分でした。こんなデモならまたやりてーな。

●会場風景

集会場風景

全身プラカードマン ユニオンぼちぼち 屋台付近

コメント

    • たか
    • 2007年 3月 26日

    こういうのいいですね。
    この非常事態に思い思いのフランスデモするのは自然。
    別に団結しなくても、なんとなく集まるだけでもかなり訴える力が出る。

    本来なら席を同じうせずの人たちが同席していること自体、いかに事態が悪化しているか、切迫しているかのあらわれ。
    この危機意識を一般無党派と共有できないものか。
    単にあおるだけでなく。
    サウンドデモは、新しい?有力な方法かもしれない。
    替え歌作って歌って、政権を揶揄するのもたのしい。

    ところで、ヘンリーオーツさんが今東京で難儀なことになってるらしい。
    口先ばかり偉そうなこと言ってる連中(俺含めて)は、せめて路銀くらいカンパしてやろう。
    左の信条はこの際棚上げして
    体張ってがんばってる京都近隣の皆さん、同じく体張ってがんばってるヘンリーオーツ氏を見捨てないでくれい。

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