大石あき子さんは国会議員かつ連帯ユニオンの組合員というユニークな存在

大石あき子さん「くさり」記事
大石あき子さん「くさり」記事

by 戸田ひさよし

連帯ユニオン議員ネット代表の戸田から「旗旗」読者の皆様へ。
拡散希望!メールで受け取られた方には重複ご容赦。

★れいわ新選組の大石あきこさんは連帯労組初の「国会議員にして組合員」!
(連帯ユニオン近畿地本傘下の関西ゼネラル支部所属。現在職場は無いが)
それが関西生コン支部機関紙「くさり」2022年1月号記事「大石あきこさんインタビュー」に明記されている。(上記記事画像)

≪1≫ 2020年6月にゼネラル支部十三市民病院分会が結成されて労働条件改善・配転阻止闘争が始まってニュースにもなったが、現場の女性労働者の訴えを連帯労組伝え、共に分会メンバーになって配転阻止・労働条件改善させ勝利和解への助力をしたのが大石さんだった。

 大石さんの大阪府職員だった見識や反維新運動の実績、2019年府議選候補だった知名度などが大きなプラスに働いた事は間違いない。、

<参考>
・21年連帯ユニオン議員ネット大会12
【報告4】大西ゆみ氏:十三市民病院分会:12分

≪2≫ この時の「連帯ユニオン関西ゼネラル支部:十三市民病院分会員」という肩書きについては、当然、連帯ユニオン側と大石さんとの合意で定められたものであり、「企業内労組」ではなく、「産業別労組」である連帯ユニオンがその企業の労働者ではない人を組合員と認定して「分会員」とか「労組役員」、「交渉員」などにするのは労組自治の自由である。

 一部に「大石さんが十三市民病院の労働者ではない」ことをもって大石さんに対して「偽装組合員だ」とか「企業と契約してない者が何で組合員やねん」、「連帯労組を自分の売名に使っている」等々の非難をする向きがあったが、これは連帯労組の性質や自己決定権、また世界では標準の組合形態である産別労組への無理解による誤解と言わねばならない(企業別労組という形態のほうが特殊)。

≪3≫ ただ、戸田は「大きな勝利和解を得ての組合撤退」によって「十三市民病院分会」が消滅した後は、大石さんの組合員としての地位が解消されたものと思っていたが、そうではなく、その後もずっと「関西ゼネラル支部所属の組合員」の地位にある事が明確になった。

★つまり大石さんは「衆院議員かつ関西ゼネラル支部所属の組合員」!
 連帯労組初の「国会議員かつ労組員」が爆誕した!

≪4≫ 議員が労組の顧問や役員を兼任するのはままある事だ。戸田は門真市議時代の2003年~2006年あたりに「連帯ユニオン近畿地本委員長」を有給で兼任したし、その後も「近畿地本特別顧問」(無給)になっている。

しかし「国会議員がヒラの組合員」という例はたぶん大石さんだけだろう

 そこに大石さんの「ヒラの現場の人間の感覚を忘れずにいたい」という指向性が現れていると思う。

≪5≫生コン支部機関紙「くさり」記事抜粋
◎賃労働の痛みを忘れないためにも私が連帯の労組員であることは一つのアイデンティティとして大切なことだと思っている。
◎議員であり組合員でありたいという作風を模索していきたい。
◎連帯の弾圧のことはずっと気にかかっていたし、役に立ちたいと思っていたので、これからやらなと思ってます。

カンナマ支部HPでは弾圧対応で機関紙HPに労力が割けず、「くさり」のアップは2018年で停まってしまっている。残念!、

≪6≫ 連帯ユニオンは政党・政治家との交流で何かと苦い思いを舐めさせられてきた。
 元々カンナマ支部は「共産党直系の労組」だったが、「先進的闘争」が激しい権力弾圧を浴びた19820年代に「共産党の裏切りと組織破壊攻撃」を受けて分岐して連帯ユニオンを創設した。

参考】共産党直系だった関生が弾圧対応で共産党と分岐、独自左派に

 その後「総評社会党ブロック」の一翼となったが、「弾圧があると手の平返しで背を向ける」政党・政治家がいろいろいて、この間は「国会政党で連帯労組支持・弾圧反対を表明するのは社民党だけ」、となっていた。

◆しかし最近、「政党総体としてではない」とはいえ、れいわ新選組は
・衆院議員の「大石あきこ」さんが連帯ユニオンの組合員!
・参院大阪選挙区予定候補の「やはた愛」さんが連帯ユニオン議員ネットに入会!
  (衆院選挙比例区で出馬し、大阪市内に事務所を構えて活動)
・衆院選公認候補を経て参院出馬を目指す「つじ恵」さんが連帯ユニオン議員ネットの顧問に!
  (兵庫8区=尼崎市に事務所を構えて活動)

という頼もしい陣立てになった。(やはたさん、つじさんは2/5連帯ユニオン議員ネット大会にも参加!)

■様々な困難はあるが、連帯ユニオン:関西地区生コン支部(カンナマ)への理解と弾圧への反対の声は着実に広がってきた。
 共産党でさえ露骨な連帯労組非難はしなくなり、所によっては反弾圧の輪に入ってくる党員も出て来た。(愛知などまだ極く一部地域だが)
 「手の平返しの立憲」の中にも姿勢を改善する議員も少しいる。

 関西で「れいわ3人士」と社民党(副党首の大椿ゆうこさんは連帯ユニオン議員ネット会員)が「反維新」、「連帯労組弾圧反対」の運動に取り組む中で、政党状況の改善が進んでいくだろう。

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