オンラインゲーム2006.10.18草加耕助

左翼ゲーム「結衣ちゃんは革命家」を公開しました

　あ～～～～っと気がつくと、前回のブログ更新から、もう４ヶ月近くもたっている！いや本当に申し訳ありません。
　言い訳ですが、個人的にちょっと大変で、まったく時間がとれない状態でして、一時的にサイトを閉じようかと思ったくらい。
　まだしばらくこの状況は続きそうなのですが、落ち着くのを待っていたら、いつのことになるかわかりませんので、大変は大変なりに、ぼちぼちとペースを取り戻していかなあかんなあと。

　で、ネット生活復帰の第一段として、新しいゲームを設置してみました。
　って、いきなり大真面目ではないところからはじまってしまいますが（笑
　一日30分くらいしか自由時間がとれないような状況が続いていましたので、その間に「期限を切らず、時期も気にせずににコツコツできること」という判断で、少しずつ作っていました。ほぼ完成いたしましたので、公開します。

　タイトルは「結衣ちゃんは革命家」という恋愛シミュレーションゲームです（爆
　Petroomという、「訪問したユーザーみんなでペットの世話をする」というコンセプトの超有名なCGIゲームがあるんですが、それの改造版です。従来の改造版Petroomと違うのは、ヒロインの声がフルボイス版だということです。とにかくほとんどの場面でヒロインが喋ってくれます。

　詳しいゲーム内容は、ゲームのトップ画面や、「くわしい遊び方」のところに載っていますので、そちらを見てください。
　まあ、自分で見ても、いかにも「元活動家」が作ったようなゲームで、「現役のリアル左翼」の方からは、「くだらない！」の一言で片付けられそうですね(^_^;)。

　これを作った動機はいろいろあるんですが、まず、せっかく来てくれた方に「へぇー！」と思ってもらいたいつーのがひとつ。それと、左翼運動を全然知らない人が空想で書いたような漫画やドラマには、とてつもなく現実離れした「過激派」や「テロリスト」が出てきたりするんですが、実態を知っている者からみると、「いくらなんでも、そんなやつぁいねぇ！」（笑）と思えて白けてしまうんです。それなら自分で作ってやれと。

　あと、自分たちの経験した日々を何らかの形で残しておきたいなあとか、右翼系の人は漫画とかの媒体をうまく使って、自分らの言い分を効果的に宣伝してるのに、「左」の人は真面目すぎるのではないかという疑問とか、まあ、言い出せばいろいろあるんですけどね。

　一言で言ってしまえば「面白そうだから」ってことですか？(^○^)
　そう思ってしまうと、もう止まらない～って感じです。

　まあこれ以上言ってもはじまりませんので、興味があればゲームやってみてください。

　とりあえず動画コーナーで、オープニングムービーだけ公開してますんで、それを見てから、プレーヤー登録するかどうか決めていただいてもいいです。~~サポート掲示板もあります~~（現在は稼働していません）ので、疑問や不具合の報告、感想なども待っています。ただし「絵がへた」とか「バランスがおかしい」「時代考証が違う」とかの苦情は・・・許してください(T△T) 。

　なお、私は別に「絵が描ける」わけじゃありません。素材サイト様におんぶに抱っこで完成させました。
　それぞれのサイト様の使用条件はまちまちです。一枚の絵に複数のサイト様の画像が入っている場合もあります。そのへんややこしいので、一番厳しいサイト様の条件にしたがい、ゲーム中の絵や音楽のダウンロードや、それを他で公開することは一律禁止させていただきます。

　なお、「このゲームを紹介してやろう」という奇特な方がおられるようでしたら、このエントリーの頭にあります画像と、「くわしい遊び方」ページの作品用バナーなどを使ってください。それ以外に何かほしい画像がある場合は言ってください。それにあわせて用意できるものならしますので。勝手申しますが、よろしくお願いします。

　最後に、ゲーム作成にあたり、はじめは「左翼体験」を持つ人みんなが楽しめるような内容にしようかと思いましたが、一口に左翼といっても千差万別で思想や主張も幅広く、私たちと共産党の仲が悪かったように、ほとんど正反対の事柄もたくさんあります。

　そこでもう、そのへん、変に薄めたり言い訳したりすると、かえって面白くなくなると判断し、完全に「元戦旗派限定」と割り切って作りました。ですから、左翼内でも、納得できない人がいろいろおられると思います。特に共産党系の方とか。

　そこんとこはまあ、当時はこんな感じで思っていたということで、見る人も割り切ってみてください。別に今は誰に対しても悪い感情はもってませんから。とりあえず、ゲーム内でカッコよく描かれているのは、戦旗派-社学同である主人公とヒロイン達だけです。

　どうしても納得できない方は、従来の「悪しき左翼」みたいに相手をつぶすんじゃなくて、ご自分たちで何か「面白いこと」をしてください。その中で、当時の私たちがボロクソに描かれていても、私はちっとも怒りませんし、悪い感情も持ちません。それに納得できなきゃ、また私も「もっと面白いもの」を作るだけです。

　とにかく、互いにつぶしあうんじゃなくて、そういう前向きな競争ができればいいな、いろんなものをお互いに出し合って並べられたなら、きっと左翼も活性化するに違いないのになぁと……そう思う今日この頃なわけです。

（追記）

　どうも最近、このゲームのユーザー登録が飛躍的な勢いで伸びていると思ったら、左翼とは縁もゆかりも無い非政治系のブログや、はたまた右翼系のサイトでも紹介されているようです。取り上げ方やスタンスは様々ですが、とにかくありがたいことだと思っています。

　しかし右派系サイトの「とりかご」さんとこのセリフで「左翼が妙な動きをしています」「遂に敵も洒落っ気を出してきたか。手ごわいな」というのは大笑いしたし、嬉しかったです。そうそう、そう言って欲しかったの。わかってるじゃないですか（笑

　上の「不満があるものを潰すより、自分でもっと面白いものを発信すればいい」というのは、左翼の方に向けて書いたのですが、右派の方にもあてはまります。馴れ合いは駄目でしょうが、たまにはこういう「牧歌的に競い合う」分野もあっていいかなと思います。

　ただ、特に若い右派の方に見受けられるのですが、現実には存在しないような「脳内左翼」と闘うのはやめてほしいと思いますが。