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六、党派闘争に勝ちぬくには
(1)再度ここでは八三年以降の党派闘争の波にさらされることによってわれわれは鍛えられ、力をつよめてきたことをおさえねばならない。
またそこでの闘い方の核になるのは、党の武装をつよめ、非公然体質をふかめつつ権力と闘いぬく構造を確立することによって内ゲバ党派を逆規定する関係に立つことがあくまでも基軸をなす。
(2)そのうえで今、直接に革共同系列に伍し勝とうとする考えはきっぱりとすてる必要があるだろう。党建設における二十年、党派闘争構造における十年のひらき、蓄積の違いをとびこえることはできない。時間が必要であり、そのすべてを止揚するというのではなく、一個一個こえていく問題のたて方、政治展開がいる。それをつうじ新たな主流派へのしあがっていく。
三つをいっぺんに相手にしたり、自分達と比べあったりしても蓄積の差異はうまらない。急進的党派闘争主義では必ず敗北する。階級的基盤の拡大によってのりこえていくことが必要であり、一対一の関係にたつことは誤っている。人民の正義に立脚して勝っていくことが必要なのである。
(3)軍の形成を核心的にすすめる必要。大衆に支えられた強い軍と武器をもっているところが勝利する。これを数年の射程で考えて蓄積していく。まだはじめたばかりであることを認識し、一歩一歩すすんでいく。この取組みの困難さに対し、絶対に無気力になったり、アナーキーになってはならない。そして必ず作りあげていく。われわれがこの二年開の経験をつうじつかみとった核心は構造的な力の蓄積に支えられた軍事力の保持の絶対的必要性である。これを大胆に認め、全党総武装の旗を守りぬいて闘いぬくのだ。
(4)本部機構に適材適所で人を集中し配備する。戦争に耐えられる指導部、それに必要な忍耐力と見識を持った人材を大胆に集中する。今のままでは担いきれなくなるおそれがあるが、人材の集中でそれをのりきる。そうすれば勝てる。徹底した中央集権の思想で闘っていくのでなければならない。
その場合、七〇年代の血債猛省でつくられた、いわば牧歌的な、しかも十年つづいた時代のカードル、そのなかに脱皮しきれない部分がいることも否定できないが、たとえ一兵卒としてでも党を支えぬいていく覚悟を今こそ固めぬいていってほしい。その根性を全党のものにしていく。団結は第一の課題であり、有機的な若手と古参の結合をもって左翼サークル主義を最後的に克服し、レーニン主義党の党性を確立しきっていくのだ。それをもって党派闘争に勝利していきたい。
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