第三誘導路公聴会の反対デモに参加してきた。直接影響を受ける現地住民を一切参加させず、計画を進めるためのセレモニーだ。これでは空港建設計画の持ち上がった当初と何ひとつ変わっていない、全く同じやり方ではないか!そういうやり方を「反省」して「もう二度としない」と誓った政府と空港会社の約束はどこにいったのだ!
これで暫定滑走路の誘導路はなんと3本目!建設費用は、700メートルの工事に200億円(茨城空港とほぼ同じ)。しかも去年7月に供用をはじめた2本目の誘導路は「もう使わない」という。財政破綻で公共工事の見直しが避けられない今、ナリタにだけこんなデタラメな計画がまかり通っていいのか!
この日のデモは、公聴会場が細い道路の奥にあるということで、残念ながら直接前を通ることはできなかったが、参加者は精一杯の抗議の声をあげていた。その最中、デモ先頭付近の反対派農民が、なんの前触れもなく隊列からいきなり引き抜かれ、数人がかりで暴行の上、逮捕されてしまった!この暴挙に一時は騒然としたが、つけこまれることなく、最後までデモは貫徹され。参加者はそのまま成田署へ暴行の抗議に向かった。
無計画、場当たり的、勝手気まま、暴力、予算も際限なしに食いつぶす!もたらされるのは生活環境の破壊と欠陥空港だけ。農民殺しの建設の歴史がもたらす反省なき場当たり的な拡張が、今も欠陥・危険を増幅させ続けている元凶だ。人々の命と暮らしを破壊する成田空港は廃港にするべきだ。
★画像アルバム
★撮影地:成田市土屋303(成田国際文化会館)付近
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