by 中野由紀子
早いもので12月になりました。
昨日、スーパーで買い物をしました。
チラシの特売を見て、鶏のむね肉、ほうれんそう、大根が安かったから買った。冷蔵庫にある食材とどう合わせるかを考えながらね。
キムチ鍋を作った。少し合わせ味噌を入れるのがyukiちゃん風なのだよ。
むね肉は明日、竜田揚げにするつもりです。
そんなつつましやかな生活を送っている庶民派な私が、深夜番組をぼんやりと見ていたわけですよ。したらば、『トーキョー・ガールズトーク』なる番組が始まった。チャンネルを変えようとしたが、「マリエ」(父親が貿易商で海外にも家がいくつもあるらしい)とかいうちょろちょろテレビで見かける気に入らない三流芸人が出ていたので、ちょいと見てみた。
カリスマモデル?(ハーフ)二人とマリエの三人でガールズトークが始まった。どこのブランドがどうのこうのは、まあ置いとく。
マリエ「最近さー、ビンテージに凝っててー。渋谷とかだと土地代が高いからー、売ってるものが高いじゃん。でもー、高円寺だとメチャクチャ安いの!」
カリモ?(二人)「えー!?行きた~い!!」
そうそう、高円寺は土地が安いから物も安いんだねって、
……バカっ!なめとんかー?
ま、ま、ま、心の広い私だ。こんなことくらいで怒ってはいけない。
こやつらのガールズトークなるものが、あんまりに贅沢で満たされてることに怒りを禁じえなかったのである。
若くしてブランド物をタップリと持ち、自分はカリスマでイケテル女であると思い込んでるのがとっても残念だったよ。ハッハーン
マリエ「このキャンドル(リラックスのためのアロマキャンドル)さー、溶けると身体に塗れるんだよ。香水にもなんの。だってさー、生活臭とか出したくないじゃん。男が家に来るときとかバッチリ塗るよー」
やっぱりね、そうだよね。お下劣な三流芸人だったよ。
もちっとかわいいトークが続くんなら「モデルさんって稼げるんだなー」くらいですんだものを。(怒
まずお前たちは日本語の勉強を麻生と一緒にやりやがれ。
「カリスマ」が深夜番組に出るな。
「ハーフ」の大概の姿かたちがわりといいのはお前たちの努力ではないことを知れ。
世のお嬢様はみんなとりあえずは祖父さんとか父ちゃんが頑張ったからだから(またはアクドイことしたとかね)。
勘違いすんなよ、おい!
早々にチャンネルを変えたが、その後、不覚にもマジで落涙しました。
ちょっと疲れていたせいもあるんだけど、
私はこいつらと同じ年ごろになにを持ってた?
どんなふうに暮らしてた?
そう思ったら泣けてきちゃった。
ブランドものが欲しいのじゃない。
寝たきりの父ちゃんの介護しながら心中を考えていたからだよ!
うえーーーーん!!
着るものなんか着られればよかった。
本当は可愛らしいスカートやバックが欲しかったんだよ!
おいしいものも食べたかった!おしゃれもしたかった!
遊びにも行きたかったんだよー!!
今からでもいいから、もいちど私の「青春取り戻そう運動」に誰か協力してください。
人は自分がどんなに恵まれたとしても、他人の苦しみや辛さがわからなければただのイタイ人になってしまうんだ。
恵まれたらちょっとでいいから、隣りのひとの様子を見ようよ。
困ってないか、苦しんでないか。
おにぎりが食べたいって言って死んでく人がいるのに、大食いとか放送すんな!
マリエはじめカリスマとか言われてる(本当は三流)モデルたちよ、
あんたら、そうとうイタイぞ。それをちやほやしてる男たちもだ。
ので、10000超えたら感謝企画を考えます。お楽しみに~!