このところの金曜日の官邸前デモについて賛否両論がさかんに議論されています。ツイッターがもっとも盛んでしょうか。
あるかたのつぶやきを読んでその通りかも…と思いましたのでお借りします。
実は私も、「主催者側に問題ありだから、それぞれが自由にやったらいいじゃないか」とつぶやいていたのでした。
しかし、草加さんが最近まとめてRTした、いろいろなつぶやきを見て考えてしまいました。
現在の官邸前デモに不満で、もっと過激なデモがしたければ別にやれという主張がTLに流れる。これは分断の扇動だ。この手に乗ってはいけないし、デモを二つに割ってはいけない。市民は主催者の指示によく従っている。主催者も市民の声に耳を傾け、示威の最大効果を実現するデモを考えるべきだ。
このデモは俺たちが作って育てたものだという私的所有物的な意識が、主催者の一部にあったとしたら、それは思い直さないといけない。いろんな人々に助けてもらっている。IWJに、赤旗新聞に。そして情報の拡散に尽力し、デモを報道しないマスコミを批判してきた市民に。
原発を停止させるデモが最もいいデモ。新左翼が、極左が、ロートル左翼が、というイデオロギー話はどうでもいいこと。無用だ。たとえばだが、逮捕者ゼロで1年続けて原発が40基動くデモと、逮捕者が3人出たけれど原発停止と野田辞職を実現できたデモと、どちらのデモがいいデモなのだろう。
なんだか自分の傲慢さに気づかされた感があります。
主催者と相容れない部分ばかりが目について、腹が立って、本当のことはなんなのかがよくわからなくなっちゃった。こんなのとは一緒にやれないよ!!と思うし、言うのは簡単なんだけど、本質はそんなことじゃないんじゃないかって。同意もしないし、一緒にもやりたくないのはホント。ただ分断の扇動に乗ってはくやしいよ。水曜日に新しいデモが行われるようだから、それには興味がある。はてさて、そんなことを考えています。
(注:このエントリーは、申し訳ないが、右の方々を除いての話です。いくらなんでも私的に絶対にありえないので、お間違えのないようにお願いします)
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今日の一曲は、知り合いに教えてもらった曲です。私はこんな素敵な歌を知らなかった。内容は片想いの歌なんだけど、ヒートアップした頭をクールダウンするにはもってこいの素敵なメロディーです。
恋するカレン 大滝詠一
[…] 2012年6月29日官邸前反原発デモ写真はhttp://bund.jp/?p=34864より […]