
by jrlアニメ
遅くなりましたが先月まで放映されていたアニメをレビューしていきます。
LAZARUS ラザロ

世界中のクリエイター集団が集まって制作された今期のオリジナルアニメです。睡眠薬「ハプナ」のせいで30日後に滅亡する世界でカギを握る男を探す中で、そこに巨大な陰謀が描かれます。
作画がとてもきれいなだけでなく、地球温暖化による海面上昇やAIなど、現代をときめくトピックもふんだんに扱われ、なかなか奥の深い作品でした。AIを神としてあがめる宗教団体が崇拝するナーガは「火の鳥」未来編の電子頭脳ハレルヤや聖母機械ダニューバーをほうふつとさせます。
ウマ娘 シンデレラグレイ

ウマ娘シリーズで、ヤングジャンプで連載している漫画が原作のアニメです。今回はオグリキャップが主人公ということでモデルになった岐阜県の笠松競馬場ではコラボイベントが行われました。
ヤングジャンプであるためかこれまでにウマ娘とは違い若干陰湿な描写もありました。それでもスポーツ(?)アニメとして楽しめました。
前橋ウィッチーズ

今期のオリジナルアニメです。群馬県前橋市を舞台にして魔女に選ばれた少女たちに奮闘する物語です。
見た目のポップさに反してコンプレックスを持っていたりヤングケアラーだったりといった闇を登場人物のそれぞれが抱えているとてもハードな内容です。その殺伐とした奮起とそれぞれの闇に向き合っていく様子が「ココロコネクト」と似たような印象を与えました。
小市民シリーズ

昨年放映されていたアニメの続きです。小鳩と小山内が関係を解消し、それぞれ別々の「小市民」として歩み始めます。小鳩と小山内の関係とは違うタイプのいびつさを見事に醸し出しています。
薬屋のひとりごと

前クールの続きです。2クール目になり、いよいよ宮中を巻き込む大いなる陰謀が動き出します。一度見るだけでは全貌を理解できず、もう一度見る必要がありそうです。
日々は過ぎれど飯うまし
前クールのPAワークス枠です。女子大生の料理アニメです。ストーリーの原案が「のんのんびより」の作者だそうですが、どこかまんがタイムきららのアニメのような雰囲気を感じます。
安定した料理の作画と合わせて平和に見ていられました。決してつまらなかったわけではありません。
(番外編)リコリス・リコイル Friends are thieves of time

3年前に放映されたリコリス・リコイルの登場人物たちの日常に焦点を当てた短編アニメです。本編でもシリアスな雰囲気は強くなかったですが、残っていたシリアスな雰囲気もなく日常生活を明るく描き出しています。続編が楽しみです。
今月からは「CITY」「ダンダダン」「彼女お借りします」などを見ていく予定です。
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