◇N君不当弾圧事件とは? ◇東京新聞記事
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9月4日(火)の13:30~14:00には、N君の勾留理由開示公判が開かれるということです。場所は大阪地裁504号法廷(地図はこちら)です。来れる方は是非かけつけてください。
1)激励先
「釜ヶ崎パトロールの会」の公開アドレスにて、N君への激励メッセージを受け付けています。すでに日本全国のみならず、海外からもたくさんの励ましのメッセージが届いています。それらのメッセージは毎日N君に届けられており、本人もそれで大変に励まされているとのことです。
激励メールを送る(受付は終了しています)
獄中にいる時は、ほんのちょっとしたことでも、外からのメッセージはもの凄く嬉しいもので、私たちが思うよりもはるかに(こちらが恐縮するくらいに)本人には大きな励ましとなるものです。どんなに短い文章でもかまいません。一行でもいいですからN君への励ましのメッセージを送ってあげてください。
上のリンクをクリックすると、メールソフトを立ち上げなくても、別窓の送信フォームですぐに激励メッセージが送れます。思い立ったが吉日で、今すぐどうぞ!
2)カンパ送り先(N君に関するカンパは終了しています)
A.郵便振替口座(可能ならまずこちらへ。N君救援の当事者に直接届きます)
口座番号: 00930-6-139747 名義人:大阪キタ越冬実
※必ず通信欄に「救援カンパ」などと明記して下さい。
※郵便局の窓口・ATMなどから振込みます(ATMは一部対応していないものがあります)
※振込み方法、手数料などはこちらのページをご覧ください。
B.クレジットカード(時間のない方はこちらへ。VISA・MASTER・電子マネーPayPal対応)
※ネット上で今すぐすべての決済(カンパ)が完了します。手数料は不要です。
※まず、「単価」という欄にカンパしたい金額を入力し、次に、ページ中ほどの「続行」というリンクをクリックします。
※後はページの案内に従って進んでください。いっさいの個人情報はこちらに送信されない設定にしています。
※カンパはいったん草加のPayPal口座に入金され、その後責任をもって救援に届けます。振り込め詐欺ではありません(笑
3)抗議先
●大阪府警察本部
〒540-8540 大阪市中央区大手前三丁目1番11号
TEL 06(6943)1234(代表)
「ご意見・ご要望」送信フォーム
●大阪地方検察庁
〒553-8512 大阪市福島区福島1丁目1番60号
大阪中之島合同庁舎 TEL 06-4796-2200
osaka-chiken@ppo.moj.go.jp
●大阪地方裁判所
〒530‐8522 大阪市北区西天満2-1-10
TEL 06-6363-1281
※くれぐれも丁寧な言葉で私たちの意見・要望を伝えましょう。
※よろしければ抗議された内容を釜パトのアドレスにも知らせてあげてください。
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みんなでN君を支えようと、手厚い救援体制が仲間たちの手作りで組まれています。留置先の警察署内代用監獄には、毎日のように誰かが激励行動に駆けつけ、差し入れや励ましのメールが届き、弁護士たちは手弁当で連日の接見に望んでいただいいます。N君たちのグループは決して大きくはない(というかはっきり言ってちっちゃな)野宿者支援のボランティアグループですが、これだけの体制が組めたのは、N君の日頃の行いや人柄の賜物です。
これはゴマスリではなく、大真面目な話でそう。実際、組織的な動きはあまりなく、逮捕されたのがN君だと知った人が、あとからあとから勝手にどんどん集まってくるような状況で救援が進んでいます。もし、逮捕されたのがN君ではなく私だったら…。おそらく動いてくれるのはほんの数人。手弁当で動いてくれる弁護士さんだっていたかどうか(おそらくいない)。
とは言え、いつまでも人の善意に甘えていたり、「正しいことなんだからタダで当たり前」みたいな態度でいるわけにもいきません。N君によれば、警察の取調べは全くやる気がない適当なものらしい。これはもうN君を理由をつけて一日でも長く拘束すること自体が目的化しているのではないかと私には思えます。まだまだ長期化するかもしれないN君拘束に対し、元気でこれをはね返していけるよう、私たちでやれることをしましょう。
参考資料
●勾留理由開示公判決定のお知らせとNくんのメッセージ
(転送転載歓迎)
N君の勾留理由開示公判の日時が決まりました。
9月4日(火)13:30~14:00ということです。場所は大阪地裁504号法廷です。
20人規模の小部屋という事ですが、来れる方はぜひ駆けつけて下さい。
この不当な弾圧・勾留を許さないという意思を裁判官に叩きつけて行きたいと思います。
今回の拘留延長を決定したのは、西野牧子という裁判官ですが、この裁判官は、N君が職業はアルバイトで住所は現在住んでいる公園の名前を答えているにも関わらず、勾留状に住所も職業も不詳、更に住所不定・罪証隠滅・逃亡の恐れを付け加えるなど、かなり悪質で警察の言い分を鵜呑みにするような裁判官のようです。ぜひとも抗議の声を送って下さい。
抗議先は
大阪地方裁判所
〒530‐8522 大阪市北区西天満2-1-10 西野牧子裁判官宛
Tel:06-6363-1281
現在、毎日様々な方からN君への激励の声が届けられています。本当にありがとうございます。寄せていただいた激励メッセージは毎日弁護士を通じてN君に伝わっており、彼の大きな励みになっていることと思います。
また今日は釜パトの定例夜間パトロールの日でしたが、パトロールで配るビラに釜パトの声明を載せて配ったところ、ある野宿の仲間から「この事件は新聞で見たから知っているけど、俺はこのビラに載っている中身を信じてるよ」と声を掛けられ、私たちも大いに励まされました。
この場を借りてお礼を言いたいと思います。皆さんありがとうございます。引き続きご支援・ご注目をよろしくお願いします。
最後に今日N君から届いたメッセージの一部を紹介したいと思います。
(以下)
【外のみんなに】
毎晩、激励に来てくれているらしい。昨日までは毎日調べで誰が来てくれているか判らなかったが、昨日の夜は調べがなかったので、●●さんの声がよく聞こえました。うれしかったです。夜は、毎日筋トレをしている。筋トレにも力が入ります。シェイプアップして帰ります。
ただ、ここに収容されているのは、自分よりももっと厳しい状況の人、執行猶予取れるかどうかの人や、えん罪の人もいるということを忘れないで下さい。
【釜パト・野宿の仲間のみなさんへ】
おつかれさまです。皆さんの日々の活動展開、お仕事等々で忙しいところ、突然、私だけ、監獄にトンコすることになり、申し訳なく、気恥ずかしく思っています。
25日の夜、よく声が聞こえていました。ありがとう、●●さん、差し入れありがとう。
私の方は、まあ、無事息災に過ごしています。刑事の取調べは、朝、午後、夜とあって、なかなか辛抱が必要ですが。体調も良く、同房の人たちともうまくやっています。テレビや新聞で見る有名人もいます。
すでに確認されていることと思いますが、天皇来阪にあたっての予防拘禁であるということです。世界陸上開催にあたっての過剰な警備の一環でもあります。実にくだらない理由であり、言論と表現の封殺=思想弾圧です。やつらの卑劣な根性は大いに笑い飛ばしてやりましょう。
しかし、みなさんは、25日の集会とデモをやり抜き、さらに府警本部にも駆けつけてくれました。見事です。
奴らの狙いは笑い飛ばしながらも、このような弾圧の許される社会状況、我が物顔で闊歩する天皇制ー警察国家、彼我の力関係をみれば、笑って過ごせる状況であるわけがありません。それでもあわてず、おごらず、走らず、日々の生活を一つ一つ作り上げていく、僕らの生活を基礎に、着実に反撃のとりでを、とりでの岩を、積み上げましょう。奴らの恐れる下層労働者の怒りが天皇制、警察国家を揺り動かす事態を現実のものとしていきましょう。
すぐに戦列復帰します。それまで。帰ったら、うまいビールを飲みましょう。
(以上)
釜ヶ崎パトロールの会
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●世界陸上の予防拘束を許すな!
家宅捜査‐逮捕‐勾留延長、裁判所・警察の一体となった弾圧弾劾!
N君を今すぐ釈放せよ!
8月24日、世界陸上開会式の前日、釜ヶ崎パトロールの会メンバーであるN君が突如大阪府警によって逮捕されてしまいました。容疑は「道路運送車両法違反」という排ガス規制に関する法律に違反したというものです。
警察は8月24日朝からN君をつけまわし、アルバイト先など3ヵ所を家宅捜査、さらに捜索の後にN君を逮捕する、という徹底したやり口を使ってきました。8月27日、裁判所はN君の身柄をさらに10日間勾留する勾留延長を命じ、同時に接見禁止措置まで行いました。
私たちはこのような裁判所と警察が一体となった弾圧に強く抗議して行きたいと思います。
事実経過
8月24日の世界陸上開会式前日朝からN君には少なくとも4人の私服警官が張り付きました。N君が寝泊りしている公園の小屋から地下鉄でアルバイト先に出勤しようとすると車と地下鉄に分れて職場まで尾行するという有様です(車はマツダの白のボンゴ。ナンバーは、なにわ45ひ812です。みなさん見かけたら注意を!)。
そして13時頃、N君のアルバイト先に大阪府警本部警備公安3課警部の長野吉博らによって家宅捜査が入りました。容疑は「道路運送車両法違反」でした。ほぼ同時刻にN君の寝泊りしている公園の小屋とN君とは別の釜パトメンバー宅にも同じく府警本部警備公安3課警部補迫田信昭らによって家宅捜査が入りました(N君の寝泊りしている小屋については令状なしの捜査です)。
アルバイト先の家宅捜査の後、N君は逮捕されてしまい、家宅捜索を受けていた別メンバーも買ったばかりの携帯電話やパンフレットなどを押収されるという無茶苦茶な目にあいました。
N君の身柄は大阪府警本部に移されそこで連日の取調べを受けていますが、警察の取調べは「やる気がない」そうです(じゃあ早く釈放しろ!)。警察は取り調べにやる気がないにも関わらず、身柄を長期間拘束するための勾留請求を行い、8月27日に裁判所がそれを認めたため10日間の勾留延長がつけられ、さらに弁護士以外の接見と書籍・文書などの差し入れができなくなる接見禁止の措置までがつけられました。
警察の意図は何か
なぜこうまでした徹底的な弾圧(嫌がらせ?)がなされたのか。
なぜこの時期に逮捕なのか。
それは明らかに世界陸上との関連がある。
去る2月5日、大阪市は長居公園に住んでいた野宿者のテントや小屋を強制撤去しました。
N君は数年来長居公園を中心に公園の仲間の支援活動を行ってきました。また彼自身も公園の小屋で生活しながら、福祉の相談などの支援活動にとどまらず、公園の生活する仲間と苦楽を共にして生活してきました。
長居公園での強制撤去の背景には間違いなく世界陸上とその開会式への天皇の出席があります。
公園テントの強制排除と世界的なイベント、天皇制との関係は根深いものがあります。
古くは1903年に大阪で開かれた内国勧業博覧会開会式に天皇が出席するという理由で、長町(今の日本橋)のスラム街が強制撤去されるという事件がありました。それは現代でも同じです。
2005年名古屋白川公園の強制撤去(愛知万博)、06年うつぼ公園の強制撤去(世界バラ会議)、長居公園に関して言えば97年のなみはや国体、2002年サッカーW杯の時にも強制排除の危機が訪れました。
天皇制や世界的なイベントの前に野宿者はまさに「ゴミ」のように排除される存在なのです。
そこには徹底した野宿者を差別し治安管理の対象とする視点が貫かれています。
長居公園の強制撤去の際、N君ら公園で生活する仲間たちは何度も大阪市に対して話し合いを要求しました。しかし大阪市は話し合いに一切応じることなく、5000筆にのぼる排除反対署名を無視し、やらせによって数件の「排除を求める地域の声」を作り出し、多額の税金と大量の職員・ガードマン・警察官を動員しN君ら公園で生活する仲間たちを強制排除したのです。
大阪市はテントの強制撤去に明け暮れるだけでなく、日雇・野宿労働者2088人の住民票の強制削除を強行し、また高齢日雇・野宿労働者の生きる糧である「高齢者特別就労事業」(年間予算約3億円)の大幅削減計画を「予算がない」という理由で強行しようとしています。その一方で世界陸上には40億もの税金を投入して!
長居公園の強制撤去を前にした昨年の9月27日には抵抗を封殺するために5名の仲間が不当に逮捕され4名が起訴されました。8月9日に裁判所は、警察・検察の主張を鵜呑みにし、仲間の主張を「信用できない」として4名全員に有罪判決(執行猶予付き)を下しました。
まさに司法と行政が一体となって貧しき者の権利を次々に奪おうとしているのです。
貧困者への戦争、棄民化政策とも言える状況の下で行われようとしている世界陸上に対してN君が抗議しようとしたのは当然の事です。
事実、彼は世界陸上開会式への抗議行動(集会・デモ)の準備を中心に行っていました。
だからこそ、警察はその抗議の声を圧殺するために世界陸上開会式の前日に彼を逮捕したのです。これは紛れも無く彼と彼が関わる運動への弾圧であり、予防拘束です。
共に反撃を!
このような予防拘束、弾圧に黙っているわけにはいきません。
8月25日の世界陸上開会式当日は、N君を奪われた中ではありますが、集会とデモを行い、集会にはN君からのアピールも届けられ、またデモ行進にも100名以上の方が参加してくれ「野宿者排除の世界陸上反対!」の声を上げることができました。そして夜には大阪府警本部前での抗議と激励の行動を行いました(府警本部前での行動はN君にも届いたそうです)。
現在N君は勾留延長と接見禁止という厳しい状況に追いやられていますが、食事も睡眠もよくとれていて元気で頑張っている、ということです。
私たちもまた、N君を支え1日も早く取り戻すために、準抗告や勾留理由開示公判の要求など様々な手段で反撃して行きたいと思っています。
そのためには何よりもまず、多くの方の支援が必要です。この弾圧は一個人にかけられた嫌がらせというレベルにとどまるものではありません。貧困者の尊厳と生きる権利を守るための声を圧殺しようとするものであると考えています。
司法・行政の一体となった攻撃に反撃するために、ぜひとも多くの方々の注目と支援を呼びかけたいと思います。
2007年8月28日 釜ヶ崎パトロールの会
090‐8380‐0269(内山)
kamapat@infoseek.jp(抗議文・激励アピールなどを届けて下さい)
<郵便口座>00930-6-139747(大阪キタ越冬実)※救援カンパなどと明記して下さい。
抗議先は
大阪府警察本部
〒540-8540 大阪市中央区大手前三丁目1番11号
TEL 06(6943)1234(代表)www.police.pref.osaka.jpより「ご意見・ご要望」の送信フォームから送ることもできます。
大阪地方検察庁
〒553-8512 大阪市福島区福島1丁目1番60号
大阪中之島合同庁舎 TEL 06-4796-2200
大阪地方裁判所
〒530‐8522 大阪市北区西天満2-1-10
℡06-6363-1281
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