予想されていたとはいえ、ついに来るべきものがやってきました。
大阪あいりん地区大量住民登録 市、2700人に抹消予告書
(読売新聞)
大阪市西成区・あいりん地区の大量住民登録問題で、市は「釜ヶ崎解放会館」など3施設に住民登録している約2700人に対し、3月2日までに実際に住んでいる場所を届け出ない場合、登録を抹消することを決めた。市が、届け出の期限を示すのは今回が初めて。23日に予告文書を郵送する。事実上の最後通告に労働者らは「市は代替措置を示すべきだ」と批判、新たな混乱も予想される。
公的機関“黙認”の果て 「住所不定ダメ」現行制度に問題
(読売新聞)
背景には、住民登録がなければ、労働者が手当などを受給できない現行制度の問題がある。市が住民登録を抹消したとしても、今の制度のままでは架空登録が繰り返されるだけだろう。根本的な解決策が求められる。
…市はこれまで、労働者の住民登録申請に「建物には居住スペースがある」などと“判断”、受理してきた。…一転して、実際に住んでいない登録者には是正勧告をしたうえ、応じない場合、住民登録の抹消も辞さない構えをみせている。
…労働者が住民登録を失えば、求職者給付金が受け取れなくなるだけでなく、55歳以上を対象にした府と市による「特別清掃事業」にも参加できなくなる。野宿生活から抜け出そうと就職を希望しても、住所不定で連絡先や銀行口座がないままでは、雇用の道は険しい。
大阪・西成区の労働者、ホームレスたちの今…ドキュメンタリー映画完成
(読売新聞)
昭和30年代の労働者らの暴動、進まない自立支援、差別――。地域の歴史を振り返り、現在も残る様々な課題にふれながら、支援を続ける男性らにも光を当てた。ボランティアで高齢者の安否確認などをしている男性は「社会問題が無視され続けている。人が困った時、優しくしてあげるのが社会ではないのか」などと訴えかける。
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