投稿者: 司 宮二
■地元無視許されぬ 平野長官・移設「法的措置」発言
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-156353-storytopic-3.html
琉球新報-2010年1月27日
……名護市の岸本明美さん(56)=公務員=は「稲嶺さんが当選したから当然、辺野古移設はなくなると思っていたので今回の発言は残念で許せない」と憤った。「稲嶺さんには強い意思で反対の民意を推し進めることを期待し応援する」と言葉に力を込めた。同市の日吉幸夫さん(71)=無職=は「選挙結果を全然受け入れていない。結局は辺野古に決まってしまうのではないか」とあきれた様子。
沖縄市の喜友名共子さん(42)=自営業=は「住んでいる人がどうすることもできない形で移設先が決められていくと感じる。結局は『辺野古しかない』となりそうで、政権が代わっても期待できない。名護市民の民意を受け止め、沖縄だけに基地を集中させず国民全体で基地を受け入れるよう真剣に考えてほしい」と話した。
那覇市の平良皓一さん(22)=専門学校生=は「政治家が選挙結果を無視するようでは若者が選挙に行こうと思わなくなる」と政治離れを懸念した。浦添市の外間政利さん(57)は「地元の意見を無視するとは、傲慢(ごうまん)で許されない。民主党は選挙前『辺野古移設はしない』『県外・国外移設』と言っていたはずなのに。ちゃんと公約を全部守ってほしい」と求めた。
……島袋純琉球大教授(政治学)は「地方分権改革の考え方では、安全保障は国の専管事項としてその一点だけを考えるのではなく、生活の安全保障については都道府県や市町村の仕事という位置付けだ。国が独断で全部決定できるというのはあり得ない。名護市は国と対等に協議する権限がある。官房長官の発言は分権改革の議論の成果を台無しにするものだ」と強調した。
平野官房長官への抗議先
●郵送で
〒100-8982
東京都千代田区永田町2-1-2衆議院第2議員会館330号室
●電話で
TEL/03(3581)5111(内7330)
●FAXで
FAX/03(3502)5025
●インターネットで(HPから意見を送信できます)
http://www.hhirano.jp/opinion.html
もちろん、地元選出の民主党国会議員へのはたらきかけも重要だと思います。
■普天間「法律的にやれる場合も」 地元合意巡り官房長官
http://www.asahi.com/politics/update/0126/TKY201001260327.html
朝日-2010年1月26日
平野博文官房長官は26日午後の記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、移設先の自治体の合意が必要かどうかについて「(合意がなくても)法律的にやれる場合もあるだろうし、色々なケースがあると思う」と述べた。
……同県名護市辺野古に移設する現行案では、海の埋め立てに県知事の許可が必要となる。自民党政権時代には、国が埋め立てを強制執行するための特別措置法をつくる構想が浮上した経緯がある。
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■地元合意なく移設も 普天間飛行場 平野氏、法律論も言及
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-01-27_2136
2010年1月27日-沖縄タイムス
平野博文官房長官は26日の定例会見で、米軍普天間飛行場の移設について「理解がないと物事が進められないのか」と述べ、地元の合意が得られない場合でも政府として移設先を決定する可能性を示唆した。平野氏は25日の会見でも移設の議論で名護市長選の結果は斟酌(しんしゃく)しないなどと発言しており、同市辺野古沿岸部への移設に反対を表明して当選した稲嶺進氏や県選出国会議員は「民意を尊重せず、押しつけで基地が造れると思ったら大間違いだ」と反発を強めている。
……合意がない場合でも法律的に移設が可能な手法があるとの見解を示したが、具体的には言及せず「沖縄基地問題検討委員会でゼロベースで議論をしている最中だ」と述べるにとどめた。
また、名護市長選の結果は斟酌しないと発言した真意については、「市長選の争点が基地問題一本だったわけではないと思う。しかし、一つの民意であることを否定したつもりはない」と釈明した。
……政府首脳は26日夜、米軍普天間飛行場移設問題をめぐり、日米で合意したキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)への移設について「今のままでは絶対に無理だ。計画反対の新人が当選した市長選を受け、地元の抵抗は大きい」と述べ、困難になったとの認識を示した。
政府首脳は成田空港建設反対派住民の長年の運動を挙げ「強行すれば、成田闘争のようになってしまう。それは不幸な話でできない」と指摘した。
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■「辺野古無理」発言否定せず 首相「いろんな考え方ある」
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-01-27_2148
2010年1月27日-沖縄タイムス
鳩山由紀夫首相は27日朝、米軍普天間飛行場をキャンプ・シュワブ沿岸部へ移設する現行案に関し政府高官が「今のままでは絶対無理」と発言したことについて「いろいろな考え方があるのは今の過程ではあり得る話だ」と述べ、高官の見方を否定しなかった。
その上で首相は「(政府、与党の)検討委員会でゼロベースで議論している最中だ。冷静に見守ってもらえるとありがたい」と述べた。公邸前で記者団の質問に答えた。
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