投稿者: 司 宮二
最高検、主任検事を証拠隠滅容疑で逮捕 郵便不正事件(朝日 2010年9月21日)
http://www.asahi.com/national/update/0921/TKY201009210362.html
郵便割引制度を悪用した偽の証明書発行事件をめぐり、押収品のフロッピーディスク(FD)のデータを改ざんしたとして、最高検は21日夜、大阪地検特捜部でこの事件の主任を務めた前田恒彦検事(43)を、証拠隠滅の容疑で逮捕した。
朝日新聞が21日朝刊で疑惑を報じたことから、最高検が捜査に乗り出していた。(後略)
朝鮮総連事件:弁護団、前田検事を偽証容疑で告発へ(毎日 2010年9月21日)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100922k0000m040064000c.html
郵便不正事件で証拠品を改ざんしたとされる大阪地検特捜部の前田恒彦検事(43)について、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)を舞台にした詐欺事件の弁護団は21日、「東京地裁の1審公判で虚偽の証言をした」として来月にも偽証容疑で最高検に刑事告発する方針を決めた。
前田検事は東京地検特捜部に在籍中、元公安調査庁長官の緒方重威(しげたけ)被告(76)=詐欺罪で有罪判決、控訴中=の共犯に問われた元会社社長、満井忠男被告(76)=同=の取り調べを担当。弁護団は捜査段階の供述調書の信用性を争っている。1審判決は、出廷した前田検事の法廷証言の一部について「信用性の肯定は困難」と指摘していた。
「最悪の事態」危機感にじませる検察幹部ら(読売 2010年9月21日)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100921-OYT1T00774.htm
「最悪の事態」「組織の危機だ」。捜査を指揮する大阪地検特捜部の主任検事が、押収した証拠物を改ざんしたとの報に検察幹部らは一様に表情をこわばらせ、危機感をにじませた。(中略)
最高検幹部は「事実とすれば、我々の組織にとって最悪の事態」と顔をこわばらせた。前田恒彦検事(43)が以前在籍した東京地検幹部は、「特捜部の危機だ。証明すべきことを証明できなくするなんて、検事としてあってはならない行為。捜査にかかわった全員が辞表を出すぐらいじゃないと、検察は持たないのではないか」と危惧(きぐ)した。
村木元局長の無罪確定…検察が上訴権放棄(読売 2010年9月21日)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100921-OYT1T01059.htm
大阪地検の大島忠郁(ただふみ)・次席検事は21日夜、緊急記者会見し、冒頭、村木元局長について「判決で客観的な証拠と供述が不整合だとの指摘を受けた。検討した結果、判決を受け入れるべきだとの結論に達した」と説明し、「控訴を断念し、上訴権放棄の手続きを行った」と発表した。
「基本に忠実な捜査が不徹底だったと言わざるを得ない。元局長に負担をかけ、申し訳ない」と陳謝した。
さらに「(前田容疑者の)逮捕となり、深くおわびしたい。地検としては最高検の捜査に全面的に協力する」と言い、約5秒間、深々と頭を下げた。(後略)
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