まことに残念ながら、現職の勝利に終わったようです。
投票率は60.88パーセントで、沖縄の知事選史上2番目に低い数字だそうです。そのことからわかるのは、自民党政権時代は辺野古新基地建設を受け入れておきながら、民主党政権になった途端に「県内移設反対」に態度を豹変させた仲井真知事の、争点隠しが見事に功を奏したということだと思います。
マスコミが「仲井真さんと伊波さんはともに普天間基地の移設先を名護市辺野古とする日米合意に反対する立場で選挙戦を戦いました」などと報道する中で、新基地建設に最終的にとどめをさせるのは、伊波さんの当選という結果であり、仲井真さんではいつ寝返るからわからないし、政府に期待をもたせて問題を今後も長引かせるという選択が、充分に理解されなかったのだろうと思います。そのために、新基地反対の圧倒的な世論を一つに燃えあがらせることができなかったということを、この低投票率は示しているのではないでしょうか。
今後は、仲井真さんの「県内移設反対」という公約をきちんと守らせるように監視していく必要があると思います。新知事が沖縄の人々との基地反対という約束を絶対に裏切らないよう、強くせまっていきましょう。
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沖縄県知事選挙仲井真さんが再選
http://www.qab.co.jp/news/2010112923056.html
アメリカ軍普天間基地の移設方法などを争点にした県知事選挙は投票の結果、現職の仲井真弘多さんが再選を果たしました。
沖縄県知事選挙は開票の結果現職の仲井真弘多さん(71)が前の宜野湾市長の伊波洋一さん(58)を破り再選を果たしました。
今回の選挙には政権与党の民主党は独自候補を立てず事実上の一騎打ちとなった仲井真さんと伊波さんはともに普天間基地の移設先を名護市辺野古とする日米合意に反対する立場で選挙戦を戦いました。この結果、投票率は60.88パーセントとなり、1972年の第一回の知事選挙以来2番目に低い数字となりました。
仲井真さんは「米軍は沖縄のためだけにいるわけじゃなく、日本全体のため日本全国で普天間(基地)の移設について解決をみいだしてもらいたい」と喜びを語りました。去年の総選挙での政権交代後、普天間基地の県内移設を容認する立場を転換した仲井真さんは今後、政府に対し県外移設を訴える方針です。
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