京都市長選、新顔・現職の争い 前回接戦の2氏
(朝日2012年1月22日)
京都市長選が22日告示され、いずれも無所属で、弁護士で新顔の中村和雄氏(57)、再選をめざす現職の門川大作氏(61)が立候補を届け出た。政党の推薦は共産と非共産に分かれ、門川氏の1期4年をどう評価するかが問われる選挙となる。投票は2月5日。即日開票される。
中村氏は前回の市長選(2008年)で、門川氏に951票差で惜敗した。今回は、東日本大震災を受けて「脱原発宣言」を公約の目玉にし、すべての原発を10年以内に廃止するよう国に求める、としている。公共工事や業務委託を京都市内の企業に発注する「公契約条例」制定も掲げる。「脱原発の市政を京都から実現する。経済は中小企業を底上げして立ち直らせる」と主張している。
門川氏は、4年間で市職員1400人余りを減らして財政を改善し、昨年度決算を7億円の黒字にした、と実績をアピール。公約の柱に経済再生を据え、中小企業の支援に力を入れる。(後略)
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