追悼のつどい&トーク:日本軍「慰安婦」メモリアル・デー/オンライン


イベント詳細


追悼のつどい&トーク:日本軍「慰安婦」メモリアル・デー
詳細→https://wam-peace.org/news/9306

日本軍「慰安婦」メモリアルデー:
 2012年12月、台湾で開かれた第11回日本軍「慰安婦」問題解決アジア連帯会議で、韓国の金学順(キム・ハクスン)さんが日本軍「慰安婦」制度の被害者として名乗り出た1991年8月14日をメモリアル・デーと定めました。
 今年は名乗り出から30年。現在、韓国では政府が公的に定める記念日となり、各国・各地でイベントが開かれています。

■ 日時:2021年8月14日(土)11:00~13:00
■ 形式:オンライン
■ 参加費:1000円
■ 主 催:アクティブ・ミュージアム 女たちの戦争と平和資料館(wam)
 連絡先:Tel:(03)3202 4633 Fax:(03)3202 4634
 E-mail: wam@wam-peace.org

■ 参加申し込み
 オンライン(定員97名/予約制・先着順)のみ。
 →Googleフォーム
 ・後日のオンデマンド配信をご希望の方もオンライン参加用googleフォームからお申し込みください。

■ 内 容:

第1部 11:00~11:30
●追悼のつどい 亡くなられた被害者に思いを馳せて

 日本軍「慰安婦」メモリアルデーに、wamのエントランスで、この一年間に訃報が届いた被害女性たちにお花を捧げる「追悼のつどい」を始めてから、5回目の夏を迎えます。
 今年も故人を知る人からのメッセージを紹介しながら、生き抜いた女性たちに思いを馳せ、偲ぶ時間を持ちます。

この1年に訃報が届いた女性たち
韓国 イ・マクタルさん 2020年8月29日死去
   鄭さん      2021年2月12日死去
   尹順萬さん    2021年5月2日死去
台湾 氏名非公開 2020年11月17日死左
フィリピン
   マリア・エスタディオ・アロヨさん 2020年10月15日死去
   レメディオス・テクソンさん    2021年1月24日死去
   マグダレーナ・ビリョネスさん   2021年2月27日死去
インドネシア
   ミンチェさん 2021年6月19日死去
東ティモール
   ジェラルダ・カルドーリさん 2021年2月15日死去
   フランシスカ・マシェドさん 2021年6月13日死去
中国 劉さん   2020年11月22日死去
   呉俸貞さん 2020年12月15日死去
   駢煥英さん 2020年12月29日死去
   陳連村さん 20221年6月30日死去

第2部 11:45~13:00
●トーク・イベント 金学順さんの思いをつなぐ

 金学順さんは、1991年8月14日に名乗り出たのち、同年12月6日には日本政府に謝罪と賠償を求める裁判の原告となりました。初来日の際に宿泊したのはwamと同じ敷地内にある「早稲田奉仕園」で、畳を見てぞっとしたといいます。
 金学順さんは、6年後の1997年12月16日に亡くなるまで、病気や体調の悪化と闘いながら、日本政府が事実を認めて謝罪することを求めて何度となく来日しました。

 そんな金学順さんを近くで支えていたのが李熙子(い・ひじゃ)さんです。李熙子さんご自身も遺族で、軍人・軍属裁判や靖国神社合祀取り下げを求める「ノー!
ハプサ(合祀)裁判」の原告として、日本による植民地支配とその責任を問い続けています。
 李熙子さんは、金学順さんの晩年には病院に付き添い、入院した際には泊まり込んで見守りました。いまも金学順さんの命日には、ソウル近郊の「望郷の丘」へのお墓参りを欠かしません。
 今年のメモリアル・デーは、韓国に住む李熙子さんとオンラインでつなぎ、金学順さんとの思い出をうかがいます。

協力:韓国植民地歴史博物館

プログラム
・「金学順さんの足跡」(wam保管資料から/10分)
・「金学順さんと私」お話:李熙子さん(太平洋戦争被害者補償推進協議会代表)
・通訳:野木香里さん(韓国植民地歴史博物館 専任研究員)

【プロフィール】李熙子(い・ひじゃ)さん
 1943年、韓国・江華島生まれ。
 日本軍に徴用された父親とは生後13ヵ月で生き別れ、1989年から太平洋戦争犠牲者遺族会に参加して父の死亡記録、合祀記録に出会う。
 2001年、父の合祀取消しを求めて東京地方裁判所に提訴。
 同年に設立された太平洋戦争被害者補償推進協議会の代表として、日本や韓国で提起された朝鮮人の強制動員に関わる数多くの裁判を実質的に支えている。