2021年2月のミャンマーにおける軍事クーデター発生から10か月が経ちました。状況は好転するどころか悪化するばかりで、治安部隊の銃によって若い命が奪われ続けています。これまでに1,236人が殺害され、アウンサンスーチー国家顧問を初めとして9,667人の人びとが捕らわれています。(2021年11月3日時点)
看護師や教員など多くの人が市民不服従運動(CDM:Civil Disobedience Movement)で国軍に抵抗し続けています。あるいは都市部から少数民族の地域に逃亡して国軍に立ち向かっています。
パルシックはクーデター以降、アジアの隣人であるミャンマーでつらい思いをしている人びとのために何ができるか、現地の団体や専門家との相談を重ねてきました。
そして、ヤンゴンで、CDMに参加したために、職や収入を失った女性たちの生活支援を開始します。
また同時に、様々な立場でミャンマーと関わる方たちをお招きするオンライン連続講座を開催し、参加者の方々とともに、日本の市民として何が出来るのかを考えていきます。
第2回は在日ミャンマー人の若者で、クーデター発生後に様々な活動を通して日本からミャンマーの民主化、反国軍を訴えてきたレーレールィンさんにご登壇いただきます。
開催概要
■ 日時:2021年12月9日(木)19:30~20:30
■ 場所:オンライン(ZOOM)
■ 参加費:無料(要予約)
■ 講師:レーレールィンさん(Spring Revolution Restaurant)
■ 内容:平和と人権:ミャンマーの状況
■ お申込み:Peatixイベントページよりお申込みください。
https://myanmar20212.peatix.com
お申込みいただいた方に、別途メールにて2日前までにZOOMのURLをお送りします。
<スピーカーのご紹介>レーレールィンさん
日本在住8年。看護師として勤務し、クーデター発生後は、池袋でミャンマー料理を提供する「Spring Revolution Restaurant」を友人らと開店させ、利益は苦しむミャンマーの市民の救援活動などに送金している。他にも様々な媒体で積極的に発信するなど、在日ミャンマー人の若者として民主化運動を活発に行っている。
参考:朝日新聞記事:ミャンマーの味食べて 利益は支援金に、池袋の料理店
<~知る・繋がる~ミャンマー連続講座>
第1回 クーデター後のミャンマーの市民社会
/ 根本敬さん(上智大学)11月4日
第2回 在日ミャンマー人たちの活動
/ レーレールィンさん(Spring Revolution)12月9日
第3回 ミャンマーの少数民族
/ 今村真央さん(山形大学) 1月7日
第4回 ミャンマー仏教
/ 川本佳苗さん(京都大学)2月
第5回 ミャンマーの現状と女性たち 3月
オンラインで開催しますので、どなたでもお気軽にご参加ください。
あわせて、事業資金のためのご寄付もぜひ、よろしくお願いいたします。
<寄付キャンペーン>
市民のつながりでミャンマーの人たちに支援の手を
市民不服従運動で仕事を失ったヤンゴンの女性たちを支援します。
この記事への質問・一言コメントをどうぞ AIコースケと議論しよう!
回答には文字数制限があるため、制限を超えると途中で打ち切られることがあります。