天皇誕生日祝賀反対!2・23大阪集会・デモ~コロナ緊急事態法と天皇制


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天皇誕生日祝賀反対!2・23大阪集会・デモ~コロナ緊急事態法と天皇制

天皇誕生日祝賀反対!2・23大阪集会
コロナ緊急事態法と天皇制 何が問題か-天皇賛美と人民主権を問う

 2月23日は天皇徳仁の即位後2度目の誕生日である。
 しかし、人びとは天皇にほとんど関心がない。
 人びとは天皇どころではないのだ。

●「命の選択(トリアージ)」が始まった――新型コロナ緊急事態宣言

 新型コロナウイルスの感染拡大が危機的段階に入っても菅義偉政権が発出した緊急事態宣言は、相変わらず国民に「自助努力」を強制するだけだ。

 外出自粛や飲食店の営業時間制限、イベント開催や施設利用の制限、在宅勤務(テレワーク)の拡大などで、県知事の指示に従わない飲食店には、事業者名を公表すると恫喝する。さらに30万円以下の過料を科すと特措法改悪の検討に入った。また、感染症法を改悪し、入院勧告や強制入院を拒否すると懲役1年以下か100万円以下の罰金、保健所の調査に協力しなければ50万円以下の罰金も検討中だ。

 政府自らの責任を棚に上げ、いっさいの責任を人民に転嫁し、人民の基本的権利を奪い、権力(強制力)でもって政府に従わせようとするのだ。このあまりにも酷(ひど)い人権蹂躙措置に日本医学会連合や日本公衆衛生学会・日本疫学会は反対の緊急声明をだした。緊急事態宣言体制は、結局のところ、人民の主権と権利を奪い権力独裁を可能とする戦争国家(天皇制)づくりではないのか。

 しかし、菅政権は新型コロナウイルス感染が1年たつ今も、最初になすべきPCR検査を外国人も含むすべての人に無料(公費)で行うことをしない。全力をあげるべき医療体制の立て直しを行わず、医療の崩壊を加速させている。そして、私たち民衆を命の危機に叩き込んでいるのだ。
 
「朝日新聞の集計によると、1日あたりの新型コロナによる死者数(1週間平均)は昨年10月末には8人だったが、11月末22人、12月末53人。1月10日までの直近1カ月で計1500人以上が亡くなっている。……重症用の病床が逼迫(ひっぱく)し、人工呼吸器を使った治療のできない患者も出ている。都内では今月5日時点で、人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO〈エクモ〉)を使っている「重症患者」は111人。そして、亡くなるおそれがあってもこうした積極的な治療をする予定がない人が75人」という。「これまでは助かった患者が助からない事態が起きつつある」のだ(朝日新聞デジタル1月12日)。

 「助けるか、助けないか」の「命の選択(トリアージ)」が始まったのである。安倍晋三・菅義偉政権による「計画的殺人」ではないか。許されてよいはずがない。

●徳仁、戦争天皇としての出発

 日本の支配階級は、天皇代替わりを前後して新たな戦争を担う天皇制をつくり始めた。
 安倍晋三首相の強いイニシャチブで天皇徳仁は、即位直後に最初の国賓として戦争挑発者、人種主義者、ファシストの米大統領トランプを招待し、日米戦争同盟に祝杯を挙げた。
 また天皇徳仁は、菅義偉首相の強い要求もあってか、仲井真弘多元沖縄県知事に旭日大綬章を授与した。安倍首相に籠絡され沖縄人民を裏切って辺野古の海の埋立てを承認したことへの褒賞である。それはまた、安倍・菅の埋立て強行の正当化であり、沖縄人民の自決権をはく奪する植民地宗主国の権力誇示と言わねばならない。
 徳仁は戦争天皇(元首天皇)として一歩を踏み出したのだ。
 時の政権と天皇の露骨な「二人三脚」政治である。

●天皇制の廃止を! 奴隷根性と天皇制タブーを打ち砕こう

 明らかに私たちは正念場に入った。戦後反戦運動がなおざりにしてきた政権と天皇の「二人三脚」政治を凝視し、その反動性、反人民性を弾劾せねばならない。

 天皇への無関心が広がっても、近代以来叩き込まれてきた天皇崇拝意識は簡単には消滅しない。戦争天皇制を打ち砕くには、日本人の哲学ともなっている臣民意識(奴隷根性)と天皇制タブーを打ち砕く意識性こそ求められる。
 私たちは、新たな戦争天皇として出発した徳仁の誕生日を祝わない。

■ 日 時:2021年2月23日(火)
 午後1時30分~4時30分 集会
 4時45分~ デモ(大阪駅まで)

■ 場 所:エルおおさか 南館 101号室
 大阪市中央区北浜東3-14
 京阪本線・地下鉄谷町線「天満橋駅」より徒歩5分
 京阪本線・地下鉄堺筋線「北浜駅」より徒歩8分
 http://www.l-osaka.or.jp/access/

■ 講 演:冠木克彦さん(弁護士)
 現在「戦争法」違憲訴訟原告代理人。また、最近では「大飯原発設置認可取り消し訴訟」も担当され、原告勝訴を勝ち取りました。

■ 会場費(資料代):800円

■ 主 催:参戦と天皇制に反対する連続行動
 連絡先:大阪市淀川区十三東3-16-12(関西単一労組)
     TEL・FAX 06-6303-0449

※お願い:コロナウイルスの感染予防のため、
 ①マスク等の準備をお願いします。
 ②恐れ入りますが、風邪気味の方、熱や咳がある方はご遠慮願います。