2021原発のない福島を!県民大集会(参加者限定)/福島市


イベント詳細


2021原発のない福島を!県民大集会集会公式サイト:https://fukushima-kenmin311.jp/

二度と福島の悲劇を繰り返さないよう、私たちは訴えます!
福島を忘れないよう、私たちは発信します!

・東京電力福島第一原子力発電所および第二原子力発電所の安全かつ着実な廃炉を求めるとともに、福島県を再生可能エネルギーの研究・開発および自立的な実施拠点とすること。
・放射能によって奪われた福島県の安全・安心を回復し、県民の健康、とりわけ子どもたちの健やかな成長を長期にわたって保障すること。
・原発事故に伴う被害への賠償および被災者の生活再建支援を、国と東京電力は最後まで責任を持って行うこと。

■ 集会の趣旨

 2011年3月11日、東日本大地震と大津波によって、東京電力福島第一原子力発電所は、総電源喪失によるメルトダウン、建屋の爆発と、「安全神話」を覆す過酷事故を起こしました。放射能の拡散による強制避難、屋外での活動の制限、健康への不安、食品の安全不安など、大パニックの中で「もう原発はいらない」という切実な叫びがあがりました。そして私たちは、翌2012年3月に「原発いらない!3・11福島県民大集会」を開催し、被災者・生産者をはじめ県民からの訴えを全国に発信してきました。

 あの原発事故から間もなく10年が経過します。残念ながら、人々の記憶から「福島の悲劇」が徐々に薄れてきています。原発事故によって引き起こされた甚大な被害および失われた人権は、未だに回復していません。今も苦しんでいる原発事故被害者の現状、切り捨てられる生活再建の問題、口に出せなくなっている「健康不安」の問題。私たちはこの10年間、原発事故が引き起こした事実と、復興には程遠い福島の現状を発信し続けてきました。

 私たちが、県民課題として掲げ訴えてきたことは、「福島に原発はいらない!」ということです。「2016原発のない福島を!県民大集会」で「東京電力福島第二原子力発電所の即時廃炉を求める署名」の取り組みを呼びかけました。署名には多くの皆様の賛同を得、国の関係機関及び東京電力に対して署名を提出し、訴えてきました。そして東京電力は、2019年7月31日に「福島第二原子力発電所の全基廃炉」を正式に発表しました。東京電力に全基廃炉を決定させたことは、私たちが多くの県民、市民の方たちと共に、ずっと継続して運動を行ってきた成果です。そして、「原発のない福島」を求める運動も新たな段階に入りました。

 第二原発の廃炉が決定しても、廃炉完了までには40年以上を要し、使用済み核燃料や原子炉本体の最終処分については見通しも立っていません。さらに、メルトダウンを起こした第一原発の事故収束作業および廃炉作業の見通しも立っていません。私たちは今後も、正しい情報の開示と、安全かつ着実な廃炉を求めていかなければなりません。
 
 現在直面している課題として、トリチウム等を含む汚染水の海洋放出問題や、県内の子どもの生活圏を中心に置かれているモニタリングポスト撤去問題、さらには、汚染土壌の再利用の実証実験問題もあります。とりわけ、汚染水の海洋放出問題は、多くの被災者、そして農業、漁業、林業などの従事者、観光業の従事者、被災自治体などがこれまで9年かけて地道に取り組んできた、生活再建、放射能の低減などによる信頼回復、風評被害の払しょく、故郷の復興などの努力をすべて崩してしまう重大な問題です。もはや、風評被害対策を講じれば良いといったものではなく、生業そのものの維持、継続にかかわる実害が生じる問題です。

 私たちは、「2020原発のない福島を!県民大集会」を通して「トリチウム汚染水の海洋放出に反対する署名」に取り組んできました。署名には、45万筆を超える賛同をいただきました。私たちは、国に署名を提出し、環境放出の実施を止めて「人々の理解の上に廃炉を進める」ように要請をしてきました。何よりも人々の生活を最優先し、安全・安心の確保を引き続き求めていかなければなりません。

 私たちは、この集会を通して、二度と福島の悲劇を繰り返さないよう、そして、福島を忘れないよう訴え、福島の実相を発信していきます。

2021原発のない福島を!県民大集会

コロナ禍のため本年の参加者は福島県内のみとし、県外の方の参加はお控えいただくことになりました。県内は、各実行委員会等構成組織の代表者参加のみとなります(900人限定)。氏名・住所・連絡先電話番号を事前に報告いただき、後日入場チケットを送付します。

◇全国から賛同団体・個人になって支えてください
 本集会は、集会の趣旨・訴えに賛同いただける団体・個人の賛同金をもって運営します。以下のページから賛同してください。
 https://fukushima-kenmin311.jp/support/

■ 日 時:2021年3月21日(日)12時00分 開場 
 13時00分よりDVD上映
 13時30分 集会開会 
 14時50分 閉会

■ 場 所:とうほう・みんなの文化センター
(福島市春日町5-54)

■ 集会内容

○開 場 12時
検温サーモカメラによる検温を実施します。
「入場チケット」確認と回収を行います。
係員の誘導により御着席ください。また、実行委員会による、コロナウイルス感染防止対策へのご協力をお願いいたします。
○短編映画「東電刑事裁判 不当判決」上映 13時~

○開 会  13:30
  ○ 実行委員長あいさつ
  ○ 連帯のあいさつ
  ○ 県民大集会10年間の取り組みと果たしてきた役割・成果の報告
  ○ 県民の訴え
   ・「東電裁判」についての報告
   ・県民の訴え

※訴えについては、「集会指標」及び「集会の趣旨・意義」に基づく内容について検討し、発信の要請を行っていきます。
   ・若者からの訴え(第23代高校生平和大使) 

○アピール採択
○閉 会 14:50

■ 主 催
「2021原発のない福島を!県民大集会」実行委員会
・県漁業協同組合連合会   ・県女性団体連絡協議会
・県森林組合連合会     ・県生活協同組合連合会
・県農業協同組合中央会   ・ハイロアクション福島  
・ふくしま復興共同センター ・フクシマ原発労働者相談センター
・脱原発県民会議      ・県平和フォーラム

■ 呼びかけ人
・秋元 公夫(県森林組合連合会代表理事) 
・小渕 真理(アウシュヴィッツ平和博物館館長)
・菅野 孝志(県農業協同組合中央会会長) 
・小井戸英典 (県旅館ホテル生活衛生同業組合理事長)  
・小林 清美(県女性団体連絡協議会会長)
・野崎  哲(県漁協組合連合会代表理事長)
・藤野美都子(福島県立医科大学教授)   
・武藤 類子(ハイロアクション福島)
・吉川 毅一(県生活協同組合連合会会長)