戦車闘争ー50年前、相模原で何が起きたか 写真展示とビデオ上映/相模原市


イベント詳細


戦車闘争

■ 期間:8月6日(土)/7日(日)/8日(月)
 11:00~19:00

■ 会場:相模原市立産業会館
 〒252-0239 相模原市中央区中央3-12-1
 https://hall.ssz.or.jp/access

■ 展示品
・監視団メンバーらが撮影した闘争の様子の写真計約100点
・当時配られたビラ、新聞スクラップ、補給廠の現況写真と模型、地図など。
・当時の様子を約60分にまとめたビデオもリピート上映されます。
 写真は相模補給廠監視団、あるいは市の所蔵です。

■ 入場無料

■ 主催:相模補給廠監視団
 連絡TEL042-756-9460

戦車闘争50年、記憶を継ぐ 写真展示や映像上映
朝日新聞デジタル 2022年8月3日)

【神奈川】ベトナム戦争中に壊れた戦車など、米軍の軍用車両が相模原市中央区の在日米陸軍相模総合補給廠(しょう)で修理され、戦地へ送り返されていた。これを知った市民らが車両の搬出阻止と抗議を繰り返した1972年の「戦車闘争」から今月で半世紀。同市立産業会館では6~8日、写真などの展示とともに、当時の様子を撮影したビデオ上映の催しがある。
 「戦車闘争―50年前、相模原で何が起きたのか」と題した催しで、闘争後も補給廠の動向をウォッチし続ける市民団体「相模補給廠監視団」(沢田政司代表)が主催する。監視団メンバーらが撮影した闘争の様子の写真計約100点や、当時配られたビラ、新聞スクラップ、補給廠の現況写真と模型、地図などを展示。当時の様子を約60分にまとめたビデオもリピート上映される。

 当時、日米安全保障条約締結の是非を背景に、補給廠での軍用車両の修理受け入れと送り返しは日本がベトナム戦争に加担する行為だとして、反対運動が巻き起こった。軍用車両は横浜市神奈川区の米軍施設「横浜ノース・ドック」で国外と出し入れされたが、ドックへの入り口は横浜市道。72年8月5日、重量制限に抵触するとして同市が戦車を載せたトレーラーの通行を許可せず、戦車は2日後に補給廠へ戻った。その後補給廠からドックに運ばれるのを、市民や労働運動、学生運動の勢力が阻んだ。
 同年11月上旬に日本政府が法令改定などで通行を許可して戦車が搬出されるまでの約100日間、補給廠周辺に学生や一般市民らがテントを張るなどで、にらみ合いが続いた。当時20歳の大学生だった監視団の沢田代表は「相模原でこうした動きがあったことを知る人も少なくなった。これを機会に多くの方の記憶にとどめていただければ」としている。
 午前11時~午後7時(7、8日は午前10時から)。入場無料。問い合わせは監視団(042・756・9460)へ。(岩堀滋)

50年前、何が起きたのか 8月6日から「戦車闘争」写真展
タウンニュース 2022年8月4日

 相模補給廠からベトナム戦争の戦地へ向かおうしていた米軍の戦車搬送を市民が阻止したいわゆる「戦車闘争」から8月5日で50年を迎える。当時の様子を紹介する写真展が8月6日(土)から8日(月)まで相模原市立産業会館(中央区中央)2階展示室で開催される。主催は相模補給廠監視団。
 会場には、戦車の搬送を阻止しようと座り込む市民らの様子を捉えた当時の写真などがパネル展示される。ビデオ上映もあり。入場無料。6日は午前11時から、7・8日は同10時から。全日午後7時まで。
 問合せは同団代表・沢田政司さん【携帯電話】090・2304・0259。