新着:ミャンマーに自由を連帯アクション新宿デモ

ミャンマーに自由を!連帯アクション 新宿デモに参加

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 ミャンマーの人々の闘いに心を痛めていたところ、呼びかけを受けたので事前の打ち合わせや会合などの段階から参加してきました。動画の撮影時に接続のミスで音声が入っておらず、発言内容やシュプレヒコールなどが収録できておらず残念ですが、趣旨としては下記の呼びかけをご覧ください。

詳細
■ 日時:2021年4月25日 午後3時集合・4時デモ出発
■集合:新宿駅東口 アルタ前広場
■呼びかけ:No-Vox Japan

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よびかけ文

軍政への抵抗を諦めないミャンマー民衆に連帯を!

 「クーデターで権力を握ったミャンマー国軍による「血の弾圧」―虐殺が日に日に激しさを増し、犠牲者が増えています。

 いまミャンマーでは多くの若者が命の危険を冒してまでクーデターを拒否し、「民主主義を返せ」と悲痛な声を上げ続けているのです。 ミャンマーの人々は、あと何人犠牲になれば国際社会は動くのか―と訴えています。緊急の国際的な支援と連帯を必要としているのです。

 ミャンマーで起きていることは、民主主義をかけた不服従の闘いです。この現実を目の当たりにして私たちは、沈黙していられるでしょうか。奪われた自由を取り戻すため、命がけの抵抗を諦めないミャンマーの人々への連帯を、私たちはデモをする権利を行使することで表明していきたいと思います」。

参加した感想

ミャンマーに自由を!連帯アクション 新宿デモ

 計画から実施までほとんど日のない緊急のものではありましたが、参加者は50人足らずで、たしかにまだまだです。というか、当初は「たとえ5人でもいいじゃないか!とにかくやろう」ということでしたので、今回に限っては何よりも第一に日本人として自分ができる範囲で声をあげた「とにかくやった」ということにまず意義があったのだろうと思います。

 そういう取り組みであったわけですが、その決意と心意気は別としても、仕方ない面はあるとはいえ、第二には、やはり広がりが感じられなかったという反省点はあったと思います。最初から「たとえ5人でもやる」という思いがありつつ、その逆に、とりあえず自分たちで声をかけやすい人たち、考え方が近くて気心がしれたような部分にしか広がりがなかった。最初だから仕方ないところがありますが、一歩間違えれば、ちゃんと声をあげたぜ!という「アリバイ闘争」や「自己満足」、いわば「正しいんだからそれでいいんだ」という世界に入ってしまいかねないなと思いました。

 今後は、今までミャンマーについてほとんど知らなかった他の人々とも声をかけあって認識を深めて、私たちなりの独自な内容でも行動していくこと、NPOメコン・ウォッチなど、以前から地道で真面目な国際支援活動を続けてこられた市民活動への協力や、各種取り組みへの参加を検討していくべきではないかと思いました。

「ミャンマー国軍の資金源を断て」連続アクション(FoE Japanより)

 第三に、デモの形態ということでいうなら、やはり準備不足でアピール力や勢いがなかった。そういえば事前準備もミャンマーについての学習や内容的なことはやったけれど、そういう具体的なデモの準備などはほとんど何もしていなかったなあと。例によって公安私服刑事が監視に来てたけど、「これは多勢に影響のない安全パイだな」的なリラックスした感じで、一時の反原発集会を監視弾圧していた公安のような緊張感がなかった。一言でいうと完全に舐めた態度でした。

 第四に、コロナ対策に関してです。デモ当日はコロナによる「緊急事態宣言」の初日にぶつかりました。もちろんコロナどころか銃口の前に非暴力で身をさらし、命をかけているミャンマーの民衆に対して、後述のようにこの事態に責任の一端を負う日本人として、「宣言が出たから中止します」とはなりません。これは絶対にいわゆる「不要不急」のお遊びではない。文字通りの緊急行動です。

 ただそうは言っても、だから何をしてもいいんだということにはなりません。これも準備不足の一つなのですが、たとえ菅政権のコロナ対策が「自粛」強要ばかりに偏った無能無策だとしても、それを批判するのは当然ですが、その政府の無策の中で自分や仲間の身を守ることは必要です。私は個人的にマイクアピールの際にマイクを覆う交換(使い捨て)用のビニールや消毒アルコールを持って行って使用しましたが、こういう対策が事前に全体化されていなかった。

 最後に、余談になるのかもしれませんがデモ終了後の交流会について。昔っから会場は居酒屋とかの酒の席になるのがならわしでして、かつてはそれでなんの問題もなかったわけですが、最近はそれでは参加しにくいという声もたまに聞きます。

 まあ飲めない方は飲まずに、割り勘で支払額を調整するとかすればいいのではとか、「そんなに責めなくてもいいじゃん」と考えていた時期が私にもあるのですが、さすがに「第三者には全くわからない話で盛り上がっているおじさん達」ばかりが主役の酒宴に同席するのも苦痛になってきました。
 そういうのは顔なじみだけで少人数の二次会をやっていただくとして、仮にもデモ後の「交流会」というなら、ちゃんと交流会として考え直す時代に入っているのではと思います。特に若い人々や女性の割合が高い場合など。別に責めてないけどちょっと問題意識をもってほしい。

中途半端な政府の態度に心を痛める

 日本人の立場から、特に書いておかねばならないと思うことがあります。

 一応の「民政移管」から10年、もともとミャンマー情勢に詳しいわけではない。それでもクーデーター直後からの命がけの抗議、さらには在日ミャンマーの方々が「ODAで軍政に資金提供をしないで」と外務省前で悲痛な叫びをあげる姿などを報道で知り、日本人の一人として、何も声をあげないことに対する罪悪感がありました。

 クーデター後もミャンマーへの多額のODAや経済投資を継続している国は、第一に中国、第二にロシア、そして残念ながら第三にわが日本です。ロシアについての論評は見ませんでしたが、スーチー氏らとも良好な関係にあったはずの中国については「軍政と民主派のどちらにころんでも影響力を残せるようにパイプを維持しているのだろう」という論評を見ました。日本はどうでしょうか。態度をはっきりさせているのでしょうか。

 もちろん日本政府も形の上ではクーデターを批判はしていますが、文字通り国際世論に「歩調をあわせた」程度のものにすぎない、本気度が感じられないものに思えます。デモまでの過程で、ミャンマー情勢に詳しい方に話をきいて勉強もしたのですが、元々日本は軍政時代から、かなり国軍に甘くアウンサンスーチー氏らとは距離をおいていたのですね。

 そのことを如実に示しているものとして、駐ミャンマー日本大使だった山口洋一という外務官僚が、まさに軍政時代に出版した本があります。氏は同書で世界中から非難されている軍政とその幹部たちを「親日である」などと人権ではなくヤクザの縄張り争いみたいな発想で擁護し、さらには「ミャンマー人は軍政を評価している」と説いています。軍政下で利益を得る金持ち上流階級ならいざ知らず、著者はミャンマーの一般民衆や、軍政に殺された人々の墓前で同じことを言えるのでしょうか?きっと著者の頭の中ではそんな力なき民衆は、生身の人間ではなく単なる統計上の数字に過ぎないのでしょう。

 実は同書出版の数年前に、日本人と世界に宛てたアウンサンスーチー氏の手記が毎日新聞に連載形式で掲載されて国際的にも注目され、手記の内容が世界中に配信されるという、日本人を自任するなら大変に誇らしいことがありました。ですが外務省はそれを応援するどころかむしろ「よけいなことをするな」とばかりに連載に圧力をかけたという担当記者の回想を読んで大変に驚きましたが、なるほどこういう官僚が対ミャンマー政策を担っていたのですから、むべなるかなです。

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 民政移管後は軍とスーチー氏らが、いわば権力を分割するような体制になっていたわけですが、このような経緯から、日本はむしろ軍政部分とのパイプが古くから続いてきたということです。
 「日本ミャンマー協会」というのがあって、「両国間の親善を強化発展させ」ることを目的にしているそうです。さぞかしこの協会の方々は、今回の軍事クーデターには怒髪天をついて怒っておられるのだろうなと思うのですが、最高顧問である副総理の麻生太郎さんをはじめ、「冷静な対応」で具体的な行動は特にみられません。
 民主化支援の市民団体などの方の話では、軍政時代からの外務所のお決まりのセリフが「軍を刺激するのはかえってよくない」だったとか。今回もそうなのでしょうか。

 国際世論へのアリバイ的なリップサービスだけで何を言おうとも、軍政側から日本の対応を見れば、「事態を鎮静化させれば日本は投資を続けてくれる」というシグナルを送り続けているも同然です。それは中国やロシアも日本と同じ態度と発想なんでしょう。うがった見方をすれば、クーデター政権が続けば、中国の影響力が強まってしまいかねないから、日本も「バランスをとって」これにいっちょかみしておくといった、他国の民衆の自由や人権なんて二の次の統計上の数字でしか考えない、あの悪名高き「国益優先」「新植民地主義」の発想があるのではないか

私たち日本人ができること

ミャンマーに自由を!
クーデターに立ち向かうミャンマー民衆(出典:東京新聞)

 あまり長々と繰り返してもしょうがないので結論を言うのであれば、現在の日本外交はアジア同胞に対し、かつて帝国主義列強と一緒になって植民地の分捕り合戦を続けていた時代、その植民地政策の一環としてミャンマー(ビルマ)の独立運動をてこ入れして縄張りを広げようとした、そんな戦前のアジア侵略政策の時代とさして発想や考え方が違わないということではないでしょうか。

 そんなことはない日本は自由と人権を重んじる国だというのであれば、日本が財務大臣でもある麻生さんが先頭にたってやるべきことは、第一にODA援助をただちに全面中止し、クーデター側には未来永劫日本の税金はびた一文たりとも渡さない。お前たちに未来はないと、強烈な態度で示すべきだと思います。その上で、第二に軍政側がクーデーターで立ち上げた「国家行政評議会」ではなく、昨年11月の総選挙で選出された議員によって構成される民主派の臨時政府「連邦議会代表委員会(CRPH)」をミャンマーの正統政府として認め、その流れを世界的に主導していくべきです。

 「ミャンマー情勢はますます混迷の度を深めている」(新潮)なんていう他人事みたいな論評はもういいです。日本の私たちがやらなければならないことは、国際世論と一緒に、私たち日本人も世界から孤立せずに国際世論の一部となって、こういった日本政府の態度をあらためさせていくことだと強く思います。

   

行動案内
#ミャンマー国軍の資金源を絶て!ストップODA ダイイン @外務省前
2021年5月21日(金)18時30分~17時30分 外務省前集合

ここまで読んでいただいてありがとうございます!

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