講座】環境正義を考える ―環境被害と人権、そして脱植民地化/オンライン


イベント詳細

このイベントは13 9月 2022に終了しました


 SDGs や気候変動問題への注目の中、環境被害が先住民族や途上国の人々、国内の周辺地域など社会的弱者・少数者に集中している実態や、その是正への取組みに注目が集まりつつあります。この講座では、「環境正義」という視点から、国内外の諸問題を取り上げたいと思います。

■ 日程:2022年5月24日開講 全5回
 月1回火曜(第2回のみ月曜)19:00 ~ 21:00

■ 会場:オンライン開催(zoom 使用)

■ 参加費:
 通し 一般4,000 円 会員3,500 円 25 歳以下2,000 円
 単発 一般・会員1,000 円/ 回 25 歳以下500 円/ 回

■ コーディネーター:
・宮内 泰介(さっぽろ自由学校「遊」共同代表、北海道大学教員)
・小泉 雅弘(さっぽろ自由学校「遊」事務局長)

■ 講座申込
 下記申込フォームにご記入のうえ、送信ください。
 https://ssl.form-mailer.jp/fms/2339b339737960

■ 主催:さっぽろ自由学校「遊」
 http://www.sapporoyu.org

詳細ページ:
http://www.sapporoyu.org/modules/sy_course/index.php?id_course=818

講座内容

第1回:2022年5月24日(火)
アメリカ核開発の現場から環境正義を考える

講師:石山 徳子(いしやま のりこ)
明治大学政治経済学部教授 専門は人文地理学、地域研究(アメリカ合衆国)
 アメリカ合衆国の核開発の現場は、先住民族の居留地や生活圏の付近に集中している。そのような不公正は、なぜ、どのように生じるのか。本講義では、現場の歴史地理をたどりながら、環境正義について考えてみたい。

第2回:2022年6月20日(月)※この回のみ月曜
マーシャル諸島 終わりなき核被害を生きる―「核の正義」を求めて
講師:竹峰 誠一郎(たけみね せいいちろう)
明星大学教員、主著『マーシャル諸島 終わりなき核被害を生きる』(新泉社)。
 米核実験場とされた中部太平洋のマーシャル諸島で、人々はどう生きてきたのでしょうか。核実験被害を掘り下げながら、「小さな島」の問題としてではなく、日本社会の関わりも見つめます。

第3回:2022年7月12日(火)
福島原発事故避難者の訴訟に見る 環境正義・環境不正義

講師:関 礼子(せき れいこ)
立教大学社会学部教授(環境社会学)
 もし重大な原発事故が発生したら、国・電力会社は被害者をどう扱うのか。福島原発事故避難者の訴訟で展開された、厳粛な法廷での「何かおかしい」を振り返りながら、環境正義とは何か、環境不正義とは何かを考えます。

第4回:2022年8月9日(火)
沖縄の米軍基地と環境問題―国際社会で訴えるということ

講師:吉川 秀樹(よしかわ ひでき)
Okinawa Environmental Justice Project 代表 専門は文化・応用人類学
 沖縄やんばる地域の豊かな自然が米軍新基地建設や軍事訓練により壊されている。破壊を可能にするのは「環境に影響なし」とする日本政府の主張と差別の構造だ。それに対抗する市民の国際社会での取り組みを紹介する。

第5回:2022年9月13日(火)
人びとはなぜ不法占拠者になったのか―インドネシア・日系企業による強制排除事件から

講師:笹岡 正俊(ささおか まさとし)
北海道大学教授
 インドネシア・スマトラ島で紙の原料生産を行うある日系企業(植林企業)が引き起こした不法占拠者の強制的排除事件。なぜ人びとは不法占拠者になったのか。環境正義にかなった土地紛争解決とは?

ここまで読んでいただいてありがとうございます!

AIコースケと議論しよう! この記事への質問・一言コメントをどうぞ

●AIの回答は、必ずしも正確とは限りません。また、回答は執筆者の見解と必ずしも一致しない場合もありますので、参考としてご利用ください。
●回答には文字数制限があるため、内容が簡潔になります。また、制限を超えると途中で打ち切られることがあります。