by jrl アニメ
本当は年末に投稿する予定でしたが、サイトメンテナンスのため投稿が年内に出来ませんでした。本投稿をもって新年のご挨拶に代えさせていただきます。
遅くなってしまいましたが前年末までのアニメをレビューしたいと思います。
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Contents -このページの目次-
「三月のライオン」
今年放映されていたアニメの2期目です。将棋と日常、ギャグシーンとシリアスシーンの差が楽しませてくれます。年明け以降もまだまだ続きます。
「血界戦線&Beyond」
昨年放映されていたアニメ2期目です。1期目と監督が変わり、各キャラクターに軸足が置かれた話が主に展開されていました。最後の2話は原作でもとても人気が高いエピソードだそうですが、それも頷ける内容でした。
「キノの旅 -The Beautiful World-」
13年前にアニメ化されたライトノベルの再アニメ化です。13年前に放映されたアニメを私は良く知りませんが、とても寓話的な内容が多く、観ていてとても考えさせられます。「迷惑な国」「船の国」「電波の国」「大人の国」あたりのエピソードが、まさに現代の日本を映しているようでとても考えさせられました。
「宝石の国」
月刊アフタヌーンで連載されている漫画が原作のアニメです。独特な雰囲気の漂うアニメです。最後気になる終わり方をしましたが、まだ続くのでしょうか。
「少女終末旅行」
「くらげパンチ」にて連載されているWeb漫画が原作のアニメです。荒涼としつつも淡々と進んでいく旅、その途中で細々と生きる人々との出会いなど、穏やかに進みながら示唆に富む内容でした。文明が滅び去った世界で、現在の文明をよく知らない人間から我々の文明はどのようにみられるのでしょうか。
「いぬやしき」
「GANTZ」を手掛けた奥浩哉さんがイブニングで連載していた漫画が原作のアニメです。他者を救うことに生を見出した者、他者を殺すことに生を見出すもの、それぞれの善と悪にはっきりとわけられるものではありません。獅子神が最初に殺人を重ねた理由がはっきりしないのが不気味でしたが、案外人を殺すことに大した理由は必要ないのかもしれません。結局2人を機械化した者の正体は何だったのでしょうか。
「十二大戦」
「物語シリーズ」の原作を手掛ける西尾維新さんの小説が原作のアニメです。西尾維新原作のアニメだと思って観たらがっかりさせられました。各々の回想シーンが長く、台詞回しも西尾維新らしい独特のものですが、戦闘シーンは割とあっさり終わります。
「おそ松さん」
2015年に放映されたアニメの2期目です。前クールよりネタのインパクトが薄くなった気がしますが、それでもジブリネタなど、わりと危ないネタを使ってきます。年明け以降も続いていくので観ていきます。
「タイムボカン 逆襲の三悪人」
昨年放映されていたアニメの2期目です。前クールとはかなり設定等が変わっており、よりタイムボカンに近づいています。
子供向けのアニメでわりと史実を元にしているのですが、ネタが全く子供向けではありません。上記「おそ松さん」よりネタの際どさは上で、「けものフレンズ」の原曲が登場したときはさすがに度肝を抜かれました。年明け以降も続くようなのでまだまだ観続けていく予定です。
「Evil or Live」
中国の雑誌で連載されている漫画が原作の中国製アニメです。題材が面白そうでしたのでひとまず観てみました。作画、シナリオ、台詞回し、終わり方全てに物足りなさを感じ、日本のアニメと比較するのが難しいのですが、個人的には不思議と悪くないと思えました。
最近、中国でアニメ産業の発展がめざましく、日本のアニメーターが中国の企業に高い報酬で引き抜かれているというニュースを聞きます。かつての「三文字作画」という言葉に代表されるように、中国や韓国アニメといえば否定的に受け取られるイメージが強かったわけですが、そう遠くないうちに中国や韓国で世界のアニメファンをうならせる高クオリティのアニメが製作されるかもしれません。
(番外編)「Godzilla 怪獣惑星」シン・ゴジラとあわせて
怪獣惑星
言わずと知れたゴジラをテーマに「魔法少女まどか☆マギカ」の虚淵玄さんが脚本を手がけたアニメ映画です。鬱展開を得意としている虚淵玄の魅力が存分に発揮されていて、アニメとしては面白いと思えます。しかし、ゴジラを求めて観るとがっかりします。全3部作ということで来年も鑑賞したいと思います。
シン・ゴジラ
ところで、昨年「シン・ゴジラ」が公開されていましたが、ゴジラ好きとしても私はとてもおもしろいと思えました。
庵野秀明監督はとてもひたむきにゴジラと向き合い、制作したのだと感じました。ゴジラの造型やストーリー展開は初代ゴジラへのリスペクトが感じられ、これまでのゴジラ作品を知っていると思わずほくそ笑んでしまう要素が溢れています。
しかし、それが高じて、不審船の下りやある登場人物の出自など必要性に疑問を感じる設定や要素もありました。また、後半の「日はまた昇る」のようなメッセージ性が強すぎて、受け止め切れないところも少しありました。
公開当初、国会をデモ隊で取り囲むシーンが国会デモをバカにしているという批判がかつてありましたが、ストーリーに全く関係しないので私はあまり気になりませんでした。
しかし、前半の決定プロセスの冗長さは、日本人にとってはリアリティがあっても、日本社会にあまり馴染みがない観客にはただ退屈なだけだろうということも容易に想像が付きました。
何れにせよ、「ゴジラファイナルウォーズ」の悪評を払拭して余りある作品であることは保証します。
年明けからは「だがしかし」の2期や「ポプテピピック」などを観る予定です。
本年もよろしくお願いいたします。
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