テント「土地明渡請求訴訟」取り下げを求める請願書
経済産業大臣 茂木 敏充 殿
2013年5月10日
経産省前テントひろば
私たちは2011年3月、福島第一原子力発電所(以下、福一原発)において“原発人災”を引き起こした貴省の重大なる責任を看過することはできません。「子や孫そして未来の子どもたちに放射能汚染・放射性廃棄物など“負の遺産”を遺すことはできない」という強い決意を持って“脱原発テント”を設置しました。
国民の大多数は、人類が制御できない原子力に頼らない未来を築くためにも、直ちに全ての原発を止めるべきだと考えています。
当テントは、原発に対する国民の生の声・異論がじかに届く貴重な場となっています。従って、テント撤去につながる土地明渡請求訴訟の「取り下げ」を請願するものです。
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『経産省前テントひろば応援団』参加の呼びかけ
いま、「経産省前テントひろば」に、新たな攻撃が加えられようとしています。
2011年9月11日から、経産省前テントひろばは、全国の、全世界の脱・反原発運動の支えとして、まさに共同の広場として、今日まで597日間、経済産業省の一角に立ち続けています。
このテントの存在は、2011年3月11日、経産省が推進し、認可した、福島原発大爆発事故に対する抗議の意志表示でありますが、福島原発事故の被災者をはじめとする原発立地の人々、原発の廃絶を願う全国の人々が集う市民的交歓の場であり、自らの抗議の意志を顕し、声を挙げる非暴力・直接民主主義実践の場となっています。
ところが、政府は福島原発事故に対する自らの責任を顧みることなく、「(土地)明け渡し請求訴訟」を東京地裁に申し立てました。
自民党政府と経産省の原発推進政策による、原発事故の責任は極めて重大なものがあります。まだこの事故は収束など出来ておらず、事故の原因等についてもほとんど解明されていません。にも関わらず国策としての原発をさらに強引に進めようとして、世論によって止められている原発を、再稼働させようとしています。
その動きの準備としての今回の「明け渡し請求訴訟」です。私たちはこの国による「経産省前テントひろば」に対する攻撃を、座視するわけにはまいりません。何故ならこのテントは、脱・反原発を願う全ての人々の想いが共有しているものだからです。
私たちは、脱・反原発を願う人々の、共同の広場としての経産省前テントひろばを、全国民的な希望で支え、応援したいと思います。
原発の速やかな廃絶と廃炉を願う、全国・全世界の人々の熱い思いによって、「経産省前テントひろば」を守り抜きましょう。
「経産省前テントひろば応援団」へのご賛同・ご参加をお願いいたします。
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呼びかけ人(あいおうえお順)
落合恵子(作家)
鎌田 慧(ルポルタージュ作家)
神田香織(講談師)
澤地久枝(作家)
瀬戸内寂聴(作家)
中嶌哲演(僧侶)
広瀬 隆(作家)
ミサオ・レッドウルフ(イラストレーター)
6・3「脱原発テント裁判を考える講演会」に参加を
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