釜ヶ崎労働者の住民登録抹消 反対署名を提出

大阪市役所
大阪市役所

15日、大阪市への住民登録抹消反対署名の提出行動が行われ、同時に記者会見が開かれました。
この行動に参加された日雇労働者たちの労働組合である、釜ケ崎合同労働組合の報告ビラを転載します。

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大阪市役人の妨害をはねのけて署名を提出したぞ!!

大阪市の市民・労働者に対する暴力を許さないぞ!
大阪市役人の暴力に負けず署名を提出!!

 労働者の皆さん、昨日バスに私達釜ケ崎合同労働組合の呼びかけで、バス。地下鉄・自転車に分かれて、大阪市へ抗議行動・記者会見・署名提出の行動に行ってきました。ふるさとの家の皆さん、長居公園・扇町公園、西成公園の野宿者の皆さんや支援団体も駆けつけてくれました。

 大阪市役所前で住民登録末梢反対の抗議行動をした後、市役所に入ろうとすると、またまた大阪市のワンパターン、ガードマンを入り口に立て、入ろうとする我々を妨害します。妨害に負けずロビーで集合し、5階の記者会見場に行こうとすると、役人は、大量のガードマンを繰り出し、後ろに大阪府警のポリ公を待機させて、ロビーの入り口をふさぎ、私達をロビーに監禁してきました。そして約束をやぶって大阪市の記者会見場を閉鎖しました。大阪市役所内は、戒厳令でもひいたかの状態、暴力で労働者の闘いを押し込めようとしたのです。

 それならと、ロビーで記者やテレビを集めて、参加者全員で記者会見をやりとげました。そして市長の部屋に署名提出するため、ロビーの入り口に立ちはだかるガードマンやポリ公との対決になりました。

 「大阪市は、労働者をごろつき扱いするな!」「通さんかい!]「ポリ公は市役所から出て行け!」「釜ケ崎をなめるな!」「住民登録抹消されるもんの気持ちがわかるんか!」労働者の怒りの声が、市役所中にひびきわたりました。

 ビビリきった施設管理課の役人とガードマンは、たまたま情報公開を取りに来てロビーにいた女性たちをも、ロビーから出さず、それに抗議する女性たちに暴力をふるい押し倒しケガをさせたのです。大阪市役所は、暴力団の巣か!!

 我々参加者は、「ガードマンをどかせ、我々を市民として扱うまで帰らない。署名も提出しない。」と座り込んで頑張りました。施設課長は、泣きそうになりガードマンや市の職員をロビーの入り口からどけました。[これからこんな暴力はやらないし労働者を敵のように扱わないことを検討する]と施設課長が言ったので、署名を提出しました。炊き出しを支援する会も署名を提出しました。労働者の力で、役人の妨害を突破したのです。

 その後西成区役所に行き、削除予告通知所を担当の役人に突っ返しました。
 労働者の皆さん、大阪市に負けず労働者の団結と根性でいで闘っていこう!

釜ケ崎合同労働組合